お父さんが出て行ってから初めて妹達と離れ
旅行?に来た

それもタダで・・・・

人力車、あっちゃん達も乗せてあげたかったなー
東京にもあるけど絶対無理だもん・・・

二時間近くグッスリ寝たから体力は回復
せっかくなんだから楽しまなきゃね

何故か初めは大島さんと乗ることに

「なんか色々ありがとう」

「わぁ陽菜が素直で怖い(笑)」

「むぅ・・・私だってお礼ぐらい言えるし」

「アハッ、気にしなくていいよ
全部自分のために投資してるだけだから」

・・・・どういう意味だろう
人力車はわかるけど陽菜の旅費は関係ないと思うんだけど
やっぱり体目当て?・・・なわけ無いか(笑)


神社仏閣を見て回って何が楽しいんだろう
て思っていたけどみーちゃんと大島さんの
掛け合いを見たり面白おかしくそれにわかりやすく
大島さんが説明してくれるから意外に楽しめてる

後半はみーちゃんと人力車に乗る

「優子って頭いいよね」

「そうだね」

「全部お金出してくれてるけどさ
お金持ちなのかな
見た感じはそんな風には思わないけど」

「ふ、普通だと思うよ(汗)」

「・・・・なんで陽菜が焦ってるの?
何か知ってるんでしょ」

「知らないし(бвб)自分で聞いてみれば」

怪しいバイトをしてるなんて陽菜の口からは言えないもん




5時に旅館集合

陽菜は只々二人に付いていってただけ

でも楽しかった


「夕飯は二階楓の間で6時から初めますから遅れないように

お風呂は朝9時まで入れますから慌てず様子を見ながら入って下さい

では部屋の代表者は鍵を取りに来て下さい」


代表者?
その声とともに大島さんが前へ出ていった


「大島さんが代表者なの?」

「ほんとにあんたは・・・何も聞いてないし
しおりも見てないんだね(ΘωΘ)」

「だって見たって仕方ないし
そんな暇があるなら寝る」

「はぁ・・・じゃー三日目の神戸のホテル
二人部屋っていうのも見てないでしょ」

「・・・・なにそれ、え、でも陽菜達三人だから
誰かはシングルってこと?」

「そんなわけ無いでしょ
よその組であぶれた人とツインだよ」

「陽菜他に友達いないしどうしよう・・・」

「だ・か・ら、この峯岸様が二人にツインを譲って
あげたんでしょ」

「うそ・・・・・」

「ありがたく思えよ(ΘωΘ)」

全然ありがたくないし(汗)
大島さんと二人部屋?
夜をたった二人で過ごすってこと?

キスと胸まで触られた過去
それに確か自分のための投資って言ってなかった?

もしかして最後の夜のため?
陽菜大島さんに・・・・(汗)

「ねえ、大島さんが他のクラスの人とツインになれば良いんじゃないの?」

「それがさやっぱまだコアなファンが多いらしくて
襲われる危険性があるから怖いって言われてさ
それも一理あるな〜て私が一人になることになったんだ」

いやいや、陽菜が襲われる危険性があるんですけど(汗)


「4階8号室だったよ、行こう(-∀-`)」

荷物は部屋に入れてくれてるらしいから
手荷物だけ持って部屋へ向かう

満員のエレベーター

「4階だから階段で行こうよ
これなかなか乗れないよ」

確かにポツポツ階段で上がる人達もいる

「4階・・・・微妙(бвб)」

「夕飯のためにお腹すかさなきゃ(-∀-`)」

「そうそう、ほら行くよ(ΘωΘ)」

「もってあげる」

陽菜のリュックを持ってくれる大島さん

渋々ついて行く

「はぁはぁはぁ・・・・やったと着いた(汗)」

「体力なさすぎだよ陽菜」

冷たい目の(ΘωΘ)

だってこんなに階段登ることなんて無いもん

むぅーて拗ねてたら

「早く入ってきなよ
部屋意外に広いよ」

先に入っていった大島さん

中に入ると座ってお茶を入れる用意をしていた

「お風呂どうする?今入っちゃう?」

「後にしようよ、また汗かいたら嫌だもん」

「二度入ればいいじゃん(ΘωΘ)」

「陽菜は朝はいるからいい」

「温泉って一回入れば小野小町
二回入れば楊貴妃
三回入ればクレオパトラ
のように綺麗になるんだって」

「なにそれ(笑)じゃー四回入ったらどうなるの」

「クレオパトラよりキレイな峯岸様(ΘωΘ)」

「アハハそれいいね
でもあながち間違ってないよ
四回入るともとに戻っちゃうって言うから」

「へぇ〜」

「まあ、四回も入るとのぼせちゃうから
三回に留めておきましょうってことなんだと思うけどさ」

「そんな事まで知ってるんだ・・・・」

「一応ね(-∀-`)」

勉強だけじゃないなんて・・・何この人

「食べてからゆっくり行こうよ」

「そうだね楊貴妃でいっか」



お腹もいっぱいになり部屋へ戻ると
三枚並んで敷いてあった

「私こっちー」

「私トイレに近いからここがいいんだけど良いかな」


何故か陽菜が真ん中に・・・まあ寝れればどこでも良いんだけど

それからテレビを見てそろそろ空いてるかもって言って温泉へ


「あ、私あの日だから部屋のお風呂に入るね(-∀-`)」

「うわーせっかくの温泉なのに残念じゃん」

「気にせずゆっくり入ってきて」

「お言葉に甘えて、陽菜行こう」

「うん」

「鍵置いていっていい」

「私、早風呂だからいいよ」

着替えとコスメを用意して部屋をでた

お風呂は地下一階だからエレベーターの前で待っていると

「あ、バスタオル忘れた(汗)」

「え、さっきこれ陽菜のねって出してあげたじゃん」

「むぅ・・・忘れたんだから仕方ないじゃん
取ってくるから先に行ってて」

「おっけー早く来てね」

少し早足で部屋に戻る

入り口に鍵がかかっていたらどうしようと思ったけど
掛かっていなくてまだ入ってないんだと思い
勢い良く部屋への障子を開けると

大島さんが部屋の中で丁度ブラを取っていたところで
陽菜の顔を見て固まっていた