陽「おやすみ(бвб) 」

優「あ、明日早く出なきゃだから朝ご飯作れないや」

陽「え、聞いてない」

優「さっき連絡が来てたのに言うの忘れてた」

陽「・・・・わかった」

優「寝坊しないようにね」

陽「うん・・・・おやすみ・・・」

優「おやすみ」


あきらかにテンションが下がってしまった陽菜
でも仕方ない最近甘くなってたから・・・


入ったのを見届け私もドアを開ける


優「はぁ・・・・・陽菜・・・・陽菜ごめん」


突き放すのなら優しくしなければいい
分かってはいるけど押さえることが出来ない時があるから困る



嘘がバレないように朝早く出ないと行けないから早めに就寝



(イヤー優ちゃん助けて(泣))
(やめろー陽菜に触るな、貴様ら全員殺してやる!)

《慌てなくてもお前も可愛がってやるから待ってろ》

(優ちゃん・・・やぁぁー)


優「陽菜!!・・・はぁはぁはぁ・・・くそぅ」


うなされて起きるのは久しぶりだった


優「嫌な予感がする」


取り返しがつかなくなる前に早めに懲らしめなきゃだな


でもそう言う予感は当たってほしくないのによく当たる


数日後



陽「ねえ、BKBって聞いたことある?」

優「へっ?」

吉「二人で調べたんだけど情報が皆無なんだよね」

菜「何それ、K-POPみたいな感じ?」

木「どこかの銀行とか?」

優「それ誰に聞いたの・・・・」

陽「今日財務大臣が官邸に来た時に総理と話してたんだよね」

吉「私たちが部屋に入ると慌てて話し換えてたから
何かなって陽菜と調べてたんだけどわからなくて」


なぜだ・・・・このことを知るのはまだまだ先のはずなのに
影の軍団を作ったことによって時系列が変わってしまったのか?

陽菜だけじゃなく由里子まで・・・
それに後の二人も知っちゃったじゃん(;´-∀-)
というか総理まで関わってたなんて・・・・


木「優子顔色悪いけどどうかした?」

優「ど、どうもしないよ」

菜「嘘だね、優子は誤魔化す時いつもどもる癖がある」

陽「何か知ってるんだったら教えて、ハッキングしてみるから」

優「ダメ!!」

吉「ゆう・・・こ?」

優「陽菜達が聞いてたって言うのを他の誰か知ってる?」

陽「どうだろう・・・あの時は私達だけだったと思う」


私は今刑事じゃないから疑われることは無い
あの時は私が刑事であることがばれて陽菜が・・・・


優「いい、陽菜と由里子は今日何も聞いてないし
みんなも今話してることは全部忘れる事!」

菜「どういう事、危ない事なら同期の刑事に調べてもらうけど」

優「ダメダメ、絶対に誰にも言ってはダメ!
どれだけ信用してる人でもだからね!」



普段怒鳴ったりしない私が声を荒げている姿にみんなビックリしてるけど
分かったと言ってくれたからとりあえずは大丈夫なはず・・・

裏稼業はいったん解散したほうがいいかも
それと秘書も辞めさせなきゃ


さっしーに電話をかけて欲しいとLINE


優「あ、ちょっとごめん同僚から電話だから」


そう言って外に出て少しおいて部屋の戻る


優「ごめん急用で行かなきゃなんだ」

木「こんな時間に?」

優「うん、なんか失敗したらしくて助けて欲しいって」

菜「私達に何かできる事ある?」

優「ありがとう、でも大丈夫みんなはゆっくりしていって」

陽「私は帰る」

吉「私も帰ろうかな」


なんだかんだ言ってその日は解散することに

タクシーで都庁へ向かうふりをし遠回りをして同じ場所もどり
誰もいないのを確認して中へ入った