救世主 4

優子

「ユウナちゃんだいぶおっくきなったやん」

「アミちゃんもすくすく育ってるじゃん(´-∀-)」

今日はあっちゃんの家でたかみなとお留守番

はるなとあっちゃんはまりちゃんに呼び出され
人間界へ出張?中

なんでも探していた相手がもうすぐ誕生日で
陽菜の鼻とあっちゃんの行動力が必要ならしい

家にはお母さんがいるんだけど
心配だからってここに連れてこられ
たかみなに絶対離れるな!て命令して飛んで行った

「なんか、うちらが救世主の親だなんて信じられへんわ」

「うん、でもさ両親を早くに亡くしてるから
家族が沢山出来るのって嬉しいよね」

「あつこもはるなさんもうちらにべったりやからな(汗)」

「大ま王さんなんて凄い人数産んでるらしいよ」

「なんか、優ちゃんずっと妊娠してそう(笑)」

「それ、私も思ってる(汗)」

夕方

「ただいま(бвб) 」

「おかえり、早かったんだね、あれ、あっちゃんは?」

「あぁー・・・マリコが心配だからもう少しいるって・・・」

「そうなんだ、たかみな一人じゃ寂しいよね(汗)」

「今あつこにいつ帰って来るか聞くから待ってて」

「その前にユウナちょっと見ててくれるかな(бвб) 
行こう優ちゃん・・・・ほら早く翼出して」

「またー・・意地悪言う・・・・」

「え?何も言ってないよ」

「私まだ飛べないよ」

「・・・・・・あぁぁぁそっかごめんごめん(汗)」

「・・・・・違う・・・はるなじゃない、ナナさん?」

「ありゃ、ばれちゃったか(笑)せっかく髪型変えてきて
しゃべり方も変えたのにやっぱ詰め甘かったね(笑)」

そう言うとユウナを取り上げたかみなに軽く投げるように渡す

「うわっ!何するんや危ないやろ(汗)」

たかみなが怯んだ隙に私を抱き上げ翼を広げた

「チャオ!」

「優ちゃん(汗)」

たかみなが叫ぶ

はるな、はるな、はるな助けて(涙)

必死にテレパシーを送り続ける

「今から呼んで急いで戻って来ても間に合わないよ(笑)」

「どこに連れて行く気」

「私の隠れ家」

もちろんそこにはベッドも布団もなにもなかった

「人間みたいにベッドで寝るなんてハルナもイカレたみたいだね」

「違う、はるなは私の為に・・・」

「あくまは飛びながらとか立ったままするのが普通なんだよ
だからお腹に影響なし(笑)
この前は寝てたから一度くらい寝てしてみようかなって思っただけ」

「やだ、お姉さんなのに何でこんな事するの(泣)」

「姉も妹も関係ない、女性種が少ないって聞いてるだろ」

「っ・・・・でも私はもうはるなの物だから手が出せないはず」

「あれ?聞いてないの、姉妹では共有できるんだよ(笑)」

「うそ・・・」

「ハルナは嫌がってるみたいだけどね」

飛んだままキスされ胸を揉まれてる・・
器用に片方の翼で私を抱えながら
これって暴れたら落ちちゃう?・・・よね(汗)

どうしよう、はるな・・・助けてはるな(涙)



救世主 3

優子

誰かに頬を触られてる気がして目が覚めた

「ん・・・・ん?はるな帰って来たの?」

「・・・・・・・」

「ちょっんん・・・・・」

いきなりキスされお腹の上に乗られかけたから
慌てて突き飛ばす

「何するの、赤ちゃん危ないでしょ(汗)」

「もう妊娠してるんだ」

「え?何言って・・・あれ?髪型変えた?」

少しウエーブがかかってたはずなのにストレートになっていて
髪の色も真っ黒になってる

「へーこの子が救世主様なんだ」

無造作に抱き上げるから泣きだしたユウナ

「乱暴に扱っちゃダメじゃん(汗)はるなどうしたの?」

奪い返してあやしていると

「ふっ、旦那との区別もつかないなんて本当に好きなの?(笑)」

「どう言う・・・・事?」

またいきなりキスしてきて頭を固定され今度は舌を入れて来た

離れようともがくけどユウナを抱いてるから
身動きできないていると誰かが横から突進してきて
はるなが吹き飛ぶ

「え?はる・・・な?」

目の前には凄い形相のはるなが立っていた

「どういうつもり(怒)」

「自分の家に帰って来ただけだけど」

「今優子にキスしてたでしょ(怒)」

「いいじゃん姉妹で共有しようよ私もタイプなんだよね(笑)」

「あり得ないし(怒)」

「どうなってるの?」

「こいつはナナ、ハルナの姉さん」

「うそ・・・・そっくり・・」

「顔はね、でも性格は真逆」

「気の強い所はおんなじだけどね(笑)」

「煩い(怒)」

「まあ、しばらくいるから宜しくね」

「優ちゃん妊娠してるんだから手を出さないで」

「安定期でしょ、大丈夫じゃん(笑)」

「そう言う問題じゃない、優ちゃんはハルナだけのなの!」

「ふっ・・・せいぜい目を離さないようにする事ね・・・(笑)」

「もし、手を出したらただじゃおかないから(怒)」

「あんたより私の方が強いから無理じゃない(笑)」

「ハルナの部屋から出て行け」

「はいはい、じゃーユウコちゃんまたね」

「またはない!」

すっと消えるナナさん・・・

「何キスされてんの(怒)」

「ちがっ・・・寝てたらいきなり・・・・ごめんなさい(涙)」

「ナナがここにいる限り一人になったらダメだよ
ハルナかお母さんのそばに居てね」

「うん」

まさかお姉さんのナナさんとはるながそっくりだったなんて・・・
優しくされてたら危なかったかも・・・(汗)

髪の色と髪型で区別しなきゃ・・・
あとしゃべり方?声は・・・そっくり・・・気を付けなきゃ(汗)




救世主 2

たかみなの赤ちゃんはユウナとおんなじ救世主だった

「という事はたかみなのお母さんも元天使?」

「凄い奇跡だねー(-∀-`)  」

『おめでとうございます』

「ん?お父さんはこっちだよ(бвб) 」

「あら、気づいてなかったんですか
ユウコさん妊娠されてますよ」

「・・・・・ええぇぇぇ!!」

「ちょっと待って、産んでから30年は妊娠できないはずじゃ」

「そうなんですけど、ハーフなので例外かと思われます」

「今何か月ですか?」

「ヶ月?ああ・・・人間界の言葉ですね
そうですね、もう安定期に入ってますよ」

「うそ・・・ガンガンやってたのに
よく流産しなかったよね」

「全然気づかなかった・・・ごめんね赤ちゃん(汗)」

お腹を撫でながら謝る優子

やばいハルナホントに大ま王になっちゃう系?

そうだ、みなみにもたくさん産んでもらって
あっちゃんと二人でま界牛耳っちゃおうかなー♪

二人だったら何とかなりそう!


「ただいまー」

「アツコちゃんとこも救世主だったのね」

「情報早ーい」

「すぐ回って来たわよ」

「あ、優ちゃん妊娠してた(бвб)」

「あら、良かったわね」

「あれ?早いのに驚かないの」

「お母さんこれでも勉強できた方で
あなたより物知りよ(笑)」

「さすが」

「そうそう、大ま王様があなたを呼んでらっしゃるみたいなんだけど
テレパシー行ってない?」

「あぁー・・・・家族と仲のいい友達以外はミュートにしてる」

「ほんとにもう・・・早く行ってらっしゃい」

「えー明日でいいじゃん」

「何言ってるの、ほら早く!」

「むぅ・・・優ちゃんちょっと待っててね
すぐ帰ってくるからね」

「ユウナとお昼寝して待ってる」

「ハルナもお昼寝したかった・・・(怒)」

「お母さんも出かけるからユウコちゃん留守お願いね」

「はい、行ってらっしゃい(´-∀-)」

仕方なく王宮へ向かったのが間違いだった

救世主 1

あくまと花嫁♂の第二弾です




「優ちゃん、アッちゃんが帰ってきてるって」

「たかみなも一緒?」

「そうみたいだよ」

ハルナと優ちゃんの子供が救世主だと
天界とま界の両方に広まったおかげで

妊婦がさらわれることが無くなった

ユウナが成人するまではあっちに子供は出来ないけど
これからは仲良くしていこうと言う事になったとメーたんが言ってた

元々大ま王と大天使が子供の時からの大親友で
子だくさんのメーたんの子供の何人かは大天使の子供になってるらしい
それも、さらわれたんじゃなくて自ら出向いて・・・・

恐るべし腹黒大ま王・・・・

「会いに行きたい」

「飛んで行けば(бвб) 」

「うう・・・・はるなのいじわる」

優ちゃんの羽根はまだまだお子様サイズ
翼になるには後20年はかかるあくまによっては育ち方が違うから
一概には言えないけどね

あ、一応言っとくけどこっちの世界の一年は
人間界の一か月とおんなじくらいかなー・・・?

ユウナを抱く優ちゃんを抱えて飛び立ちアッちゃんの家へ

「お帰り(бвб) 」

「ただいま、やっと安定期に入ってあくまになったよう」

「優ちゃん久しぶり、その子が救世主なん?」

「そうなんだって、どう見ても普通なんだけどね
それよりたかみな女性ぽくなったね」

「ずっと女性や!」

「アハッ(-∀-`) だから妊娠したんだった」

「ここって暮らしやすい?」

「うん、欲しいものがあったらはるなが人間界から持ってきてくれるし
みんな優しいし住みやすいよ」

「そっか、優ちゃんもいるし安心して子供産めるわ」

「ねえねえたかみなは羽根生やせた?」

「羽根?何の?」

「私達あくまになったから翼が出せるみたいなんだけど
まだ初心者だから小さいのしか出てこないの
早く出しとかないと育たないよ(汗)」

「え、そうなん?あつこ何にも教えてくれんから(汗)
どうやったら出てくるん?」

「そこの二人なにコソコソしてるぅ(怒)」

「たかみなにも羽根の出し方教えてあげてるの」

「あ、教えるの忘れてた」

お母さんに教わった通り教えてあげると

ポン!!

「ギャハハハ可愛いー(笑)」

「優ちゃんのより小さい(бвб) 」

「体が小さいからかな?(汗)」

「そうかも(´-∀-)」

「そろそろ帰ろう、また来るね」

「おう、私も遊びに行くね」


それから少しして


「たかみなもうすぐだね」

「うん・・・・ねえ、優ちゃん太った?」

「ウエッ(汗)はるなもそう思う?」

「なんかウエスト無くなってない?」

「そうなんだよね、陽菜スタイル良いままなのに
何で私だけ太るんだろ・・・・体質かな?」

「ん〜運動不足?、ハルナばっか動いてるからかな?
今度優ちゃんが動いてみなよ」

「な、なにを動くのかわかんないし(汗)」

「そんなのきま・・・ん?あっちゃんからテレパシーが・・
たかみな産まれそうなんだって行こう
ママ病院行ってくるからユウナ見ててねー」

優子を抱いてひとっとび

みんなで病室に入って産むのを見てたら

「な、なんでみんな見てるんや(汗)イタタタタ」

「優子のも見たし慣れてるから大丈夫(бвб) 」

「そう言う事じゃ!イタタタタ・・・」

「たかみな、頑張れ(汗)」

「気合入れろよぅ!」

あっちゃんが一番厳しい・・・(笑)


「オギャー!!」

「うそ・・・(бвб) 」

「・・・・・・(´-∀-)」

「なんだこれー(怒)」

たかみなが産んだ女の赤ちゃんも白く光っていた
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