「楽しそうですね」

「あ、たかみな先生久しぶり」

「・・・みーちゃん、この人と知り合いなの?」

「たかみな・・高橋先生は去年まで篠田病院にいたんだけど
独立開業したんだよねぇでも・・・隣の人は初めて見た」

「アハッ一緒に飲んでもいいかな」

よくそんな事がいえるなとそいつを睨んでいると

「えーと・・・やっぱり今日はお邪魔みたいだからやめとこうかな(汗)」

「いいですよ、私が帰りますのでどうぞ」

「え?陽菜の歓迎会なのに?」

「部屋の片づけまだ終わってないからごめんね」

立ち上がり帰ろうとしたら

「待って!」

「イタッ・・・い」

陽菜の手首をつかみ

「ちょっとこの人借りてもいいかな話があるんだ」

「ちょっと、離してよ!私は話なんてない(怒)」

「すぐすむから」

そう言うと外まで連れてこられ横の路地に引っ張られた

「何するんですか(怒)」

「はいこれ、忘れ物」

ポケットからそれを出すと陽菜の目の前でヒラヒラさせるから

慌ててそれを奪い取りカバンに入れる

「言っとくけど私も一応医者だから」

「え?」

「まあ、婦人科専門じゃないけどね(笑)」

「ちょっと(怒)」

「いやーでも偶然て本当にあるんだね」

「何言ってるの?」

「まさか23年前のお医者さんごっこの続きが出来るなんて
思ってもいなかったよにゃんにゃん(笑)」

「にゃんにゃん・・・・え・・もしかして・・・」

にゃんにゃんと呼んでいたのはたった一人だけ

「お隣の優ちゃん?」

「正解(-∀-`) 」

嘘でしょ・・・あの優しくて可愛かった優ちゃんなの?

「でも感動だなー陽菜がまだ処女だったなんてさ」

「そ、そんなことまで内診でわかるわけないでしょ(汗)」

「問診票だよ(笑)」

正直に書かなければよかった・・・

「優ちゃんには関係ないでしょ(怒)」

「関係あるよ、見て触ったことがあるのが
昔も今も大島さんだけだなんて感激(-∀-`) 」

「もしかしてあれって内診じゃなくて変な事してたの?」

「正解!」

「バシン!!最低(怒)」

頬を叩く

「イッタ、気づかない方も悪いんじゃん」

「私は悩んで病院へ行ったのにあんな事するなんて医者として最低!

あんたなんてヤブ医者に決まってる

もう、私の前に現れないでよね(怒)」

そう言い放ち中へ戻ろうとしたら

「ちょっと待ってよ(汗)」

「お医者さんごっこの事誰かに言ったら今日の事訴えるから
それと、私も医者だから!優子とは・・・みんなとは違う
真面目な医者だから!さよなら」

中へ戻りお店を変えようと言うと
何も聞かずにみんなついてきてくれた
きっと高橋先生が何か言ったんだろう


別の店で少し飲んでいると

「あ、さっきのお店にショール忘れてきちゃった」

「何してるん、ついてったるわ」

ゆきりんが忘れたショールを取に行くのをみるきーがついて行った