あれから一か月、何も起きないまま今に至る
(起きたら困るんだけどね)
でも毎日が勉強の日々
そんなある日同窓会の通知はがきがポストに入っていた
中学校か・・・久しぶりだし行きたいな(бвб)
「て言う事なので午後から休んでもいいですか?」
「・・・それ、当日に言う?休むって事は届、出してるって事だよね」
「エヘ!バレちゃいました?(бвб) 」
中庭でお伺いを立てていたら木の下に追いやられ・・・
「それって私にお仕置きしてほしいから黙ってたって事?」
「ち、違いますよ(汗)」
「こうやって攻めて欲しかったんでしょ」
「や、やめて下さい人に見られます(汗)」
「ここ窓から死角になってて見えないんだよねぇ」
「ちょっ・・・んっ・・・やめて(汗)」
「何やってんだよ!」
二人を引きはがしたのは
「ひーちゃん?」
「だれ(怒)」
「幼稚園から高校まで一緒で幼馴染の駒谷君
製薬会社の跡取りでもあるんですけど・・・」
「・・・・その跡取りが何の用(怒)」
「同窓会へ行くのを迎えに来たら襲われてたから助けてるんだよ」
「お、襲われてないし(汗)」
「ふーん・・・幼馴染ねぇ・・・」
「ほら用意しろよ行くぞ」
「車で待ってて」
「ああ・・・・」
「という事なので行きますね(бвб)」
急いで着替えに行くと後ろからついて来ていて
「気を付けなよ」
「大島先生よりよっぽど安全です(怒)」
「お待たせ(бвб) 」
「あいつ陽菜のなに」
「うーん上司?」
「気を付けろよ」
「プッ(笑)」
「なんだよ」
「同じ事言ってるから(笑)」
「・・・・・・・・」
車の中で懐かしい話で盛り上がっていると
「あれ?ここ・・・・」
「行く前に話があるんだ時間まだあるしいいかな」
そこはホテルの駐車場でホテルの一室へ連れて行かれ
向かい合わせで椅子に座ったまましばしの沈黙・・・
「早くしないと時間無いよ」
「ごめん同窓会は嘘なんだ」
「うそ?なんで・・・」
「俺・・・・もうすぐ死ぬんだ」
「え?どういう事?何冗談言ってるの」
「・・・・ガンが見つかってさもう手術不可能なんだって」
「セカンドオピニオン受けてみたの?」
「外科部長が言うんだから間違いないだろ、だから」
「キャッ!」
私を抱き上げベッドへ寝かされ覆いかぶって来た
「ひ―ちゃん(汗)」
「残り少ない時間俺と過ごしてくれないか」
「どういう意味?」
「ずっと好きだったんだ」
「ウソ(汗)」
全然気づかなかった・・・・
「いやだっ!やめて(汗)」
必死に逃れようと抵抗するけど
大きな男性の力に叶うわけもなく・・・・
全身の力を抜いた