くそー私が甘かった
先輩が書かなくても情報提供してお金を稼ぐ方法があった
もう記事になってしまってるんだったら私には何もできない
陽菜ごめん・・・・・
急いで店を閉め車に飛び乗り
捕まらないようにスピードを上げ東京へ
部屋に入るとソファーに寄り掛かるように眠っていた陽菜
そっと顔を除くと涙の後が
胸がギュッと締め付けられ
泣きそうになるのをグッと我慢して陽菜を起こす
早くしないと囲まれたら身動きできなくなるからね
荷物は・・・・・スーツケース1個
と、ハンガーに吊るしたワンピースやコート数点
大きめの袋にバックや靴を詰め込みいったん車に運び
もう一度戻って両手いっぱいの荷物を運んでマンションとお別れ
「思い出のマンションとお別れだね(-∀-`) 」
「優子と初めて結ばれた場所(бвб)」
「そ、そうだった(;´-∀-)」
あの時はまさか付き合うことになるなんて思ってもいなかったよね
何とかスクープを聞き出そうと必死だった思い出
あの時の動画は大切に残してある(-∀-`)
「まずどこに行く?早く飛行機のチケット取らなきゃ」
「それなんだけど東京から出国となると見つかる可能性大でしょ
だから関西からにしない?」
「でもあそこから新幹線まで時間かかるし最終間に合わないよ」
「車で行って預かっててもらう」
「駐車代金すごいことになるって(汗)」
「大丈夫、もう話は出来てるから」
「話?」
「うん、車自由に使ってくださいって言ったら助かるって」
「もしかして・・・・」
「そう、あそこを拠点としてたまに家に戻ってまた出国しようと思ってる」
「良いと思う日本に戻ってきて美味しいご飯直ぐ食べれるなんて素敵」
「まずはどこに行く?」
「ハワイ!て言いたいところだけど
日本人多すぎだしすぐばれそうだからヨーロッパ系かな」
「端から順番に行こうか(-∀-`) 」
「任せる(бвб)」
「サグラダファミリア撮りたかったんだよね(-∀-`) 」
「ファミマのサラダ?」
「でっ(;´-∀-)」
「ちょっと危ないじゃん(汗)」
「変なこと言うからでしょ、サグラダファミリア知らないの?」
「知らない(бвб)」
「・・・・まあ、行ってからのお楽しみにしておく」
「えぇー・・・別にいいけど・・・」
「カフェは返さなくていいって言ってくれてるから
荷物は置いておけるけどマンションの残りの荷物どうする?」
「後はどうでもいいものばかりだから
処分してもらう」
「そっか・・・・・」
「陽菜のせいでごめんね」
「違うよ、陽菜のおかげで海外に出るきっかけを貰ったし
今の私があるのも陽菜のおかげなんだよ
だから謝らないで」
「ありがとう」
「私の方こそありがとうだよ」
「ふふふ終わんないね(笑)」
「だーね(笑)」
陽菜と出会ってからどれだけのシャッターチャンスがあっただろう
あれが全部世に出ていたら私は凄い出世してただろうな(笑)
陽菜の記事は証言だけで写真がないから信ぴょう性に欠ける
しらを切り続ければまだまだできたと思うけど
陽菜が選んだ道だから何も言わない
これからは一緒に歩いていこう
そして毎日スクープ写真を撮って
いつか世間を驚かせてやろう
私だけの陽菜を見せるのは少しいやな気もするけど
見て欲しいのも事実だから葛藤が半端ないや(笑)
でも、まずは背景の一部としての出演になるけど怒らないでよ(笑)
顔がわからないように遠くからだったら少し位脱いでも・・・・(-∀-`)
「ねえ、なんでニヤニヤしてるの?」
「え!?こ、こういう顔だよ私(;´-∀-)」
「言わないんだったら一生撮らせてあげないんだから(怒)」
「嘘です言いますごめんなさい(;´-∀-)」
絶対に怒られると思ったのに顔出さないんだったら
ヌード写真集出す?なーんて言うもんだから
思いっきり反対したよね
だって陽菜の裸は私だけのもので
私の裸も陽菜だけのものだから
みんな想像しないでよ(笑)
おしまい