連れて行かれたのは五つ星ホテルのスイートルーム


そこにいたのは世界の誰もが知っている国家主席だった

BKBには手をやいていたみたいで
ありがたがれたけど草や粉を全部燃やしてしまったのには
一瞬眉間にシワが寄った・・・
けど集めた情報をすべて渡すと言うと機嫌がよくなり
もてなしてくれた


すぐにでも日本に戻りたかったが
BKBを裏で操っていた人物がいるのがわかると
協力して欲しいと言われ乗り掛かった舟だったし

二度と私達に被害が及ばないことを約束させ協力したから
3日もかかってしまいやり終えてすぐに帰国


陽菜がさっしーの病院にいると聞いてまっすぐ向かった


「もう大丈夫なのか?」

優「ああ、二人には迷惑かけたけどすべて終わったよ」

「これからどうするんだ」

優「そうだな、100歳くらいまで
暮らして行けるだけのお金は手に入ったからなー
世界を回るのも良いし少しの間のんびりするのも悪くない」

「勝手に決めてるけど小嶋さんはどうするんだ」


優「それは・・・・どうだろう
私はついて来てほしいけど陽菜の人生だから」


口ではそんな事を言ってるけど心の中では違う
陽菜なら絶対について来てくれると言う自信があるんだよね


だってあれだけ離れようとしたのに離れることが出来なくて
事件に巻き込んでしまったんだから・・・・


優「ここでいいや」

「預かってる荷物どうしたらいい?」

優「いつか取りに行くから大切に保管しておいて(笑)」

「まあ、段ボールひと箱ぐらいどこにでも置いておけるけど
あんまり待たせるなよ」

優「わかってるよ、じゃーな心友(笑)」

「ちゃんと名前で呼べ!」

優「愛してるぞ才加、佐江(´-∀-)」


車から降りて聞いていた病室の近くまで行くと言い争ってる声が聞こえた


優「はるな・・・・・」


怒っていても甘くて耳心地のいい声

飛び出して来ようとするから慌ててドアの前に立つ


ドン!!

「イッター・・・(怒)」


私の方が小柄だけど身構えていた分私の勝ち(笑)



「相変わらず元気だね(笑)」


腕を差し出すとグッと引っ張られ懐かしい定位置に収まった


陽菜の匂いそして・・・・そうそうこのん弾力(´-∀-)


もう少し堪能していたかったのにドカドカと入って来たいつものメンバー


数分のやり取りの末出て行った三人


目を大きくしてじっと見つめている可愛い陽菜


優「さーてと、陽菜は今どこに住んでるの?」


陽「え・・・・・えっ・・・と今までの部屋だよ」


優「数日しかたってないけどまた散らかしてるんじゃないよね」


陽「そんなに散らかってないし(怒)・・・たぶん・・・」


優「じゃいこっか(´-∀-)」


陽「どこへ?」


優「まずは陽菜の部屋へ行って愛し合うんだよアハッ(-∀-`) 」


陽「・・・・・・・(бвб) 」



大きな口を開けたままの陽菜


その口に吸い付きたい衝動に駆られ
近寄ろうとすると


指「優子ちゃん(汗)ここ病院だから」


変な所真面目で困る

まあ、足腰立たなくなった陽菜の顔を見られるのは嫌だから早々に退散しよう


優「さっしーまたな、みんなにもよろしく〜」


陽菜の手を取り病室を出た