そうか・・・友達ならいいんじゃん
そうだよな、女同士なんだから友達は変じゃないよな

そっか・・・・なーんだ・・・簡単じゃん(笑)

次の日朝早くに登校して心の準備をして待っていると

「おはようー」

元気な声とともに入って来た片割れの方
名前なんだっけ?
知らないけど人を射んとせば先ず馬をいよだよな

「おはよう(-∀-`) 」

「・・・・・おはよう・・・・」

眉間にシワを寄せながら挨拶してくる・・・ガチャピン?

「私、大島優子一年間よろしくね」

「峯岸みなみです・・・・」

「みーちゃんて呼んでいい?」

「いいけど・・・」

「私の事は優子でいいよ」

「・・・あんまり関わり合いたくないんだけど」

「どういう意味?」

「ほら、取り巻きがいるから虐められたらいやじゃん」

「そんな人達もういないから(-∀-`) 」

渾身の笑顔でアピールすると

「まあ、私はどっちでもいいけど・・・」

ドアに背を向けていた私を通り越し

「陽菜おはよう(ΘωΘ) 」

「あ、みーちゃんおは・・・・」

私に気づき躊躇する小嶋さん

すかさず振り返り

「おはよう(-∀-`) 」

「おはよう・・・・」

「今日の日直頑張ろうね」

「・・・・」

そりゃーそんな顔になるよね

「日誌取に行こう!」

「えっ、ちょっ(汗)」

腕を掴み鞄を取る

「みーちゃんこれ陽菜の席に置いておいて」

「はいはい」

そのまま廊下に出て職員室へ進む

「行くから離してよ(怒)」

「こんな事前にもあったね」

「・・・・・・・」

「せっかく同じクラスになったんだからさ
一年間楽しくやろうよ」

「同じクラスでも話さない人も沢山いるし」

「今日から友達になってあげる」

「はぁ?なんで上からなの
大体、関わるなって言ったのそっちなんですけど(怒)」

そうだけど・・・・

いつも相手から寄ってくるから
どうやって友達を作ればいいのかわからない
ついつい上からになってしまうし・・・
どうしたらいいんだろう・・・

「あはは、天下の大島優子でもそんな顔するんだ(笑)」

「え?」

「そんな情けない顔初めて見た(笑)」

両手で顔を隠し

「うっさい、勝手に見るな」

「見るなって(笑)命令しないなら友達になってあげてもいいけど」

「それこそ上からだろ
それにどれが命令なのかわからない・・・」

「・・・・・意外にバカなの?」

「は、陽菜に言われたくないね(怒)」

「みーちゃんと仲良くなれるなら友達になってあげる」

「わかった」

教室へ戻ると心配そうな顔をしたみーちゃんが寄ってきた

「陽菜大丈夫だった?」

「何が?」

「何がって・・・」

私の顔を見ながら言いにくそうにしてるみーちゃん

「今日お昼一緒に食べることになった(-∀-`) 」

「そんな事言ってないし(бвб)」

「大勢で食べた方が楽しいよね、みーちゃん」

「陽菜がいいならいいけど・・・」

「仕方ないなー・・・お試し期間だからね」

よし!

友達への第一歩ゲットだぜ(-∀-`)