席も隣、仕事も同じ

会社にいる間はずっと一緒に居るんだけど


「のど乾いた」

「休憩コーナーに無料のコーヒーマシーンが置いてあります」

「冷たい無糖の紅茶が飲みたいから
下のコンビニで買って来て
往復で・・・5分ほどかな」

「・・・・・・・・」

「私はこの書類で手が離せないの
それとも代わりにしてくれる?」


私が出来ない事知ってるくせに
て言うか書類関係一切触らせないじゃん(怒)


「わかりました!・・・・・はい」


「何その手」

「お金」

「出しといて」

「はぁ?」

「私現金あまり持ち歩かないんだよね」

「じゃーどうやって買い物してるんですか」

「payとかカード」

「・・・・・今度返してくださいよ」

「いつかね」



絶対取り立ててやるんだから
倍返しだ(怒)



「はい、どうぞ!」

「7分43秒・・・・遅い
あ・・・・足の遅さは計算に入れてなかった(笑)」


ムカつくけど将来の上司だと思って我慢・・・



「ここでいいよ今から上役と会議だから
仕事終わったら帰っていいから」


そう言って陽菜が持っていた資料を取り


「資料を運んでるだけで同じ給料もらえるとかいいよね」


はぁ?ムカつくんですけど(怒)
何なのこいつ



「秋元商社社長の好きなブランドは何だったっけ?」

「知りません(бвб) 」

「はぁ・・・・それくらい調べといてよ」

「どうもすみませんでした(怒)」


そういいながらブランドのお店に入って行く
覚えてんじゃん(怒)

ムカつくムカつくムカつく

ストレスで毎日いっぱい食べちゃうし
このままじゃ太っちゃう(汗)




「小嶋さーんお疲れ様です♪てかどうしたんですか?」

「もう毎日イライラしてお肌にも悪いったらありゃしない」

「何にイライラしてるんですか?」

「あいつに決まってんじゃん」

「あいつ?」

「大島優子!」

「え?どうしてイライラするんですか
めちゃくちゃ良い人じゃないですか」

「・・・・・誰かと勘違いしてない?」

「先月移動されてきた大島さんでしょ?」

「う、うん」

「指原達新人にも分け隔てなく声かけてくれるし
差し入れだってくれるし、仕事も助けてくれるし
凄く優しい人ですよ」

「うそ・・・・」


いつの間にそんな事してたの?
殆ど一緒に居るのに・・・・


「こんな事嘘ついてどうするんですか
だからファンがめちゃくちゃ多いんですから
みんなずっと一緒に居れる小嶋さんが羨ましいって言ってますよ」

「みんな騙されてるって(汗)」

「小嶋さんの方が騙されてるんじゃないですか?」


じゃーなに
陽菜にだけ意地悪してるって事?
なんで?私何かしたんですか(涙)



「はぁ・・・・」

「・・・・・・ため息つきながらこっち見ないでもらえるかな」

「別に減るもんじゃないんだしいいでしょ」

「減るよ、私のやる気が駄々下がり」


・・・・ムカつくけど二年後には上司
ここはニコッと笑って


「すみませんでした以後気を付けます(бвб) 」


「・・・・・つまらない人間になったんだね」

「?・・・・・・?」


どういう意味だろう
私の事知ってるの?