heartbreak 14

懐かしいキス・・・小嶋さんのぷくっとした唇が
私の唇を包み込む

この感触大好きだった・・・じゃなーい!


「やめてください(汗)」

「なんで?フリーなんでしょ」

「それでも、好きになった人としかしたくありません」

「今までそうだったの?」

「当たり前です」

「でも別れてるんだよね?」

「そうですけど・・・
それは付き合ってからなんか違うかなって・・」

「それは本当に好きじゃないじゃん
好きかもっていう勘違いだったって事でしょ?」

「そ、そうですけど・・・
小嶋さんはそうじゃないんですか?」

「私は・・・昔本気で好きになった人に
何も言わずにさよならされて人を信じれなくなったから
取り合えず試しに付き合ってみて
好きになったら恋人に昇格?みたいな感じかな
まだそんな人出てこないけど」

「・・・・」

「だから、とりあえず、ね」

「ね、ってあっ(汗)」


結局その日数年ぶりに大好きな人に抱かれた
強引だったけど優しく触れてくる懐かしい手に泣きそうになった


それから私と小嶋さんのセフレな関係は
何故か続いて行く事になる

それは私の弱さ
吹っ切ったはずなのに
吹っ切れてなかった好きという気持ち
心の片隅にあの頃の思い出を残していたから・・・


でも、もちろん上司と部下

その姿勢は家でも崩さない



だって、溺れてしまいそうになるから

また勘違いしてしまいそうになるから

自分の中で壁を作る



「大島さん今日お弁当なんだ」

「私料理得意なんです♪」


隣の北原さんと話していると


「ねえランチ・・・
あ、美味しそうじゃん、私にも作って来てよ(бвб)」

「課長は彼女さんに作って貰って下さい」

「そうですよ、前の彼女会社に持って来てたじゃないですか」

「いらないって言うのに持ってくるのは最悪だった」

「その後すぐ別れてましたもんね」

「何で知ってるの」

「それから二度と会社に来なかったからです」

「あぁ・・バイトだったのにいきなり来なくなったからか(бвб)」

「そうですよ、大島さんが来てくれるまでの二カ月間
大変だったんですから
なのに、一か月もしないうち今度は彼氏作って」

「え?何の事」

「またまたーネタは上がってるんですよ」


それ以上小嶋さんの彼氏の話は聞きたくなかったから


「早くしないとお昼終わっちゃいますよ」

「ほんとだ、北原どうする?」

「上のカフェしか無理そうですね」

「仕方ない今日はそこへ行くか」

「ご馳走様です」

「だから!・・・ま、いっか」

「やったー♪」


北原さんは普通に話せて良いなぁー

私なんてただのセフレだから
新しい恋人が出来たらすぐ捨てられるんだ・・・・



heartbreak 13

シートベルトを締めたところまでは覚えてたんだけど


「大島さん着いたよ」


目を開けると・・・・



ここはどこ?
地下駐車場みたいで見たことが無い場所だった


「家がわからなかったから私のマンションに連れて来た」

「あ、帰ります(汗)」

「もう遅いし明日朝送ってあげるから」


そんな事したら家知ってるのにばれちゃうじゃん(汗)

「いいです、自分で帰ります(汗)」

「・・・・・とりあえず入って」


あまり断るのも怪しまれるから
泊めて貰う事にした

実家からでも通えるはずなのに
一人暮らししてるんだね

あ・・・恋人を呼ぶためか・・・


初めて入る小嶋さんの部屋
いつも私の部屋だったもんね


「かわいい」

「ピンクが好きなんだよね、変かな」

「いえ、似合ってると思います」

「着替えこれでいいかな
小さめのはこんなのしかないけど」

「十分です」

「酔ってるからお風呂入んない方がいいかも」

「シャワーだけ借りてもいいですか?」

9月下旬だけどまだまだ気温は高いからシャワーで十分

「どうぞ、バスルームはそこの扉でその隣がトイレだから
これ、バスタオル」

「お借りします」


シャンプーこれ使ってるんだ・・・
ボディソープは一緒じゃん♪

て、何でテンション上がってんだよ
もう終わった恋なんだぞ
もう昔の私じゃ無いんだから!

そう自分に言い聞かせバスルームを出る


「お先でした」

「お水とお茶冷蔵庫に入ってるから
適当に飲んで、私もシャワー浴びてくるから」

「はい」


入って行ったのを見てから冷蔵庫を開けお水の
ペットボトルを出す

「コップお借りしまーす」

聞こえないと思うけど一応ね・・・


水を飲みながらスマホをいじると


あ、みーちゃんからLINE来てた

今電話してもいいかな・・・
お風呂長い方だって昔言ってたから大丈夫だよね

「・・・もしもしみーちゃん?」

(今何時だと思ってんのよ)

「ごめん、飲み過ぎて寝てた」

(明日大丈夫なの?)

どうしよう、明日何時に帰れるかな

「朝一の映画は無理かも」

(え〜明後日までなんだよ)

「日曜日の朝一でいいかな、ランチ奢るからさ」

(仕方ないなーホテルのランチバイキングでよろしく)

「わかった、じゃー明後日ね」

(ばいばい)

「ばいばい♪」


電話を切ると


「彼氏?」

後ろから声をかけられびっくり
出て来たの全然気づかなかった(汗)

「いえ、友達です」

「そう・・・さーて寝ようか」

「あ、私ここのソファーお借りしてもいいですか?」

「このソファーは高かったからだめ」

「あ(汗)床でも大丈夫です」

「私のベットダブルだから二人寝れる」


そりゃ恋人とそういう事をするために・・・

そんな所で寝たくない!

なんて言えるわけもなく
寝室へ入って来たわけで


「イルカ・・・」

「可愛いでしょ大阪の海遊館のなの」


知ってる、だって私がプレゼントしたんだから
でも、何でまだもってるの?
もしかしたら違う人に貰った別のもの?

そんな事を考えていると


「大島さんは彼氏いるの?」

「今は・・・いません」

「そうなんだ・・・・じゃー二人共フリーだね」

「へぇ?」

「最近ご無沙汰だからいいかな」


いいかなって・・・え!?

返事に困っていると
ベットに押し倒されキスされた




heartbreak 12

「大島さん結構お酒強いんだ」

「そんな事無いですけど
今日は飲みたい気分なので」

「え、なになに?なんかあったの」

「北原さんにだって飲みたい日があるでしょ」

「その北原さんやめてよ、私の方が年下なんだから」

「でもここでは先輩ですし」

「え、何が先輩なの(бвб)?」

「課長、遅かったですねあと30分しかないですよ」

「ちょっと編集長に捕まっちゃってね」

「ビールでいいですか?」

「あ、私車だからウーロン茶でいいや
ねえ、食べ物残ってないじゃん」

「大丈夫でーす、課長の分はちゃんとあっちに取ってありますから」

「ここに持ってきてここで食べるから」

「あぁ〜大島さんを狙ってるんでしょ」

「何馬鹿な事言ってるの、お腹すいたから早く」

「はーい」


昔はこんなにフラッとじゃなかったのになぁー・・・

「何か私の顔についてる?」

「いいえ・・・」

「顔真っ赤だけど大丈夫?」

「大丈夫れす、そんなに飲んでませんから」


本当はだいぶ酔ってると思う
舌が回らなくなってきてるから

「れすって・・・・(笑)」


うぅ・・・この年になっても可愛いぞこの野郎

「仕事覚えた?」

「はい」

「課長どうぞ、仕事は私が教えてるんですから
大丈夫に決まってるじゃないですか」

「北原だから心配なんじゃん」

「どういう事ですか(怒)」

「ふふふ、怒んないの、信用してるんだから(бвб)」

「いやぁ〜ウーロン茶おかわり行きますか」

「まだ一杯目も来てないし」

「あ、注文してなかった(笑)」

「ほらー心配でしょ」

そう言って私に笑いかけてくるから
また胸が苦しくなる

「私、注文してきます(汗)」

「大島さんは今日の主役なんだから座ってて
すみませーん、ウーロン茶と梅酒ロックお願いします」

「まだ飲むの」

「梅酒は大島さんの分です」

「私はもう・・・」

「いいじゃん、なんかね今日は飲みたい気分なんですって」

「へぇー(бвб)」

運ばれて来たウーロン茶と梅酒

「では皆さん課長が来たのでもう一度乾杯します」

仕切ってる北原さんは幹事さん

「ちょっと待って私グラス、カラだよ」

「カラでいいよ、カンパーイ」

「カンパーイ」

強引に乾杯してまたみんな話し出す



「運転代行呼ぶので飲んでくださいよ」

「飲まないって言ってるでしょ(笑)
それに明日朝一で行かなきゃいけない所があるし」

「お、まさかデートじゃないでしょうね」

「とっくに別れたし(бвб) 」

「えぇぇ!!また別れたんですか」

「またって・・・仕方ないじゃん何か違うんだもん」

「モテるんですね・・・」

「そうなのよ、モテるのに続かないってどう思う?」

「わかんないです」

「なんかね、前にも言ったと思うけど
昔の恋人の事が忘れられないんだって」

「北原!」

「私立候補しましょうか?」

「お断りします」

「チェッ
大島さん気を付けてね課長両方いけるから」

「煩いって、マジ怒るよ」

「もう怒ってるじゃないですかぁー」


北原さんも結構酔ってるのか小嶋さんに絡んでる


昔の恋人・・・あの人といつ別れたんだろう
二年以上付き合ってたから忘れられないのかな・・・

はぁ・・・・
梅酒ロックを一気飲み

「お、まだまだいけるね〜
梅酒ロックおかわりで」





「大島さん・・・大島さん大丈夫?」

「・・・・・はい・・」

「もうお開きなんだけど帰れる?」

「大丈〜夫れ〜す(-∀-`) 」


立ち上がろうとしたらよろけてこけそうになる


「危ない(бвб)」

「あはっすみませーん(-∀-`) 」

「そうだ、課長車でしたよね
大島さんお願いしまーす

二次会のカラオケ行く人ついて来て下さい」


そう言うと私と小嶋さん以外行ってしまった


「タクシーに乗せていたらけたら帰れますので」

「・・・・・・」


なぜか腰に手を置かれ支えられて・・・
酔ってるんだから甘えてもいいよね?

小嶋さんの匂い・・・変わってない・・・
懐かしい匂いにも酔ってしまう

「送るから乗って」

「でも・・・」

「北原に頼まれたからだから」

「ありがとうございます」

そうだよね、部署の責任者で
部下の面倒を見る責任があるからだよね・・・・


複雑な気持ちのまま助手席に乗り込みシートベルトを締めた

heartbreak 11

「こちらが今日から働いてもらう大島さんだ」

「中途採用でお世話になります大島です
よろしくお願いします」


ここは雑誌社のファッション雑誌の部署

もちろんファッションにほど遠い私は事務で採用された


頭を下げ挨拶をして顔をあげると


「ん?ねえ、どこかであったことある?」


そう言ったのは忘れもしない甘い声の持ち主


うそ、なんでここにいるの(汗)


「いえ」

そう答えるので精一杯だった

「じゃー小嶋課長よろしくね」

「はい」

課長さんなんだ・・・


「ここが大島さんの席
仕事内容は隣の北原さんに聞いて」

「よろしく♪」

「よろしくお願いします・・・」

第一印象は人懐っこそうな人だと思った

「なにかわからないことがあったら
ここの責任者私だから何でも聞いて」

「はい」


髪が短くなって眼鏡をかけてると分かんないくらい
どうでもいい相手だったんだね

私は声だけですぐわかったのに・・・
年齢を重ねてるはずなのに昔と変わらず綺麗
この年で課長だなんて凄いね
それに比べて私って・・・

勉強は私の方が出来ていたのに
何の役にも立ってなくて笑っちゃう





別れを告げてから電車の時間もずらし
会わないように避けて高校を卒業した

大学は教え合ってなかったから
二度と会う事はなかった・・・

地元にいるとこういうことがあるから
都会で就職したのに・・・ホントついてない


あれから何度も恋をした・・・・
ううん、付き合ったけど
小嶋さんほど好きになれる人がいなかったから
今でも独り身なんだけどね


「あぁぁ!!」

いきなりの大きな声にみんな驚いて

「どうしたんですか(汗)」

「あなた、毎朝雑種犬を連れて土手を走ってない?」

「散歩は・・・してましたけど」

「やっぱり、だから見た事あったんだ
ふースッキリした、さーて仕事しよ(бвб)」

「小嶋課長は相変わらず自由人ですよね(笑)」

「そうでなきゃこの仕事はやっていけないよ
みんな見習うように(笑)」

「みんな見習ったらこの部署潰れますよ」

「あぁ・・・言えてる(бвб)」


みんな笑ってるんだけど一人だけ笑えないでいる私


だって昔と全然違うんだもん
こんなキャラじゃなかったよね?

まあ、あれから十年以上たってるんだから人も変わるか
現に私が変わったんだから・・・
性格が逆転しちゃったね


それから何事もなく
気づかれないまま一週間がたった

仕事もようやく覚え迎えた金曜日


「今日は大島さんの歓迎会の日で―す」

そう、二日前に金曜日空けといてねっていきなり
北原さんに言われ、別に用事もなかったから歓迎会を受けいれた

小嶋さんも来るのかな・・・

「課長はどうされますか?」

「私は後から行くから」

「ワーイ課長の奢りだって」

「何でそうなるのよ(汗)」

「日頃、みんなは私の子供だからって言ってくれてるじゃないですか」

「それとこれとは別でしょ」

「えぇ〜」

「はぁ・・・一人いくらなの」

「飲み放題込みで3000円ぽっきり」

「仕方ないなぁー」

「やったーゴチになりま〜す」

盛り上がってるみなさん

「あのう、いいんですか(汗)」

「いいのいいの、その分仕事を頑張ればいいんだから」

「はぁ・・・・」


こんな楽しそうな小嶋さん初めて見たかも
私との時はなんていうか・・・何かを気にしていたみたいだから
あ、彼氏の事か


あぁぁ・・・もう、嫌なこと思い出しちゃったじゃん
くそー今日は思いっきり飲むぞー!

heartbreak 10

「さっむ、何でこんなに寒いんだよ(ΘωΘ) 」

「真冬の夜中だから仕方ないよ
それにしても人多すぎ」

少し足を延ばし有名な神社まで初詣にやって来た私達

「いつもの所で良かったのに」

「だーめ、今年は大きなお願いするんだから
大きい所がいいの」

「でもさお礼参りしなくていいの?
二年連続で電車の人と付き合えますようにって
お願いしてたんでしょ
叶えてくれたんだからそこに行かなきゃじゃん」

「そっか・・・それ気づかなかった
明日行くからついて来てね」

「あのね、私だって用事があるんです」

「なに?ゆっくり寝るとかゲームするとか?」

「デートって言う選択枠はないんですか大島さん」

「いないんだから無いでしょ(-∀-`) 」

「はぁ・・・仕方ないから付き合ってあげるよ」



そう、先にそっちへ行かなかったから罰が当たったんだ

ここへ来なかったらあんなの見なくて済んだのに
知らなくて済んだのに・・・





「ねえ、あれ小嶋さんじゃない?」

「え、どこどこ
こんな所で会うなんて私達どこま・・・・・・」

「隣にいる男の子
電車で見た事あるんだけど」

「弟じゃないかな・・・」

「小嶋さんと同じ高校のカバン持ってたよ」

「お姉ちゃんを慕って同じ高校に入ったんだよ、きっと」

凄く楽しそうに笑ってるにゃんにゃん

「あっ・・・」

転びそうになったのを支えてあげて
笑いながら頭を小突いてる男の子

「どう見ても恋人同士だねあれ」

「帰る」

「え、ちょまだお参りしてないじゃん」


もう何も見たくないし聞きたくなかった


そのまま布団に飛び込み泣き寝入り



「優子いつまでねてるの起きなさい」

お母さんに起こされたのが9時過ぎ

「どうしたのその顔」

「映画見て泣いただけ」

「お正月早々目がパンパンよ」

「いいじゃん別に・・・」

御節を食べお年玉をもらい部屋へ


勇気を振り絞りLINEを打つ


(おはよう、初詣行った?)

(行ってきたよ、優ちゃんは?)

(まだ行ってない)

お参りしてないんだから嘘じゃないよね

(そうなんだ、人がいっぱいだから埋もれないようにね(笑))

可愛いスタンプと一緒に送られてきた

にゃんにゃんも嘘はついてないからきっと弟さんだったんだ

それからみーちゃんにごめんのLINEを送り
次の日いつもの神社へお参りに行った




迎えた新学期

「おはよう」

「おはよう(бвб)」

座る陽菜の前へ立ち挨拶をする


「今日はポニーテールしてないの?」

「うん、あげると首が寒いからおろしてる」

「なるほど、そうだよね寒いよね(笑)」

「うん」

いつものにゃんにゃんで安心した




一月が終わると三年生はそろそろ学校が終わり
卒業式を待つだけになるから
帰りも早くなる

みーちゃんと話しながら歩いていたら
電車が入って来て慌てて走り飛び乗ったから
いつもの車両より一両手前になった

あ、にゃんにゃんと同じ制服だ

椅子に座る二人組に注目していたら

「見てみて」

一人がそう言って向うの車両を指さす
その方を見るとにゃんにゃんがいて神社で見た男の子と
仲良さそうに話しているのが見えた

「陽菜と淳君相変わらず仲いいよね」

「付き合って二年だっけ?」


初めは聞き間違えかと思った


「そうそう陽菜の家にも遊びに行ってるみたいだよ」

「え〜そうなの」

「初詣でも二人を見たって由紀が言ってた」

「ラブラブだね」

「いいよねーあぁー私も彼氏が欲しい」


この子達は誰の話をしてるんだろうか
小嶋さんは私と付き合ってるんだよ
淳君て誰?弟でしょって言いそうになった

「優子見て」

みーちゃんに呼ばれてそっちを見ると

私が告白した駅に二人で降りて行った
ここは小嶋さんの降りる駅じゃないのに・・・

そっか、あの日淳君の家に行くのに降りて行ったのか・・・


やっぱり彼氏いたんだ
だから電車では友達のフリ

家にも呼んでくれなかったし
外で遊べなかったんだ

じゃー何で告白OKしたの?
何で私と寝たの?

女の人とだったら浮気じゃないから?
女性と付き合ってみたかったから?

もう何もかもが嫌になり
今までの私を消し去りたくて
家に帰り
中学から伸ばしていた髪を自分で切った

夕方お母さんが帰って来て


「優子その髪どうしたの(汗)」

「鬱陶しいから切った」

「鬱陶しいって(汗)
めちゃくちゃじゃないの(汗)来なさい」


お母さんに連れて行かれたのは知り合いの美容室

「ポニーテール似合ってたのにどうしたの(汗)」

「気分転換です」

「ガタガタだから相当短くなっちゃうわよ」

「かまいません」





その夜
覚悟を決め



(今までありがとう、さようなら)

とLINEを送り

既読が付いたのを確認してブロックし
電話番号とアドレスを消去した





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