「おはよう(-∀-`) 」

「おはよう・・・・」

「なんか昨日凄い偶然があったみたいだね」

「そうだね・・・・」

本当に偶然なの?て喉まで出かかってたけど言わなかった

「今度私も家へ行ってもいい?」

「無理(бвб) 」

「なんでだよ(怒)」

だって私が帰るの遅いから連れて行ける日がないんだもん

「はーるな、どうだった」

「みーちゃんおはよう」

「おはようで、どうだったの(ΘωΘ) 」

「行く事になった」

「良かったじゃん♪楽しみー」

こんなに喜んでくれる友達が出来たのは凄く嬉しい
一応大島さんのおかげ?

不幸中の幸いというやつだよね


「そうだ、うち布団が二組しかないんだけど
お姉さんの分どうしたらいい?」

「自分の分は持って行かせる」

「いいの?」

「いいのいいの(-∀-`) 」

大島さんがそう言うなら甘えようかな
お金出さないでいいならこっちも助かるし





迎えた修学旅行の当日
東京駅に集合だから早く出なくちゃいけなくて

「朝早くからすみません(汗)」

「篠田早起きだから問題なし山(*`ω´) 」

・・・・・少し変なところは置いておいて

「三日間よろしくお願いします」

「楽しんできてねーあ、ゆっぴーにもよろしく」

いつもより一時間早く家を出て電車に乗る

そう言えば篠田さんどうやって来たんだろう
電車で来たのかな・・・
どこに住んでるんだろう、聞いてなかったわ

集合場所には半分ほどの生徒が集まっていた


新幹線は三人席で

「ねえ、なんで陽菜が真ん中なの」

「だって窓際がいいんだもん(ΘωΘ) 」

「私は通路側がいいから(´-∀-)」

「陽菜だって窓際がいいのに(怒)」

「一番遅かった陽菜が悪いんでーす(ΘωΘ) 」

来た順番に席を取れるなら一本早いのに乗ったのに
前もって言っておいてよね(怒)

昨日もバイトで今日は早起きしたからすぐ眠気が襲ってきて
出発と同時に背もたれを倒し寝る体勢に入る

「もう寝るのー」

「あんまり寝てないから・・・大島さんと話したいなら席代わろうか」

「私も寝るからこのままでいいよ(´-∀-)」

「二人共つまんない」

少しすね気味のみーちゃんを無視して目を閉じる



「・・・・るな・・・陽菜、もうすぐ京都に着くよ」

ガッツリ寝ていたみたいでもうすぐ京都に着くとみーちゃんに起こされた

「・・・・・ん?大島さんは」

「なんか電話がかかって来たみたいで
行ったっきり戻ってこないんだよね
何かあったのかな」

「さぁ・・・・」

「ホント他人には興味ないよね(笑)」

「あ、去年大島さんと同じクラスの子から聞いたんだけど
宿泊研修とか遠足とか殆ど行ったことが無かったのに
修学旅行に来てるからびっくりしたんだって
なんか一年生の時もそうだったみたいだよ
集団行動できない病気とかかな?」

「そんなわけないでしょ、二年生で生徒会長してたんだよ」

「だよね、なんで今回は参加したんだろう」

「さぁ?」

「陽菜に聞いた私がバカでした」

「遅くなってごめん、もう止まりかけてるから
荷物持って降りる用意しよう」

普通にニコニコして戻って来たけど
どこかおかしいって思うのは陽菜だけかな