一応の設定
スーパーお姫様アイドル 前田敦子 22歳
その妹で平凡な高校生 大島優子 17歳
スーパーアイドルユニット (スキャンダル)
小嶋陽菜 ♂ 20歳
篠田麻里子 ♂ 22歳
姉妹で名字が違うのは親が離婚したから
それでは始まり始まり〜
「遅かったじゃん優子(怒)」
「はぁー・・・気軽に呼び出して物を頼むのやめてよね
私はお姉ちゃんのマネージャーじゃないんだから」
「だって退屈だったんだもん、
それに優子にはずっとそばに居て欲しいくらい大好きなんだからね♪」
「お姉ちゃん・・・」
「お姉ちゃんてヤダ!あっちゃんて呼びなさいって言ってるでしょ
それに優子はちっちゃい時からちっちゃくて可愛かったし
今もちっちゃくて可愛いんだもん」
「・・・・・帰る・・・」
「・・・・この恥ずかしい写真私のインスタに載せてもいいの(怒)」
「うっ・・・脅すとか癒し系アイドルのする事じゃないでしょ(汗)」
「フフフ、私は脅した事なんて一度も無いわよ(∵)
ただこの写真を載せてもいいか聞いてるだけでしょ」
くっ、黒いオーラが背中から(汗)
結局撮影が終わるまで一緒に居た
『お疲れ様でした』
「ありがとうございました」
ふわっとした笑でスタッフみんなに挨拶するあっちゃん
やっぱりお姉ちゃんは可愛いし綺麗
それに比べて私は・・・
ちっちゃくて髪もおかっぱだから幼く見えるし
だれも二人が姉妹だなんて絶対に思わないよね・・・
「はぁー・・・」
「どうしたのため息なんかついて」
「あ、北川さんこんにちは」
「こんにちは(笑)」
「何で笑うんですか?」
「この業界って挨拶は全部おはようだから新鮮でいいなって」
「だって私芸能人じゃないし・・・」
「でも、結構ここにいるから芸能人と知り合いになったんじゃないの?」
「ううん全然、みんなお姉ちゃん目当てだから私の事なんて
眼中にないみたい」
「そんな事ないよ、現に僕たち知り合いだろ」
「そうですよね、これからも宜しくお願いします(笑)」
「あはははよろしく楽しんで行ってね」
「はーい(-∀-`) 」
いつかは私だけを見てくれる人
お姉ちゃん絡みじゃ無くて
私だけを好きだって言ってくれる人に出会えたらなー・・
ドン!!
「イテッ(汗)・・・すいませ・・・・あっ!小嶋陽菜」
「お、元気だったかちびっこ
今日もお姉ちゃんに引っ付いてんのか(笑)」
「ちびっこじゃないし引っ付いてるんじゃないやい(怒)」
(にゃろ、出番だぞ)
「おう!じゃーなチビ(笑)」
「優子スキャンダルの陽菜と親しいの?」
「あ、お姉ちゃん(汗)
親しくはないけどいつもちびちびってからかってくるの」
「ふーん・・・・(∵)」
小嶋陽菜と篠田麻里子のユニット、スキャンダル
クールなボーカル小嶋さんとお調子者のギタリスト篠田さんの
超スーパーアイドルユニット
女性と男性の違いはあるけどお姉ちゃんと人気を二分するくらい
すごいアイドルなのに何で私に絡んでくるんだろう・・・
やっぱりお姉ちゃん目当てなのかな・・・
今三人は同じ映画の撮影でほとんど同じ現場だから
お姉ちゃんによく呼ばれる私も二人とよく顔を合わせていた
「カット!OKです」
(きゃーハルー♪)
今日は外での撮影でどこで聞いて来たのか
ファンの人達も集まって来ていた
「お、チビ今日は中学校休みか(笑)」
「高校生です!(怒)それと今日は土曜日!」
「アハハハ(бвб) 」
普段笑わない小嶋さんなのになぜか私の前ではいつも爆笑してくれる
(今ハル笑った?)
(ちょっとあの子誰?キィー(怒))
(子供だから相手して貰えてるんじゃないの)
嫌な声が沢山聞こえてくる
「近寄らないでください!」
「なんで?」
「勘違いされたらまずいでしょ(汗)」
「別にいいじゃん、中学生となんて噂になんないよ(笑)」
「だから、あっ・・・・」
背中からふわっと抱きしめられた
(キャーいやー)
(誰なのあのチビ)
(もしかしてハルの妹?)
(小学生っぽくない?)
うっ・・・高校せだっちゅうの・・・
「ほらな(笑)」
・・・・そうだよね・・・私となんて噂にもなりやしないよね・・・
(キャー正也様ー)
「あ、田中正也だ私ファンなんだ(-∀-`) 」
「ふーん(бвб) 」
「握手してもらってくるね」
腕からすり抜け裏へ行った正也を追いかける
まだ体に残ってる感触・・・
大きな手、広い胸・・・小さい私なんてすっぽり包まれちゃう(汗)
「くそー、なんでこの俺様がゲストであいつが主役だんだよ
前田敦子の相手役はこの俺がいいに決まってんのに(怒)」
「・・・・あのう・・・・」
「こらこらダメじゃんこんな所まで入ってきちゃ
スタッフ!小学生が紛れ込んでるぞ(怒)」
「え、ちがっ(汗)」
「それと俺握手とかサイン簡単にしない主義だからほらあっちイケ」
「あぅ・・・・」
「おいおい、そんな事言っていいのかよ、
そいつ誰だか知らないの?(бвб)」
「なんだよ、子役か?」
「お前が狙ってる前田敦子姫のい・もう・と(笑)」
「・・・・へぇー敦子嬢の妹さん、僕のファンなの?
嬉しいなー有難う(ニコッ)」
無理やり握手をしてきて引き寄せられたと思ったら耳元で
「今度お姉さんを紹介してね」
そう言って去って行った