一話へJUMP

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頑張った向こうには 33 最終話

優子

まぶしさを感じ目を開けるとカーテンが開いていて
朝の陽の光が私の顔に降り注いでいた

昨日閉めなかったっけ?

まだボーとしている頭で思い出そうとしていると
下半身にけだるさを覚える

・・・・そうだった・・・私昨日・・・・

逆を向くとすやすや眠るにゃんにゃん

「綺麗・・・・」

寝ていても美人は美人なんだと思う

この一週間同じベットで寝ていたけど
朝は早く起きて仕事に行っていなかったり
ゆっくりの時でも先に起きて慣れない家事をしてくれていたから
こんなにゆっくり寝顔を見たことが無かった

少し上体を起こし上から顔を眺めていたら
自然と顔に手が伸びていた

スベスベの肌・・・・このぷくっとした唇に・・・

指で唇をなぞっていたら

「んん・・・・・」

慌てて手を引っ込めると
にゃんにゃんの目がゆっくり開く

「お、おはよう(汗)」

「おはよう・・・・キスしてくれるのかと思って待ってたのに」

「起きてたの(汗)」

「優ちゃんの手温かくて気持ちよかったからね」

そう言って起き上がるとチュッとキスされた

「おはようのキス(бвб)」

「うん・・・」

「シャワーしてご飯行こうか」

「うん」

先にベッドから立ち上がるにゃんにゃんはもちろん裸で
完璧なボディラインに見入っていたら

「見すぎだし(笑)早く行こ」

慌てて布団をめくり立ち上がろうとしたら

「あっ・・・・(汗)」

見られたくなくてその上に座りにゃんにゃんの方を見る

「隠さなくていいよ
二人が結ばれた証なんだから」

「うっ・・・・」

すごく優しい顔で微笑んでいた

「陽菜に初めてをくれてありがとう
一生大切にするから」

「・・・・・」

「どうしたの?」

「にゃんにゃんはそんなに綺麗で
仕事も出来てなんでも持ってるのに
何で私だったの?
他ににゃんにゃんに似合う人は沢山いたでしょ
私なんてまだ高校生だし世間の事何にも知らないし
それにチビだし・・・・絶対に妹にしか見えないじゃん」

「そうだね妹だね」

「あぅ・・・・やっぱり・・・」

「みんなは妹だと思ってるけど
陽菜は一度だって妹として見た事無かったよ
優ちゃんの方が陽菜の事お姉ちゃんだとしか思ってなかったでしょ」

「だってママからそう言われてたから・・」

「だから陽菜は離れようとしたのに優ちゃんがグイグイ来るから
気持ちが抑えられなくなっていったんだからね(笑)」


「あの頃は妹と認めてもらうために頑張ってたから・・・
ごめんね」

「だから陽菜も頑張った、お姉ちゃんじゃなくて
恋人として好きになってもらうために」

「でも篠田先生の方がにゃんにゃんには似合ってるよ」

「似合うとか似合わないとか誰が決めるの?
陽菜は優ちゃんを好きになって
優ちゃんが欲しいと思ったからこうやって抱いたんだよ
それなのに優ちゃんは人から似合わないって思われるのが嫌で
陽菜と別れるの?また妹に戻る?」

「いやだ・・・戻りたくない!
にゃんにゃんの恋人でいたい」

「だったら陽菜って呼んで」

「あうっ・・・」

「優子お願い!頑張れ」

「は・・・るな・・・陽菜、陽菜、陽菜・・・ううぅ」

「なーに(бвб)」

「好き・・・大好き!」

「陽菜も優子が大好き」

そう言ってギュッと抱きしめてくれてるんだけど
お互い裸なわけで・・・(汗)

「にゃっ、にゃんにゃん(汗)」

「ん?」

「て、手が(汗)」

何故かにゃんにゃんの右手が私のおしり辺りをサワサワしていて・・・

「肌もスベスベで触り心地いいよね(бвб)」

「えーと・・・早く服着てご飯行こう(汗)」

「ん〜・・・まだ一時間余裕あるから
少しだけ・・・ね(бвб)」

ねっ・・・て(;´-∀-)

「む、ムリムリ、朝からとか無理だから(汗)」

「大丈夫、優ちゃんなら出来るから」

「いや、出来ないから(汗)」

「むぅ・・・わがまま」

プ〜と頬を膨らませ唇を尖らせるにゃんにゃん

不覚にも可愛いって思ってしまい顔がほころんでしまった

「ふふ、いいって事だよね」

「ウエッ(汗)ち、ちがっ・・・うわっ!」

そのままベットへ押し倒され

「陽菜の為に頑張って(бвб)」


頑張るの意味が違うんですけどー(涙)


と叫ぶ前に唇を塞がれた


はぁ・・・大島優子

にゃんにゃんと幸せになるために頑張ります(泣)


おしまい


http://mblg.tv/puna/category/39/?p=7

頑張った向こうには 32

頑張った向こうには 31

陽菜


「わぁーお風呂も広いね(-∀-`)
うわぁーにゃんにゃん見てみてアメニティ全部
ミッキーの絵がかいてあるよ♪
これ持って帰ってもいいやつだよね
どうしよう、使うの勿体ないよ」

「一応バスセットは持ってきてるから
そっち使う?」

「いいの?さすがにゃんにゃん用意万端だね(´-∀-)
これお土産にあげようかな絶対に喜ぶよ♪」

持ってきたアメニティグッズを取りに行って戻ると

「これってここで洗ったらベチャベチャになっちゃうよ(汗)」

「ふふふ、体洗うのはそっちのシャワールームで
こっちの湯船には浸かるだけだよ」

「そうなんだ、にゃんにゃんて物知りだね凄いね(´-∀-)」

子供みたいにはしゃいでる優ちゃんを見てると
スイートが空いててよかったって思う


湯船にお湯を溜めながら二人でシャワールームに入り
先に優ちゃんの髪を洗ってあげる

「にゃんにゃん上手、凄く気持ちいい(-∀-`) 」

「たまに子供たちにしてあげてるから」

「いい先生だね(-∀-`) 」

「有難う(бвб)」

「次は私ね、上手にできるかな(汗)」

「ん、気持ちいいよ」

「エヘヘかゆい所はございませんか」

「大丈夫です(бвб) 」

体は各自で洗って湯船へ
丁度いい具合に溜まっていた

先に浸かると反対側へ行き向かい合わせで座ろうとするから

「こっちおいで」

手を差し出し同じ方向を向かせて膝の上へ座らせる

「重くない(汗)」

「お湯の中だから大丈夫だよ
少しずれるね」

足を延ばしてもゆったりな浴槽に深く入り
胸まで浸かれるくらいに寝ころぶと
優ちゃんの首が陽菜の肩辺りにきて丁度いい形になった

「優ちゃんとこうやってお風呂に入れるなんて
思ってもいなかった」

「銭湯とか行けば入れるよ(-∀-`) 」

「そんな所ではこうやって引っ付けないでしょ」

「う、うん・・・」

「見た目より筋肉質なんだね」

太ももとか腰回りやお腹には
いい筋肉がついていて固くなくていい触り心地(бвб) 

「あうっ・・・にゃんにゃん(汗)」

変なところは触ってないのに
体を強張らせてるのがわかる

「上がろっか」

「うん」

焦っちゃダメ陽菜、ここはまだ我慢

バスローブを羽織いソファーに座って水分補給

「何飲む?」

「お水」

冷蔵庫からペットボトルを取り出し
コップと一緒に渡したけどそのまま口飲みしてる優ちゃん

「私にもちょうだい」

受け取るとそのまま口を付けた

「あっ・・・・(;´-∀-)」

「ん?なに」

「えーと・・・何でもない」

もうキスだってしてるのに間接キスで慌てるなんて
なんて可愛いんだろう(бвб) 

もう一口水を口に含み隣に座る優ちゃんにキスをする

「んっ・・・」

「ふふ、下手くそ(笑)」

「いきなりするからだもん(汗)」

「零れちゃったね、脱ごうか」

ガウンの紐を解こうとしたら手を掴まれたから
優ちゃんを見るとハの字眉をしていた

「ベットへ行こう」

立ち上がり手を差し伸べるとその手を掴んでくれたから
嫌じゃないんだと確信を持てた

電気はつけずに月明かりだけの部屋

立たせたままバスローブを脱がせ

「陽菜のを脱がせてくれる?」

ゴクンと唾を飲む音が聞こえ紐に手をかけ解くと同時に
肩を少し動かすとガウンはするりと下へ落ちた


目のやり場に困っている優ちゃんの顎を持ち
上を向かせゆっくりと唇を落とした

頑張った向こうには 30

陽菜


朝イチで帰ろうと思ってたけど

一日ではとても回れないからすきを見て
もう一人の先生にメール攻撃してなんとか夕方までOKを貰った

それにせっかくここに泊まるんだし・・・・
やっぱりねぇ(бвб)


たまたま昨日病気かなんかでキャンセルになった部屋が空いていて
二番目に良いスイートで値段をまず言われたけど
仕事がドクターだとわかるとその後はスイスイ決まっていって
パックでファストパス時間なしとショー優先券も付けてもらってよかった


いちいち喜んでくれてはしゃぐ優ちゃんの
可愛い笑顔を見ているともっとしてあげたいって思う

ほんとはね日帰りでも良かったんだけど・・・
もう、我慢できないから
出来るだけいい思い出になるようにって思ってたら
こんなにいい部屋が取れて陽菜ついてる(бвб)

最後のショーを見終わって膝の上に座ったままの優ちゃんの首筋に
唇を落とす

「にゃ、にゃんにゃん(汗)」

「陽菜は優子が好き・・・優子は?」

「私は・・・・」

「まだお姉ちゃんとしか思えない?」

「・・・・・」

「そっか、だったらもう何もしない・・・キスもしないから
今までごめんね」

「キスもしないの?」

「姉妹でキスするとか変でしょ」

「・・・・・・・」

「先にお風呂入ってていいよ
私はちょっと出てくるね」

優ちゃんを膝からおろし部屋へ入り財布と携帯を持つと

「っ・・・やだ、行かないで」

走り寄ってきて服の端をつかむ優子

「ごめん・・・今は一緒にいられない・・・わかって」

「やだやだ、行かないでよ一緒に居てよ」

「頭冷やしてくるだけだから、戻ってきたらお姉ちゃんに戻るから、ね」

「お姉ちゃんに戻んなくても良い・・・

今日一度もお姉ちゃんだって思わなかったもん

にゃんにゃんといてすごく楽しかったし
手を繋いでくれたときすごくドキドキしたし

キスされるのも全然嫌じゃないしにゃんにゃんの唇柔らかくて
プルプルでもっと触れていたいって思うから・・・ぅう・・」


引いて成功(бвб)

「陽菜のこと好き?」

「すき・・・・」

「恋人として?」

コクンと頷く優ちゃんを引き寄せ

「仲直りのキスしていい?」

「うん」

陽菜を見上げ目をつむ優子

まつ毛長いんだ・・・

ゆっくり唇を落とし啄むように何度も何度も繰り返す

「はぁっ・・」

息をするのに口が少し開いたから
素早く舌を滑り込ませ一気に激しいキスに変える

「んっ・・・クチュッ・・ふぁっ」

がくがくしてきたからゆっくり離れ見下ろすと
なんとも言えないくらいトロンとした顔があって・・・

そのまま抱き上げベットへ運ぶ

「やっ・・・(汗)」

「いや?陽菜は優子が欲しい」

「っうぅ・・・汗かいてるからお風呂入りたい(汗)」

「全然汚くないよ」

「初めてだから・・綺麗な体を見て欲しい・・・」

そうだよね初めてだもんね

「わかった、一緒に入ろう」

「う、うん・・・
えーとね、お風呂では嫌だよ」

す、鋭い(汗)

「わかってる、洗いっこしよ」

「うん(-∀-`) 」

ふぅーまだ時間早いし仕方ない・・・
せっかくのスイートだもんもう少し楽しんでから

最後のお楽しみと行きましょうか










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