一度抱いてしまえば気が済むと思ってたのに違った・・・

喘ぐ声、誰にも汚されていなかった綺麗な体
我慢して耐える顔、イクときのいやらしい顔

なのに子供みたいなあどけない寝顔・・・

一人になると思い浮かぶのは優子の事ばかりだった

雑誌の特集の話がきた時こちらからカメラマンを指名した

本当は優子を指名したかったけどまだ助手のカメラマンを
指名するのは変だから仕方なく・・・

飛行機はビジネスとエコノミーで別々だったけど
ホテルは同じだから・・・

撮影も順調でその日の撮りは予定よりも1時間ほど早く終った
もちろん陽菜が頑張ったから
今までにない位真剣に・・・

(気持ち悪い)

あきらかに陽菜をそう言う目で見て撮っている奴に
いい写真が撮れるはずがない

案の定終わると誘ってきたし・・・
みんなと行くのなら行ってあげてもいいかなって思ってたのに

差し障りない返事をしていったん部屋に戻り片付けが終わるのを待ち
優子の部屋から見える場所に立ち誘うように動き回る

優子はきっと陽菜を見つけるはずだから

視界の端に優子をとらえると自然と頬が緩む
優子のフィルターにはどんな陽菜が写ってるんだろう・・・

少しするとカメラを覗きシャッターを必死にきる優子を
とらえる事に成功し部屋へ連れて行く

もちろん抱くために

怯える顔がたまんない、陽菜ってSだったっけ?

ううん、こんなに執着するのは優子にだけだから

夕食はルームサービスを頼み
何度も何度も優子を抱いた

体中に痣を沢山付けて・・・

これで明日はビキニで泳げないし
間違ってもあいつらの前では水着になれないでしょ?


次の日のお昼の便で日本へ

三日後送られてきた写真の中から編集長と選ぶ

「うーん困ったわね(汗)」

やっぱり腕も二流だった

「この二枚は使えるとして・・・
後はスタジオで撮りなおしましょうか(汗)」

「あの人の助手で女の子いるでしょ」

「・・・あぁ、あの小さい子?」

「あの子いいカメラ持ってましたよ
隠れて私を撮ってましたからね」

「取りあえず聞いて、見てみるわ」

それから2日後撮りなおさなくていいかもと
連絡が来て空いた時間に覗きに行った

「見てこの写真、あの子大島さんて言うんだけど凄いわよ
全部この子の写真を使いたいけどそうもいかないから困ってるの」

「分けて載せればいいんじゃないですか
こっちはすべて夕暮れ時だし」

「そうね、そうするわ・・・・・・」

「なんですか?」

「陽菜ちゃんてこういう表情もするのね」

「え?」

「なんて言うか自然で・・・恋人が撮ってるみたいな感じ?」

「たまたまですよ」

「そうね女の子だしきっと感じるものがあったのね」

「・・・・・」



そして今
あれから年を越しやっと訪れた陽菜の休みを
台無しにしてくれた優子にお仕置き中

寝ながら喘ぎイク優子をゆっくり観察しながらの二度目
目を覚まし騒ぐ優子をまたせめて眠らせる


あの雑誌は来月発売される

優子は撮影が終わってから数日であそこを辞め
今はフリーでなんとか生計を立ててるみたいだけど
あれが出ればきっと・・・・

まだ陽菜が麻里子を好きだと思ってるブラコン優子

麻里子はとっくに他の女優と付き合ってるのに・・・


陽菜には優子だけ、優子には?

陽菜の事を忘れられないくらい体に刻んであげるね
こんな事でしか愛を示せない陽菜を許して

愛してる優子、離したくないのに・・・