彼女が何を考えてるのか分かりません 15 Y

「優子先輩おはようございます」

「おはよう」

「今日早くないですか?」

「みーちゃんこそいつも朝礼ギリギリなのに早いじゃん(笑)」

「たまたま目が覚めたので早く来れました(ΘωΘ) 」


たまたまじゃダメじゃないかな(;´-∀-)


「課長おはようございます(-∀-`) 」

「おう」


いつもにも増して機嫌が悪そう


「大島ちょっと」

「はい!」


課長のデスクの前


「たまたま運が良かっただけでまだ成功してないんだから
調子に乗るなよ」

「はい・・・分かってます・・」


何も朝から言う事ないじゃん・・・
そんな事自分が一番わかってるのに


「控えめな振りしていつの間に上に取り入ってたんだか」

「そんな事・・・」


でも、言い返せない
社長に気に入られてるのは本当だから


「見てるだけで鬱陶しいから早くプロジェクトやらの部屋へ行ってくれ」


言われなくったって行くよでも
明日からなんだから今日はここしかいる場所がない


「明日から二カ月間あちらへ行かせていただきます」

「ふん、戻ってきても居場所は無いと思え」

「・・・・失礼します」


くそう、何なんだよ(怒)


「酷いですね(汗)きっと妬んでるんですよ」

「もう慣れたよ」

「課長より出世して見返してください」

「そこ!就業中にこそこそ無駄話をするな!(怒)」

「はーい(ΘωΘ) 」


ペロッと舌をだすみーちゃん


失敗したらマジで戻れなくなるかもしれない
そしたら会社辞めないといけなくなるのかな・・・


ダメダメネガティブは伝染するって陽菜が言ってたから
メンバーみんなに伝染したら成功するものだってしないよね?

頑張らなきゃ




「と言う事を言われたんだ」

「あぁ・・・あの課長あれ以上出世しそうにないよね
この会社には珍しい人物」

「だよね、良い人が多い中どうしてあんな人が課長になれたんだろ」

「取引先からどうしてもって言われて入社させたのに
自分は凄いって思ってるから困るって初めの頃
社長が悩んでたんだけどクビにも出来ないし
役職付けたら何もしなくていいからって課長にしたら
また勘違いして威張り散らしてるんだ」

「そんな経緯があったんだね」

「あ、個人情報だから内緒ね(笑)」


お昼前にLINEが来てちょっとだけ愚痴ったら
今日社長は打ち合わせで外に出ていて居ないから
ランチしようって誘われて愚痴を聞いてもらってる


「あっちゃんは愚痴とかないの?」

「あの社長だよ無いに等しいかな」

「と言う事はあるんだ」

「たまに時間にルーズな時があるでしょ
それが困るかな」

「あぁぁ・・・わかる気がする」

「それに予定にない事を突然入れたりするから
調整するのが大変」

「あっちゃんも苦労してるんだね」

「でもお給料が良いから許せる(∵)」

「私もこのプロジェクトが成功したら昇給するかな」

「するんじゃない?」

「よーし頑張るぞ!」

「優子はしてもしなくても上げてって言えば上がると思うけど」

「それはダメだよ、ちゃんと仕事して上がらないと」

「真面目だね、そこが良かったのかな?」

「え?」

「ううん、こっちの話」


なんか含みがあるけど、今はプロジェクトの事だけ考えないとだ

彼女が何を考えてるのか分かりません 14 Y

何やってんだろう私
陽菜にあたるなて最低じゃん


「あれ、大島さん?]

「前田さん、おはようございます」

「おはようございます、どうかされたんですか?」

「前田さんこそまだ早いですよ」

「私は社長のスケジュールの確認やメールのチェックなど
色々あるので早めに出勤しているんです」

「毎日ですか?」

「はい」


知らなかった・・・・
それに比べて私は・・・近いのに15分前に出社

前までは30分前には出社していたのに・・・・
それでも前田さんに会わないか(;´-∀-)


「悩み事ですか?」

「いえ・・・そのう・・・」

「社長との事ですか?」

「それもありますが仕事の事もちょっと(;´-∀-)」

「私でよければいつでも聞きますよ」

「ありがとうございます(-∀-`) 」


前田さんは社長秘書なのに一般社員にも分け隔てなく接してくれる

と言うか態度が全く変わらないんだよね
社長に出さえ塩対応だから(笑)


「さっそくなんですが・・・・(;´-∀-)」

「ふふいきなりですか(笑)」


・・・・・・初めて笑った顔見たかも
やばい・・・・可愛い(;´-∀-)


「何か私の顔に付いてますか?」

「いえ、い、今は忙しいですよね、また暇なときお願いします」

「ではLINEの交換しましょう」

「良いんですか?」

「出し惜しみしてるわけではないので大丈夫です(笑)」


また笑った・・・・


「私も出社するので一緒に行っていいですか?」

「同じ会社なのでどうぞ」


とはいっても会社はすぐそこ


「上へ上がられますか?」


前田さんの上と言うのは社長室の事


「自分の部署へ行きます」

「かしこまりました」

「私にそんな畏まって話さなくてもいいですよ
前田さんの方がここでは先輩なんですから」


「・・・・だよねぇこのしゃべり方疲れるんだよねマジで」

「・・・・・・・(;´-∀-)」

「あ、大島さんも敬語なしでいいよ」

「う、うん(;´-∀-)」

「じゃー暇が出来たらLINEするから
携帯つねに見ておいてよ」

「わかった」


これが本当の前田さん?

ビックリして固まっちゃったよね(;´-∀-)

陽菜は知ってるのかな?

彼女が何を考えてるのか分かりません 13 H

陽菜が襲う方だったのに
大阪のホテル以降
優ちゃんが目覚めちゃって大変(汗)


「待って・・・もうムリ・・アッヤッ」


いつも意識を失って気が付いたら朝


「陽菜、ご飯出来たよ(-∀-`) 」


なんかすっきりしててムカつく


「どうかした?(;´-∀-)」

「次は陽菜の番だからね!」

「え、ご飯作ってくれるの?」

「違うし!夜の話!」

「わ、分かったから怒らないで(;´-∀-)」

「それはそうと、今日からでしょ」

「あ、うん・・・・」


この前のプレゼンは成功し見事獲得
そしてプロジェクトチームが立ち上がった


「ねえ、私がリーダーで良いのかな」

「当たり前じゃん何が問題なの?」

「篠田副社長リーダーの方がいいんじゃないかな」

「あんなのこき使ってやればいいの」

「そんな事できないよ(;´-∀-)」

「優子の案が採用されたんだから優子のリーダーが当たり前」

「そうだけどさ」

「だったら陽菜が入ろうか?」

「それはもっとダメ!(;´-∀-)」

「むぅ、どうして拒否るかな(怒)」

「社長が入る何ておかしいでしょ」

「それだったら副社長もおかしいじゃん」

「・・・・・・だよね、なのにどうして入ってるの」

「さ、さぁ?」

「あぁ、今どもった!何か隠してるでしょ」

「考えすぎじゃないかな(бвб) 」

「今さらそんな顔しても遅いんだからね!」

「はぁ・・・・このプロジェクトは成功しなきゃいけないの
クライアントに舐められたらおしまい
優子は入ってまだ日も浅いから初めて会う人も多い
その点麻里子は顔も知れてるし陽菜の次に一目置かれてるから
舐められることは無い」

「やっぱり副社長の方がいいんじゃん・・・・」

「でも勝ち取ったのは優子でしょ」

「もういいよ」


そう言うと食べかけのお皿を片付けだした


「まだ途中でしょ」

「外で時間潰してから出社するから
自分のお皿は自分で洗っといてよね」


「優子待ってよ」


陽菜の制止を振り切り出て行ってしまった



まだ一時間もあるのに・・・はぁ・・

そう言えば優子から会社への愚痴を聞かなくなったかも
バレる前までは公園で毎日のように愚痴ったり相談してきたり
していたのに・・・・今は誰に言ってるんだろうか

彼女が何を考えてるのか分かりません 12 Y

ホテルの部屋


「ふぅ・・・・・」

「疲れた?」

「結果はまだだけど私が出来る事は全部出し切ったから
なんか気が抜けちゃって(;´-∀-)」

「お疲れ様でした(бвб) 」

「アハッ(-∀-`) ありがとうございます」


陽菜は陽菜なんだけどやっぱり仕事上では社長だし
なんか緊張する


「先にお風呂入って」

「いいよ、陽菜が先に入ってよ」

「陽菜何にもしてないから後でいい」

「じゃー先に入らせてもらいます」


お風呂の用意をしているとベルが鳴った


「陽菜が出る」


お願いしよう


「ワインは頼んでないけど」

「お連れ様が一緒にお持ちするようにと」

「そう・・・・ちゃんと向うの部屋につけておいてね」

「かしこまりました」

「篠田さんから?」

「そうみたい、お風呂あがったら飲もうね」

「うん」


贅沢な部屋で高いであろうワインを飲む・・・
少し前までの私にはあり得ない事だった
こんな贅沢をして罰が当たらないかな(;´-∀-)



「お先でした・・・・てなんで怒った顔してるの(;´-∀-)」

「中にバスローブあったでしょ」

「バスタオルの横にあったような・・・・・」

「其れに着替えて!」

「なんで?これでいいじゃん」

「雰囲気が大切なの!」

「わかったから怒んないでよ(汗)」


そんな事で怒るなんて今日はあの日なのかな?
だったら出来ないや・・・いや襲う方だから出来るのか?
て何考えてるんだ私(;´-∀-)

続いて陽菜がお風呂に入ったのになかなか出てこない

寝ちゃったりしてる?

コンコンコン・・・・「陽菜寝てる?」

「もう出てる(笑)」
カチャリ


おぉぉぉ・・・・同じバスローブなのにこうも違う?


「ワイン開けるね」

「私がやろうか?」

「陽菜がする」


私はデザートとおつまみを用意


ポン!と音がして注がれる赤いワイン


「カチン・・・・あらためて今日はお疲れ様でした(бвб) 」

「陽菜も付き添いお疲れ様でした(笑)」

「ん、このワイン美味しい」

「ほんとだ、全部飲んじゃいそう(笑)」

「酔ったらダーメ(бвб)」

「うぇっ(;´-∀-)」


そんな甘い声と顔で囁くように言わないでよ


「デザートも早く食べちゃわないと寝る前だと太っちゃいそうだね」

「大丈夫、今から運動するから(бвб) 」

「う・ん・どう・・・・・(;´-∀-)」


ゴクリと喉が鳴ってしまった


「やっぱりホテルのケーキは美味しい」

「そ、そう?(;´-∀-)」

「食べないの?」

「食べるよ、勿論(;´-∀-)」


ワインを二杯飲み白い肌がほのかに赤くなる


「綺麗」

「綺麗でしょ、もっと近づいたら?」

「え?」

「大阪城も見えるし
こっちからはハルカスや通天閣まで見えるんだよ」


そういう意味か(;´-∀-)

陽菜の後ろが窓だからそう思ったのかも
私は勿論陽菜のことを言ったんだけどね

窓に近づき見渡していると後ろから抱きしめられた


「二人の初めてがあんな部屋でだったから
やり直したかったの」

「気にしてなかったのに」

「優子が良くても陽菜が嫌なの!」

「ありがとう陽菜」


後ろを向くとキスされそのままベッドへ


「カーテン閉めないと(;´-∀-)」

「大丈夫外からは見えない」


そう言うとまたキスされて・・・・あっと言う間に裸に

もしかしてこのためのバスローブ?


「陽菜」

「ん?」

「今日は私もしたい」

「ふふ、じゃーどっちが先にイカせられるか競争ね」


なんか陽菜の口からイカせるとか聞くとエロイんだけど


そして、どっちが勝ったかと言うと・・・・



んっ・・・とか漏れる声に大興奮した大島さんが勝ったよね♪


私意外と素質あるかも(-∀-`) 



彼女が何を考えてるのか分かりません 11 Y

何度も言わされたせいか
プレゼンでは止まることなく
伝えたい事は伝えられたと思うし
感触もよかった・・・・・よね?

一部勝手に替えちゃったのまずかったかな(;´-∀-)

いや、でも相談する時間なかったし・・・



「お疲れ〜(*`ω´) 」


勿論ディナーも四人


「食べないの?(бвб) 」

「なんか・・・心配で喉を通らない(;´-∀-)」

「もう終わっちゃったんだから今更心配しても仕方ないでしょ」

「そうだけど・・・・私のせいで会社に損害を与えたらどうしようって」

「九州の会社良かったよね、内容もうちに引けを取ってないし
なにより笑いを入れながらの説明最高だった(*`ω´) 」

「あうぅ・・・・ごめんなさい(。-∀-)」

「でも外人さんには受けてなかったでしょ」

「あぁ・・・確かに、通訳の人が上手く説明出来てなかったか」

「その点優子はちゃんと英語を交えながら説明してたし
相手もうんうん頷いてくれてたから言いたい事は伝わってると思う」

「まさかゆっぴーが英語話せるなんて知らなかった」

「大島さんよく英語を取り入れて話せたね
シュミレーションの時は日本語だけだったのに」

「私高校の夏休みの三年間短期留学してたんです
変でしたか?(;´-∀-)」

「そうだったんだ、全然大丈夫だったよ(*`ω´)
これから海外の人との商談はお願いしようかな」

「そこまで話せるわけじゃなくて(;´-∀-)」

「今まで通訳は才加がしてたから相手の事とか教えてもらうと良いよ(*`ω´) 」

「いえ、私は(;´-∀-)」


秋元さんの方を見ると


「私は秘書ですのでファッションの事はあまり詳しくありません
大島さんがされた方がより伝わると思いますので気にしないでください」



ホッと胸をなでおろしていると徐に立ち上がった陽菜


「デザートは部屋に運ばせて(бвб) 」

「かしこまりました」


ここで食べればいいのに・・・・お腹いっぱいなのかな?



「なにしてるの優子も行くよ」

「え、私も?」

「当たり前でしょ同じ部屋なんだから」


そうだけど・・・・


「お先に失礼します」

「ガンバ(*`ω´) 」


ん?ガンバ?


歩く後ろから篠田達は食べてから戻ってしようね、と言ってるのが聞こえた



まさか・・・・ね(;´-∀-)
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