一話へJUMP

http://mblg.tv/puna/entry/491/?cur=category&val=15

守ってあげる♂  3(改訂)

優子

結局お弁当箱を3つ持って帰ると

「あら、これどうしたの?」

「陽菜が貰った」

「あらあら、陽菜君カッコいいものね(笑)
今迄そういうのが無かったのが不思議なくらいだもの」

「・・・・・でも、愛想悪いよ」

「そこがいいんじゃない?クールな感じで(笑)」

「・・・・・」

「じゃーこれからお弁当いらないのかしら?」

「しらない・・・」

「聞いてみてよ」

「お母さんが聞けばいいじゃんかー」

「いつも偉そうにしてるのにそんなところはあかんたれなのね(笑)」

「うるさいなー」

それは陽菜にだけだもん・・・


次の日

「陽菜おはよう(´-∀-)」

「ん」

「あっ、これ洗っておいたから
と言ってもお母さんが洗ったんだけどね(テヘ)」

「んっ・・・」

「えっ?」

「返しといて」

「えぇっ!?私が返すの(汗)」

「んっ!」

「んっ!じゃないよ、自分で返しなよ」

「・・・・捨てる」

「いやいやダメでしょ(汗)」

「捨てていいって言った(бвб)」

「だからってさ(汗)一緒にいってあげるから返しに行こう」

学校に着いて一年生の教室へ

「渡辺さんて何組かな?」

(キャー小嶋さんだ)(かっこいい)(挨拶しちゃった!)

あちらこちらから聞こえてくる黄色い声

「麻友ちゃんですか?三組です」

「ありがとう、陽菜行くよ」

三組に行き入口にいる子に声をかける

「渡辺さんて来てるかな?」

「麻友!」

振り返って中に声をかけると

「はーい!」

甘い返事が聞こえてきて

「あっ!小嶋さん♪おはようございます来てくれたんですか」

私の後ろに見える陽菜に声をかけ
顔を赤らめてる可愛い女の子・・・
まさにザ!女の子て言う感じ?

私の事見えて無いよね(汗)

陽菜のわきを肘でつついて促すと
お弁当箱を差し出す

「洗ってきてくれたんですか?」

「・・・・・」

「また作ってきてもいいですか?」

「いらない(бвб)」

途端に悲しそうな顔をする渡辺さん

「あっ、陽菜好き嫌いが激しいから・・・ねっ(汗)」

本当は無いけど・・・

「何が好きですか?あっ!小嶋さん(汗)」

振り向くと歩いていく陽菜

「ごめんねもういらないみたいだから」

追いかけて行こうとすると腕をつかまれ

「大島さんですよね」

「うっうん」

「小嶋さんと付き合ってるんでか?」

「ちっ、違うけど・・・」

「小嶋さん今彼女いないですよね」

「たぶん・・・・」

「私あきらめませんから」

「・・・・・とりあえずお弁当はいらないと思う」

そう言って陽菜を追いかけた
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2014年11月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
アーカイブ
カテゴリー