「でね、それから四時間一度も起きなかったんだよ
すごいと思わない?・・・・・
ねえ、ご飯がっつきすぎ(汗)」

「だって(ムシャムシャ)
昼食べてないから(もぐもぐ)
腹減って死にそうだったんだぜ」

「どうして食べなかったの?」

「だってお金持って行ってなかっただろ
貸しといてやるって言われたけど
今日あったばかりの人に借りたら
にゃんにゃん怒るだろ
だから公園の水で我慢した」


そう言えば電車はICカード持たせたから
安心してお昼代渡すの忘れてた(汗)

でも

「コンビニとかだったら電車に乗る時のカードでも買えるんだよ」

「そうなの?教えといてくれよ」

「でもあんまり使うと帰りの電車賃なくなっちゃうから
勝手に使ったら駄目だからね」

「じゃー昼代毎日くれぜ」

「・・・・・おにぎりでいいなら作ってあげるけど」

「え、いいぜ♪中はやっぱりおかかぜ(-∀-`)」


犬なのにカツオが好きとか笑っちゃう
だってカツオって猫のイメージだもん

それに毎日お昼食べに行かれたら
お金がどんどん減っちゃうからね


「今日仕事どうだったの?」

「それがインコがなかなか見つからなくてさ
いくら俺の鼻がいいって言っても空を飛ばれると
匂いが残ってないだろ、困ったぜ(;´-∀-)」

「じゃー見つからなかったの?」

「それがもう暗くなってきたから無理だよな
てなって、家に謝りに行ったら
家の前に止まってて有華が素早く捕まえて渡したんぜ(-∀-`)」

「偶然ってことだよね」

「それでも仕事完了だからお金は貰えるんだぜ」


依頼を完了したには違いないか


「明日の仕事は?」

「それは明日わかるんぜ(-∀-`)」


それって無いってことじゃないの?


「ごちそうさまぜ
さぁーユナ遊ぶんぜ(-∀-`)」

「クンクン・・・・ん?優ちゃんなんか臭くない?」

「おぉん・・・・・ドブ掃除したからかな(;´-∀-)
でも手はちゃんと洗ったぜ」

「髪とか服に匂いが付いちゃってんじゃん
ユナに触る前にお風呂入って!」

「そんなに怒るなぜ(;´-∀-)」

「だから!そのぜやめてって言ってる」

「あぅ・・・ごめん・・・よ・・・(。-∀-)」


駄目だまた優ちゃんにあたっちゃった
まだ一日目なのに・・・・

陽菜ってこんなに我慢強くなかったっけ?


トボトボとバスルームへ向かう優ちゃん

その姿があまりにも悲しそうで・・・・


「優ちゃんごめん」


追いかけていって後ろから抱きしめた


「にゃんにゃん・・・・匂いうつるから・・・・」

「ユナには駄目だけど
陽菜なら良い」

「にゃんにゃん(。-∀-)」


うるうるして涙目の優ちゃんの薄い唇にキスしてあげたら
とたんに元気になる変態犬・・・・基、変態親父


もっとして来ようとするから
顔を天井に向けた