次の日早速、優子先輩の家で勉強会

学校から自転車の後ろに乗せてもらい一緒に帰る



優子先輩の部屋は
陽菜の部屋と比べ物にならないくらい綺麗で
無駄なものがない感じ
ただベットには有名なクマのぬいぐるみが置いてあり
毎日一緒に寝れるなんて羨ましいぞ!て睨んでおいた



もちろんたかみなさんも一緒に居る
今日もあっちゃんを学校まで迎えに来て一緒に帰って来た

「たかみなお菓子、
たかみなジュース」

「飲み食いだけ進んで勉強全然進んでないやん」

「文句あるんだったら帰れよぅ(∵)」


たかみなさんは大学に行かず料理の専門学校へ行くらしい
だからもう勉強しなくてもいいんだけど
何故か一緒に来てあっちゃんにこき使われてる

「優子、冷蔵庫にあったチョコレートケーキ食べよう」

「あれはダメ!私一人で食べるんだからあげないし
チョコチーズ!ケーキだから」

「何でだよぅ」

昨日あげたやつだ(бвб) 

「なんでもなの!」

「にゃんにゃん私にも作ってよ」

「え!?どうして・・・」

「何でもくれる優子がくれないって言うのは
にゃんにゃんから貰ったからだろ」


鋭い・・・(汗)

「だめ!私以外の人にあげたらダメだからね!」

「うわぁーなにその独占欲
昨日の朝までウジウジ悩んでて
さっぱりしてくるーとか言ったくせに
夜にきたら顔の筋肉無くなったんじゃないかって言うくらい
ずーとデレデレしたままでさ気持ち悪いったらありゃしない」

「そ、そんな事なかったよ」

もしかしてキスした事とか話したのかな(汗)

優子先輩の方を見たら目と目が合って
フニャッと顔が緩むから陽菜まで緩んじゃう


「おいおい、何見つめ合ってるんだよ
私達がいるのにイチャイチャすんなよな」

「してないでしょ、ほら早く勉強する!
来年からは見てあげれないんだから自分で何とかしてよ」

「にゃんにゃん(∵)」

「はい」

「四年間も放ったらかしにされるんだよ
今ならまだ間に合うよ」



「私、優子先輩はあっちゃんと付きあってると思ってたんです」

「違うよ!付き合った事無いからね(汗)」


焦る優子先輩(笑)


「でもたかみなさんと付き合ってるって知って・・
それでも陽菜の片思いだと思ってて
四人で遊んでた時の事をしっかり心に焼き付けて
いい思い出にしようと思ってたので
四年間たとえ離れていても心が通じ合ってると思ったら
我慢できます(бвб)」

「はぁ・・・いい子だね
なんなら私と付き合ってみる?
学校まだ一年間一緒だし(∵)」

「あっちゃん(汗)」
「あづこ(汗)」

「私は二人でもOKだよ(笑)」

「ふふ、それもいいかなって思いますけど
遠慮しておきます、優子先輩がまた落ち込むので」

「ほんとにねぇ、ふだんポジティブの塊の人が
にゃんにゃんの事になると途端にネガティブになるから困る」

「しかたないだろ、好きなんだから・・・」

「・・・・・(бвб) (汗)」

「あぁ〜もう今日はやってらんない
たかみな帰るよ」

そう言って勉強道具を置いたまま部屋を出て行くあっちゃん

「ちょ、まってや(汗)」

その道具をカバンに入れ後を追いかけるたかみなさん(笑)

取り残された陽菜達

散々言っておいて
いきなり二人は困るよあっちゃん(汗)

どうしようか悩んでいたら


「大学だって休みもあるし帰って来るから」

「はい」


優子先輩から話しかけてくれた


「それにLINEは毎日する」

「はい」

「たまには電話していいかな」

「?」

「声聞きたくなるんだよね(汗)」

「陽菜も聞きたいです」

それと・・・・

「高校のクラブが休みの時会いに行ってもいいですか」

「来てくれるの?嬉しい(-∀-`)
寮だけど一人部屋だから泊まれるよ♪」

「泊ま・・・る」

「あ、へ、変な意味じゃなくて
遠いし、日帰りだと大変でしょ
ホテル代浮くし(汗)」

「優子先輩の部屋に泊りたいです(бвб) 」


どんな部屋で生活してるのか見てみたいから


「う、うん・・・・・」

「・・・どうかしましたか?」

なんか様子がおかしい気がする


「二人の時は優子先輩ってやめない?」

「えっ・・・でも・・・」

「ほら、国体の時呼んでくれたじゃん」

あの時は確か・・・優ちゃん・・・


「む、ムリです(汗)」

「敬語も嫌なんだけどそれは徐々に直していくとして
先輩呼びだとみんなと同じだからさ、ね」

「あの時は勢いで言っちゃったから(汗)」

「じゃー今も勢いで言ってみようさんはい!(´-∀-)」

「・・・・・むりです(汗)」

「お願い!この通り」

手を合わせ頭を下げてお願いされてるんだけど
昨日告白されたばっかりなのに恥ずかしい(汗)

「言わないとチューするからね」

今度は開き直ったかのように攻めて来た

「うっ・・・・ずるい」

「ほら、早く言わないとしちゃうよ」

どんどん近づいてくる顔

「・・・ゆ、優ちゃん!」

近づいてくる顔を凝視できなくて目を閉じたまま
頑張って言ったのに

チュッ!

「・・・・・・(汗)」

「アハッしちゃった(´-∀-)」

結局キスされて優ちゃんと言わされた

「うぅぅ・・・ずるい(怒)」

「ごめん、怒った?(汗)」

「嘘付く人とはもうしません(怒)」

「つかない!もう絶対につかないから許して
この通り!!」

「・・・・・・ふふふ、必死な優子先輩も可愛いですね」

「優ちゃん!」

「あ・・・・ゆう・・ちゃん(汗)」

「アハッ(-∀-`)じゃーもう一回♪」

そう言って近づいてくる顔
目をぎゅっと閉じ構えていたら


ドン!バタン!

「イッター・・・・・」

音と声に驚いて目を開けると
ドアのところであっちゃんとたかみなさんが倒れていた

「何してんだよ(汗)」

「私のおかげで付き合えたみたいなもんなんだから
見たって良いだろ(∵)」

「た、たかみなさん・・・(汗)」

陽菜の声にみんな一斉にたかみなさんを見る

「何興奮して鼻血出してんだよ」

少し怒り気味の優子先輩と呆れ顔のあっちゃん

陽菜は部屋を見回してティッシュを探す

見つけて差し出すと


「キス如きで鼻血出すなよな
もっと凄いことしてるだろ(∵)」


「・・・・・・」

その言葉に固まる三人

「あ、あつ(汗)」

「優子は体力ありありだから
にゃんにゃん頑張れ!」


それって・・・・・返事できないよ(汗)


「帰るで(汗)」


ティッシュで鼻を押さえあっちゃんの手を引き出ていくたかみなさん

挙動不審な優子先輩


「あ、あっちゃんは何言ってるんだろうねアハハ・・・」



陽菜たちの恋はまだまだこれからです(бвб)




おしまい