「あっ!ニャロ、今日仕事の接待が入っちゃってさ・・・
約束してたのにごめん!」

「仕事なら仕方ないですよ、頑張ってくださいね」


時間空いちゃったなー・・・

「あっちゃん今日飲みに行かない?」

「にゃんにゃんからのお誘いって珍しー!でもごめーん
予定入ってるからまた今度誘ってね」

「わかった!」

「私は空いてるけど・・・」

「せっかくだし二人で行ってきなよ!」

「えっ、あっ、うん・・・そうする?」

「いいよ、いつもの店でいい?」  

「うん」


あの時以来の二人っきり・・・


「わー臨時休業だって(汗)」

「どうする?他のお店に行く?
それとも私の家で飲む?なんか作るよ!」

「えー優ちゃん料理できるの?」

「失礼な、これでも一人暮らしが長いからね
余りものでちゃっちゃっとね!」

「凄ーい陽菜、ずっと同居だったからさ何にもできないし」

「今、何食べてるの?」

「んーと、コンビニとか、あったかいお弁当屋さんとか外食!
でも、たまにカレーとかオムライスぐらいなら作ってる」

「あっ、私オムライス好きなんだ!」

「じゃー今度陽菜の家においでよ作ってあげる!あっ!?・・・」

「どうしたの?」

「えっと・・・その・・・部屋が・・・・ない」

「えっ、何?」

「部屋が汚いの!掃除するのが苦手で・・・」

「あはっ、私得意だから今度の休みに片付けてあげようか?」

「えーそんなの悪いよ」

「お礼に、オムライス作ってくれたらいいから!」

「本当に?じゃー決まり今週の土曜日でもいい?」

「デートしないの?」

「篠田さん金曜日から出張なんだって」

「そっか!じゃー土曜日朝から行って掃除してあげる」

「よろしくお願いします」 


うふふ、あはは、見つめ合って笑う


「今日は私の部屋だね、買い物して帰ろ!」


気が付くと手をつないでいて・・・


優ちゃんの手、あったかいな・・・



帰り道のスーパーに寄った