作業が終わった時には日をまたいでいた


「お疲れ様、ありがとう(-∀-`)」

「この御礼は豪華ディナーで(笑)」

「アハハ覚えておくよ」


外に出てタクシーをひろい



「どちらまで」

「家どこ」

「私の方が遠いので先に大島さんの所へ行って下さい」

「いいよ、送る」

「埼玉ですよ」

「そんな遠くから通ってるの?
あぁ・・・・だから朝いつもギリギリなのか」

「実家の方がお金が溜まるので」

「確かにそうだ・・・・いいよ送る
運転手さん越谷まで行って下さい」

「かしこまりました」


大島さんのマンションは錦糸町だから
全く方角が違うのに・・・
もちろんタクシー代は自腹だから
結構料金かかると思う


あれ?陽菜越谷って言ったっけ?
疲れすぎてて無意識に言ったのかな


実家だから家がバレてもどうって事無いと思って
目の前まで送って貰った



「ありがとうございました(бвб) 」

「明日遅刻しないでよ」

「お母さんに起こしてもらうので大丈夫です」

「私は朝からいないけど仕事を書き出しておくから
戻ってくるまでにしておいて」

「わかりました、おやすみなさい」

「おやすみ」


ふぅ・・・早くお風呂入って寝なきゃ
マジで起きられないかも


「ただいま〜・・・・」

「あれ姉ちゃん午前様じゃん」

「うるさいな仕事だし(怒)」

「どうだか、誰かに送って貰ってただろ」

「会社の上司で女性だし(怒)」


そう、女性・・・・その女性と陽菜は・・・・


「なーんだつまんねぇ
まあ、アイドル好きの姉ちゃんに
ついて行ける男はいないか(笑)」

「アイドルが好きで何が悪いの(怒)」

「いい年して現実を見ろって事」


それだけ言うと二階へ上がって行った弟


いくつになっても好きな物は好きなんだからいいじゃん

それに家には連れてきたことないけど
ちゃんと男の人と付き合ってた事あるんだから!

どれも長続きはしなかったけど・・・・

だって体が目当てのくせに
アイドルが好きだってわかったらバカにするんだもん
アイドルの事何も知らないくせに

みんながどれだけ頑張ってるのかも知らないで
バカにするのがムカついてすぐ冷めるから
そんなに好きだったんじゃないんだよね
アイドルより好きな人が現れないんだから仕方ないよね



そう言えばお世話役になってから全然行けてないかも(汗)

はぁ・・・気分転換に行きたいなー

みんなの笑顔に癒されたい


このプロジェクトが落ちついたら有給とって行く!

絶対に行くから待っててねみんな(бвб)