スクープ H 56

「ただいまー(бвб)」

「良かった(ΘωΘ)」

「なにが?」

「たいしたことじゃなかったんや」

「あ、そうそう陽菜今日で引退するから」

「またまたーそんなドッキリに引っかかりませんよーだ」

「(бвб)」

「うそだよ・・・・ね(汗)」

「陽菜嘘言わないし」

「なにがあったんや(汗)」

「陽菜の口からは言いたくないからマネージャーに聞いて」

「ちょっと聞いてくる」

「まって私も行く(汗)」


慌てて出て行った二人


「ごめんねみーちゃん、たかみな・・・・・」


二人が戻ってくる前に出ていこう
ショックを受けた顔や落胆した顔を見たくないから


「ふぅ・・・・・今までありがとうございました」


ドアの所から中に向けてお礼を言い出口へ急ぐ


「お疲れさまでした」

「お疲れ様です(бвб)」


ガードマンに挨拶を返し呼んでいたタクシーへ乗り込みマンションへ

いつ出すだろうか早すぎるとしつこいマスコミが
マンションへやってくる
優子が来ると捕まるかもしれないし
出ていくのが難しくなる

最低限の荷物だけと言っても大事なのは向こうの家にあるから
東京には仕事に関しての物しかおいていない

お気に入りの洋服とカバンと靴
だけならスーツケースに入るかな


マンションに着く直前グループLINEが動く


(陽菜今どこなの)

(みんなでどうにかできないか考えよう)


「無理だよもう・・・・」

「お客さんどうかされましたか?」

「いえ、ありがとうございました」

既読だけして返信せず携帯を閉じ
料金を払いマンションに入ろうとしたら入口の所に覚えのある顔


「お早いお帰りですね」


ニヤニヤして気持ち悪い
ずっと待ってたんだろうか・・・・・


「あ、私は何も書いてませんから」

「あなたが情報を教えたんでしょ」

「さぁ?」

「何か用」

「会社辞めてフリーになったんで挨拶にね(笑)」

「もういいでしょ消えて」

「その高飛車な態度もあと二日・・・・楽しみですね(笑)」


だから気持ち悪いんだって(怒)


「ではまたゆっくりと」


そう言うと逆方向に歩いて行った



「もう二度と会うことは無いけどねバイバイ(бвб)」


聞こえない声でそう吐き捨て中へ

そうだ・・・・

(発表は日をまたいでからでお願い)

これで時間が稼げる

部屋で用意をしているとインターフォンが鳴る

優子はこんなに早くこれ無いしインターフォンは鳴らさない

案の定あの二人で
勿論出ないでいるとまたLINEが動き出した


(いるのは分かってるんだから開けて)
(管理会社に電話して開けてもらうよ)
(開けるまで帰らないから)


「はぁ・・・もう」

仕方なく解錠するとワープしてきた?というくらい早く上がってきた

「何してるの」

「逃げる準備」

「逃げるって・・・・・」

「記事は出ないとしてもどこからか絶対に漏れる
二人には迷惑かけると思うけど許して」

「やっぱりあの時だよね」

「何のこと」

「私達はまだ子供だったから帰されて
パルは犠牲になったんだ、私達のせいや」

「そうだよ、陽菜は犠牲者なのに辞めること無いよ」

「私達はアイドルだよ、例えあれが不可抗力だったとしても
それからの枕は騙されてたわけじゃ無く陽菜の意思で行ってた」

「私達のためでしょ」

「違う・・・・自分のため!
自分の為にした事だから二人は関係ない」

「関係ないこと無いじゃん私達は仲間だよ」

「・・・・・うっとうしかった」

「え?」

「二人がいなくったって陽菜一人でアイドルできたし
もしかしたら一人の方がもっと売れてたかもね」

「嘘だよね、そんなこと思ってないよね(汗)」

「だから陽菜は嘘言わないって言ってるでしょ(怒)」

「酷いよ・・・・ずっと仲間だと思ってたのに(涙)」

「もう良いでしょ帰って」

「みーちゃん帰ろ」

「本当にもう終わりなの(泣)」

「バイバイ(бвб)」

泣きじゃくるみーちゃんの肩を抱きかかえ
帰って行く二人を見送り中へ入って崩れ落ちる


「ごめんね・・・・大好きだったよ(涙)」


どれくらい泣いていたんだろう
いつの間にか眠っていたみたいで
優子に声を掛けられ目を覚ます


「大丈夫(;´-∀-)」

「どうして?」


いきなり抱きしめられ


「辛かったね、私がっずっとそばにいるから」


その言葉にまた涙が溢れた

後で聞いた話によると目がパンパンに腫れていて
泣いてたんだとバレてたみたい

スクープ H 55

「陽菜ちょっときて」

「なんかしたの?」

「すごい顔してたな(汗)」

「写真集の事しか思いつかないんだけど」

「それであの顔はせんやろ」


誕生日まで二日だったから
皆で騙してドッキリでもしてくれるのかなーて安易に思ってた


「入りまーす(бвб)」

「これ本当なの(怒)」


すごい形相で雑誌を見せるマネージャー

そこには


”アイドルの枕営業の実態”

その下に陽菜の名前がでかでかと書かれていた


「どうして・・・・・・」


「本当なのね・・・何て事をしてくれたの(怒)
もうおしまいだわ」


この件は解決したはずなのになんで・・・・


週刊誌の表紙を見ると雑誌名が違った
どこからバレたんだろう

陽菜の名前の他にも数名の名前が書かれていた


「ここに書かれてることは全部本当なの」

「うーん少し違うかな?」


「そうなの!?」

「こんな人数じゃないもん(бвб)」

「あぁぁどうすれば良いの」



頭を抱え込みブツブツ言ってる宇佐美さん


汚いものでも見るように眉間にしわを寄せて
陽菜を見ている平嶋


陽菜だって被害者なんだから
攻められる筋合いは無いし
これが出たら事務所もただじゃすまないはず・・・


「まさかあの二人も・・・・」

「そんなわけ無いでしょあの二人だよ」

「そうね・・・・無いわよね・・・」


それはそれで可愛そうかも(笑)


「これいつ出るの」


「あさってよ」


よりにもよって誕生日に叩かれるとか嫌でしか無いんだけど


「今日引退発表しようか?
そしたら芸能人じゃ無くなるんだから陽菜の名前は出せないよね」


少し考えてるけど他に解決策は無い


「理由はどうするの」

「普通の女の子に戻りたいとか?」

「最悪だわ、写真集はあさって発売
ツアーも予定していたのに違約金すごいことになるわよ」


「陽菜も被害者なのにどうして払わないと行けないの(怒)」


「何が被害者なの、勝手にしてたんでしょ」

「はぁ?あなたの前のマネージャーと社長に聞けば?
もし払わないといけないような事になれば暴露本出すからって
社長にいっておいてよね(怒)」


そう吐き捨て部屋を出る


とりあえず優子にLINE
すぐ既読が付いて電話がかかってきた


(どう言うこと?先輩が強行したって事?)


「週刊誌の名前は違うけど
内容はあの人が知ってら事ばかりだから出所は絶対あの人」


(くそー・・・ごめん)


「謝らないでいつかはこうなる運命だったんだから悔いは無い」


(それって・・・・・)


「今日引退発表することにした」


(早まらないで、なんとか出来ないか
おじさんに相談してみるから)


「ううん、もう良い」


(本当に良いの?)


優子がそばにいてくれたらそれでいい
喉まで出かかった言葉を飲み込む



「ほとぼりが冷めるまで数年は海外で暮らそうと思う」


(そっか・・・・・)


たまには会いに来てよ、そう言おうと思ったのに

(荷物整理しなきゃ、カフェは戻ってくるまで
またおじさんに頑張って貰うとして急がなきゃだね)


「・・・・・一緒に行ってくれるの?」

(当たり前でしょずっとそばにいるって約束したじゃん)

「でもカメラマンの仕事が」

(どこにいても出来る仕事だよ
それに私は風景以外の被写体は陽菜以外を撮るつもりは無いから)

「ゆう・・・・こ・・・(涙)」


(マンションで待ってるから)

「陽菜の方が早く帰れるかもよ(笑)」

(そっか、とりあえずこっち片付けたらすぐ向かう)

「ありがとう(бвб)」

(好きだよ)

「陽菜も」


優子は陽菜のオアシス
イライラした感情があっという間に消えてしまった



スクープ Y 54

「こんばんは(-∀-`) 」

「いらっしゃいませお待ちしてましたよ」

「初めまして(бвб)」

「まあ、本当に綺麗な方だ事
大島さんがうらやましいわ」

「こんな顔で悪かったですね
寒いんだから早く入って貰ったら」

「ごめんなさいねつい嬉しくて
どうぞ入ってくださいな」


荷物を持ってくれようとするから


「今日はたくさんあるので大丈夫です、部屋は?」

「そうですか、お部屋は前回と同じですので二部屋使ってくださいね」

「今日、他のお客様は?」

「もちろん貸しきりですよ」

「え、でも、予約したのは昨日で」


ニコニコしながら陽菜の方を見る女将さん


「まさか・・・・・」

「一月前からご予約いただいてたんです
大島さんには内緒にしてほしいってね」

「休みってわかってすぐ電話したの(бвб)」

「まじか・・・・言っといてよ〜」

「お食事は20時からでよろしかったですか?」

「え!?」


陽菜に向かって言うからどういう事?て言う顔をすると


「先に撮影してしまった方がゆっくり美味しいお料理食べれるでしょ」


ってしたり顔で言ってくる

確かにそうだ、お酒も美味しいし飲み過ぎるとカメラがブレそう(笑)


「今日は天気も良かったですし綺麗な星が出ますよ
それにお月さまも殆ど真ん丸(笑)」

「楽しみだな(-∀-`) 」

「後1時間もすれば日が隠れるので
それまではどうなさいますか」

「陽菜は部屋でウックリする」

「じゃー私はスポット捜しに少し歩いてくるよ」

「え〜陽菜一人で待つの?」

「服を出してどれを着るか決めてて(笑)」

「わかった、そうする」

「では一人分だけのお茶を用意しますね」

「よろしくお願いします」


荷物を部屋に運び入れカメラと携帯だけ持って外へ

堤防に上ると下に砂地の場所があり
遊泳区域ではないけど遊べるようになっていた



「ここ良いかも、あ、でも砂が入るって嫌がるかな(;´-∀-)」


裸足だとまだ寒いだろうし・・・・う〜ん・・・


ファインダー越しに覗いてみるけど
やっぱりこの場所からあそこを撮りたい
お願いするしかないか(;´-∀-)

取りあえず下に降りて場所に落ちていた枝を立てておく


「結構人がいるな・・・・・」


特にアベックが多いから
デートスポットなのかもしれない

いなくなってくれれば良いんだけど・・・・
もうすぐ夕飯の時間だしいなくなるよね?


な~んて思いながら海を眺めていると夕陽が反射していて・・・

あわてて携帯を開く


「もしもし陽菜?いますぐこっちへ来て(;´-∀-)」

「え〜話が面白くなってきたところなのに〜」

「日が暮れちゃう前にも撮りたいんだ(;´-∀-)」

「わかった何着ようかな〜」

「そのままで良いから早く!」

「えぇ〜」


洋服を選んでたら絶対に夕日が隠れちゃうよ(;´-∀-)


陽菜なりに急いできてくれたのがわかるけどもう少し慌ててきてほしかった(涙)

おそらく後数分で日が落ちてしまう


「そこに立って適当に動いて」

「ねえ、なに怒ってるの?」

「怒ってないから早く(汗)」

「むぅ・・・・なんかむかつく(怒)」


プーと膨れた顔も絵になるんだから本当に綺麗


無視して撮り続けているとプイッと横を向いたラインが光に反射する


「綺麗だ・・・・」

「何か言った?」

「愛してるよ陽菜!」


途端に照れた顔をして恥ずかしそうに


「陽菜も愛してる〜」


そう叫ぶ姿をファインダー越しに見てるのがもったいなくて
数枚だけ撮って駆け寄り抱きしめる


「ふふふ、ドラマの撮影みたい(бвб)」

「撮影で他の人に抱きつかれるとかたぶん見てられない(;´-∀-)」

「女優になるつもりはないので大丈夫でーす(笑)」

「やば日が沈んじゃったよ(;´-∀-)」

「でも明るい(бвб)」

「うん、星が照らしてくれてる」



一緒に宿へ戻り着替えてもう一度撮影へ


「十分すぎるくらい撮れたからおしまーい(-∀-`) 」

「おなかペコペコ(бвб)」

「おいしい料理とお酒が待ってるよ」

「楽しみ(бвб)」


その夜は四人で朝方まで飲み明かし
お昼までぐっすり


「時間オーバーしちゃってすみませんでした(;´-∀-)」

「貸し切りなんですから気にしなくていいですよ(笑)」

「また二人で来てくださいね」

「次は友達も連れてきて良いですか(бвб)」

「賑やかになりそうね(笑)」


峰岸さんと高橋さんも連れてきてあげたいって言う陽菜

あと一年ほどでアイドルを辞めようと思ってると言われたときは
これこそスクープじゃん!と思ったよね(笑)

辞めるまでにたくさん思い出作るのって言ってたから
その一つなんだろうな

スクープ H 53

イベントのリハが終わって携帯を開くと
優子からLINEが来ていた


(もう大丈夫だと思うけど
もしまた追いかけられるようなら教えて)


「大丈夫?」

「え、何か言った?」

「何でもない(бвб) 」


何をしたんだろう・・・・
まさか代わりに自分のネタを売ったとか?

・・・・・な、わけないか
優子は一般人だから犯罪でもないかぎり
スクープネタにはならないはず・・・


(何をしたの?)


すぐ既読がついて返信が来る


(詳しくは夜に電話するから
部屋に戻って落ち着いたらLINEして)

(わかった、とりあえずありがとう)


「なんか嬉しそうやけど
また変な事考えてるんと違うよね(汗)」



どうしようかな・・・・

今言うのも、後で言うのも変わんないか



「来年の陽菜の誕生日なんだけど」

「今年じゃなくて?」

「今年でもいいけど早すぎるでしょ」

「誕生日会だったら今からでも全然間に合うでしょ?」

「誕生日イベントをやろうと思ってるんか?」

「違う、そんな疲れることしないし」

「だったら来年の意味は?」

「心の準備もあるし、気持ちも整理しなきゃだし」


「一人で何言ってるの、意味わかんないから
ちゃんとわかるように説明して」

「簡単に言うと、グループを脱退します(бвб) 」

「・・・・つ・・・えぇぇぇ!('A`)」

「またまたー、いつもの言ってみたでしょ(ΘωΘ) 」

「違うよ、今度は本気
本当は今年の誕生日の方がいいんだけど」

「ムリムリムリ、来年も無理だけど
今年はもっと無理(汗)」

「今年やったら後二カ月しかないやん(汗)」


「充実した一年にしようね(бвб) 」

「もう決まったていで話さないでよ(怒)」

「ダメって言われてもやめるから」

「事務所はどうするのさ」

「5月が契約更新月だからで丁度いいの」

「まじか〜後一年ちょいか」

「なに受け入れてんの(怒)」

「だってにゃんにゃんだよ
言い出したら聞くわけないやん」

「そうだけどさ、うちらの人生も終わっちゃうんだよ」

「大袈裟(бвб)それにみーちゃんは芸能界に残りたいの?」

「そりゃそうだよ、楽しいもん」

「楽しい、か・・・・」


裏を知ったらどう思うのかな


「事務所にはいつ言うの?」

「早く言ったら別れさせられそうだから
秋頃かな(бвб) 」

「わかった、私はこの一年で何とか生き残れるように
バラエティーに出まくる(ΘωΘ) 」

「うちは今まで通りかな」

「みんなありがとう(бвб) 」

「いい一年にしような」




そう思ってたのに
2ケ月後の陽菜の誕生日二日前、事態は急変することになる




「写真集、増版増版、二作目も出すの決まったわよ」

「それなんだけど、またいい写真が撮れたんだよね
二作目に加えてくれないかな」

「もうほとんど構成が決まってるのよ」

「絶対に載せたくなると思うんだけどな〜」

「・・・・データー送って頂戴」

「はーい(бвб) 」


先々週の二日間貰えたお休みを利用して

可愛らしいおばあちゃんに会いに行ってきたんだ

スクープ Y 52

「おーい、もうお昼だぞ」

「・・・・・・ヤバッ
今行きます(;´-∀-)」

「疲れは取れたか(笑)」

「すみませんでした」

「おいおいそんなボサボサの髪のままだと
綺麗な姉ちゃんに振られちゃうぞ(笑)」

「ですよね(;´-∀-)」


みなさんずーと居たみたい(笑)


「みんな爺のくせに
お昼はナポリタンが食べたいっていうから
作ったんだけど食うだろ?」

「はい(-∀-`) 」

「爺とはひどいな
まあ、家ではめったに食えないからな
それにここのは美味い」

「当たり前だろ、誰が作ってると思ってるんだ(笑)」


みなさんいい顔してるから
カメラを取りに行き笑顔を激写


「俺らを撮っても金にならないぜ(笑)」

「ここに大きなパネルにして飾りますよ」

「遺影の代わりだな(笑)」

「死んでも幽霊になってここへ通うぞ(笑)」

「夜は暗いんですからやめてくださいよ(;´-∀-)」


食べている途中先輩から電話がかかって来た


「ちょっと失礼します」


奥に入り電話を取る


「はい」

(これは脅しのつもりか)

「どう思っていただいても構いません」

(あんなことぐらいでやめる俺じゃないがな)

「訴えてもいいんですか」

(賠償金4、5万ほど払って終わりだ(笑))


確かにそうかもしれない
陽菜の事が明るみに出たら
凄いボーナスを貰えるだろうから
痛くも痒くもないか

ダメだもう、何もない・・・・


「ちょっといいか」


電話を切れって言うデスチャーをするから


「またすぐ電話します」


それだけ言ってこっちから切る


「あの記者だろ」

「はい・・・・」

「実は面白い情報が手に入ったんだが」

「え」

「結構危ないやつらと関係してるらしいぞ」

「ヤク・・・・・」

「報酬を渡してやらせネタも載せてるらしい」


だから、そういう記事をスクープ出来ていたのか


「でも証拠がありません」

「まあ、関係してるのは下っぱだろうけど
組長の名前を出してある筋から伝えると言えば
おじけづくかもな」

「それを言うとおじさんに迷惑が掛かるんじゃ(;´-∀-)」

「なーに、古い付き合いの人間ばかりだから
わしは大丈夫だ」

「ありがとうございます」


折り返し電話をかけ今聞いた話を
簡潔に伝える


「どこでそれを」

「顔の広い友人がいるので
もしこれ以上陽菜を追いかけるなら
私も容赦はしませんよ
週刊誌記者の裏側をスクープ!」

「・・・・・・くそ」


そう吐き捨て切られた電話


「大丈夫そうか?」

「おそらく」

「そうか、また新しい情報が入ったら
すぐに知らせるな」

「ありがとうございます」


待たせたな!と言いながらカフェの方へ出て行かれた



本当にいつも助けてもらうばかりで何も返せていない
この御恩はいつかきっと
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