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heartbreak 5

初めての夜行バスは四列シートで隣同士

乗るとすぐ消灯になったからあまり話せなかったけど
にゃんにゃんの寝息が聞こえてきてなかなか寝れなかったのはナイショ


「優ちゃん・・・優ちゃん」

「んぁ?・・・え、もう着いたの(汗)」

「ううん、今最後の休憩なんだけど
トイレ行ったらみんな歯磨きしたり顔洗ってた」

「まじで、うわっどうしよう大きいカバンの中に入れちゃってるよ」

「陽菜も・・・・」

「向こうにもトイレあるだろうしここではやめておこう」

「そうだね、あ、優ちゃんトイレは大丈夫?」

「行っておこうかな」

「早くしないと15分に出発だよ」

「後7分か・・・急いでいってくる」

一分前に戻ってきてなんとかセーフ

それから京都によって大阪市内を周り
最終地点へ

開園時間までまだ1時間以上あったけど
乗る前に買ってあったおにぎりを食べ
混雑するトイレに並び歯と顔を洗っていると
あっという間に過ぎていった

「バスで来る人多いんだね」

「日帰りする人も多いって言うからね」


朝一番に入り夜は閉園間近までいてホテルへ
そのホテルも駅に行くまでにあるホテル

「ねえ、やっぱり私の分払うよ(汗)」

「いいって言ってるでしょ
パックだからそんなに高くなかったし」

「でも・・・」

高校生にしたら絶対に高いと思う


「じゃー夕飯は奢らせて」

「・・・・・わかった」

よかった

一応クリスマスプレゼントも持ってきてるから
いつ渡そうかな(-∀-`)


チェックインして部屋へ荷物を置きに行く


「わぁーひろーい(-∀-`)」

ツインベットが置いてあり窓の外には
さっきまでいたUSJと海が見える

「見てみてライトアップされていて綺麗だよ」

「ホントだ、クリスマスっぽい(бвб)」

「だってイブじゃん(笑)」

「ふふ、そうだね」

隣に立つにゃんにゃんを下から見上げると長いまつげと
少し赤らんだ頬と整った顔が見える

「綺麗」

「綺麗だね(бвб)」

「違うよ」

「ん?」

私を見下ろし首を傾げる

「にゃんにゃんの方が綺麗だって言ったんだよ(-∀-`)」

「もう・・・・(汗)」

照れた顔は可愛い

腕を首に回しめいいっぱい背伸びして
キスをすると少しかがんでくれたような気がした

「ギュルルル・・・・」

「ふふ、お腹鳴ってるよ」


せっかくの甘い雰囲気も私の腹の虫のせいで台無し

「食べる所色々あるみたいだから行こう」


自然に差し出された手をギュッと握ると
ふわっと笑ってくれた

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