優子


何度もかかってくる電話

「鬱陶しい・・・」

「え?なんか言った(ΘωΘ) 」

「ううん、電話かかってきたからデッキ行ってくる」

「はーい」

乗ってすぐ寝てしまった陽菜
横顔も可愛くてキスしたくなる

でも今は友達だから・・・・

もっと先まで進んでおけばよかったかなぁー
惜しい事をした(笑)




「はい」

(お前は何をしてるんだ(怒))

「さぁ?」

(もしバレたらどうするんだ
着いたらそのまま引き返して来い)

「それこそ変に思われると思うけど」

(もし何かあったら・・・・)

「普通の修学旅行なのに何かあるわけないだろ
それに最後の思い出くらい作ってもいいいだろ」

(・・・・部屋は一人部屋に変えてもらう)

「だ・か・ら、怪しまれるって」

(もし、一人でもバレたらそいつを連れてすぐ戻ってこい、いいな)

「はいはい」

(親に向かってその返事)

ブチッ・・・・・

今までずっと言う事を聞いて来たんだ
これくらい反抗しても許されるよね


日帰りの遠足や社会見学にさへ行かせてもらえなかった
まあ、偽りの友達ばかりだったから別に何とも思わなかったけど

小嶋さんと・・・陽菜と出会ってしまったから

大島優子としてだけど陽菜と思い出を作りたい
最後の思い出を・・・



京都駅から観光バスに乗り平安神宮へ
そこで降ろされ
大きい荷物はバスがホテルへ持って行ってくれる

みんなチリジリバラバラになり好きなところへ

「せっかくだから中へ入ろう」

平安神宮の中へ入り一通り見てから金閣寺へ

「二時間コース三人でお願いします」

「二人と一人に分かれて乗るんだってどうする(ΘωΘ) 」

「交代で乗ろうか」

「ねえ、凄く高いんだけど・・・(汗)」

「優子が出してくれるって言うんだから甘えようよ」

「でも・・・・(бвб)」

「もうお金払ったからほら乗って」

「え、ちょっと(汗)」

「みーちゃん初めは一人ね」

「やったー広々―♪」

取りあえず陽菜の横をゲット


「見返り無しでもいいの?」

「そんなものいらないよ私が乗りたかったんだから(´-∀-)」

「それならいいけど・・・」

「なになに、何かしてくれるつもりだった?(笑)」

「別に何もしないし・・・」

「たまにキスさせてくれるなら
その分渡すけど(笑)」

「させるわけないじゃん
あの時は不可抗力だっただけだから(怒)」



そうだよね・・・お金でキスを買ってただけ・・・
返せないのをわかっててお金を渡していたんだから・・・