覚悟を決め都市に入り二人を病院へ連れて行き
治療をしてもらい空港へ


陽「泊まらないの?」

優「長居するほど危険だからね」


貴金属は現金に替え現金は銀行に預けた


携帯でニュースを見るも
あれだけ
火柱が上がり激しく燃えていたにもかかわらず
何処にもニュースになっていないと言う事は
国家で隠蔽しているんだろう


このまま見逃してくれればいいんだけど・・・


空港に入りずっと神経を研ぎ澄ましてるけど
いっこうにやってくる気配がない


このまま飛行機に乗ってしまえば・・・

待ち時間が長く感じる



横「優子さんちょっと休んでください
後はうちが見張りますから」

優「十分車で休ませてもらったよ
由依の方が運転で疲れたでしょ」

横「うちは大丈夫ですけど・・・・
秘書軍団の人ら大丈夫ですか?」


出発ロビーの椅子に座るや否や寝てしまった四人

初めての死闘で身も心も疲れたんだろう


優「四人は意外とタフだから大丈夫(笑)
それよりさっしーと北りえは?」

横「出発まで救護室で休ませてもらってます」

優「そっか・・・」

横「無事帰れたらどうしはるつもりですか?」

優「仕事もないし・・・どこか田舎にでも行って静かに暮らそうかな」

横「陽菜さんとですか?」

優「あぁ・・・・ついて来てくれるのならね」


陽菜の寝顔を見ながら幸せをかみしめていると


横「優子さん逃げて下さい(汗)」

優「アハッもう無理だ」



両側から静かに歩いて来る黒ずくめの男達

陽菜に気を取られ気づかなかった・・・



「ゆうこおおしま?」

優「イエス」

「follow me please」


優「Is it ok if it's just me」

「OK」


横「優子さんあきませんて(汗)」

優「しっ!みんなには内緒」


これだけ騒がしいのに熟睡してる四人って凄いよね
そのほうがありがたいけど(笑)


優「出来るだけ戻る努力はするから
みんなには何もさせないで
どんなことをしても日本に連れて帰る事!いい?」


横「でも・・・」


優「私一人の方が逃げやすいから、分かるでしょ」


横「わかりました・・・」



男達に静かにするようにお願いしてその場を後にする


どこに連れて行かれるんだろうか・・・・
警察車両ではない車に乗り込むと目隠しをされ

数を数えていたら約20分ほどで車が止まった

山道を走っている気配はなかったから山で殺されることはないか(笑)


車のドアが開き下ろされて何処かへ連れて行かれる


どうやら今エレベーターに乗ってるようだ


どこかの雑居ビル?それとも廃墟ビル・・・はエレベーターは無いな(笑)


その割には埃っぽくなくて・・・・
廊下を歩いてるはずなのにクッションも良くて
足音もしないんだけどまさかね


コンコンコン


ドアがノックされ鍵が開く音がした