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五人の秘書? 14

これは神様が私に下さったチャンスなんだと思う事にした

陽菜が死なないようにするには離れなければいけない

一緒に居るとどうしても甘やかしてしまう
そしたらあの悪夢の繰り返しになってしまう・・・

それだけは何としても止めなければいけない

だから中学は留学したいと両親に言って三年間日本を離れた

戻って来ても陽菜とは友達以上の関係を取らないように気を付けた

タダの幼馴染で同級生
高校も離れようと思ったのに陽菜は同じ高校を受けると聞かなかった

頭のいい名門校でいくらお金があっても入れない

私は前世の記憶があるから少々難しい問題でも解ける
でも陽菜は違う、もともとそんなに勉強も出来なかったはず

だから大丈夫とタカをくくっていたら
猛勉強の末、補欠合格で引っ掛かりギリギリで合格し
三年間同じ高校に通う事になった

なるべく一緒に行動しないように運動クラブに入り離れようとしたのに
マネージャーになって入って来た陽菜

やった事がない事だらけで先輩マネージャーに怒られながらも
文句を言わず歯を食いしばりひたむきに頑張っている姿を見て胸が痛んだ

でも陽菜の為に心を鬼にして助けなかった

陽菜の部屋に行くのも減らし
行くのは掃除をしに行く時だけにした

はじめは見て見ぬふりをするも
子供の頃から陽菜の部屋を片付けるのは私の仕事

でも転生をきっかけに徐々しないようにし
留学を期に自分でするように教えたのに

戻って来た時おばさんにお願いされた

汚さを見るに見かねて一度学校へ行ってる間に掃除をしたら
3日間家出をされたらしい
陽菜の部屋を掃除していいのは優ちゃんだけで
例えお母さんでも触らないでってね

勿論その間学校は休んでるわけで
後一日戻ってくるのが遅かったら捜索願を出すところだったのよって
笑いなが話す姿はさすが陽菜のお母さんだなーて思ったっけ

だから仕方なく・・・・
少しなら関わっても大丈夫かなって・・・

掃除をするだけだからさ、幼馴染として

大学はもちろんエスカレーター式で上に上がりまた四年間一緒
だから私はなるべく多く友達を作り二人になる時間がないように頑張った

合コンにも出来るだけ参加し
勿論ついて来る陽菜にお似合いの男がいないか品定め

私が認めた男じゃない限り陽菜に近づくことは許さない

そう思うとなかなか対象者は現れず四年間が終わりを告げようとしていた



陽「優子はどうして都知事秘書が良かったの?
あんなおじいちゃん嫌じゃん」


将来の都知事に用があるからだよ

な~んて言えるはずもなく


優「東京都民の為に何かしたいんだ」

「でも優子の家って江東区だろラッシュ地獄だな(笑)」

優「大丈夫、近くに住むから」

陽「え・・・陽菜聞いてない」



言ってしまってからしまったって思ってももう遅い


どこに住むのかいつ引っ越すのかを
私に聞かずお母さんに聞くのが陽菜の頭の良い所


絶対にダメだって反対するおじさんを
私と同じマンションなら許すと言わせる陽菜も凄いけど
折れるおじさんもおじさんだ・・・



もう一度人生をやり直しても
陽菜の死を止める事は出来ないのだろうか
留学、高校、大学と前世?とは違う所へ行き
友達も変えた


なのに・・・また秘書になってしまった陽菜

あの時と違うのは

陽菜は財務大臣ではなく総理大臣秘書になり私は都知事秘書になった事


そして少しでも陽菜の運命を変えれればと思い
あの時には無かった影の軍団を作った事


これだけ変えれば運命も変わるはず



だってあの時私は刑事だったのだから
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