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H 夢 12

優子を抱くたびに心が痛む

好き同士なら良かったのに・・・恋人同士ならって・・

眠る優子にしか素直になれない陽菜

寝顔は昔のままなのに
目を開けると途端に眉間にしわが寄り
眉毛が下がる

こんな関係を望んでたんじゃない

ただ、優子が・・・優ちゃんが好きだっただけなのに・・・

どこで狂っちゃったんだろう

バカな陽菜、全部陽菜が悪いのに・・・

優ちゃんは昔のままの優ちゃんだったのに・・・



「おはようございます!
あれ?ここどうしたんですか?」

「え?」

「肩らへんにひっかいたような痕がありますけど」

いつの間に・・・

「何処かでひっかいたのかな・・目立つ?」

「いえ、これくらいならファンデで隠れますよ」

「ごめんねお願い」


優子になら傷つけられてもいい
恨まれて刺されたって・・・・


「そう言えば来月ですよね小嶋さんの特集載ってる雑誌出るの」

「そう、結構いい感じに出来たから
見たら感想聞かせてくれる?」

「私なんかの感想でいいんですか?」

「色んな人の感想聞きたいの」

日中と夕方では撮った人が違うから
雰囲気も全然違ったものになってる

みんなはどう見るんだろうか・・・・

少しでも優子の役に立てたら嬉しいんだけど




フラゲで送られてきた雑誌

「・・・・・・・」

陽菜も一緒に選んだはずなのに
なんで涙が出て来るんだろう

たった4Pに6枚の写真なのに・・・

あの頃の・・・純粋だったあの頃の陽菜がそこにいた

「陽菜まだまだイケるじゃん(бвб) 」

もうどこにも残ってないと思っていた優しさが
写真からは感じ取れた

陽菜の心の奥にしまったはずの本当の自分

「演じきれてないなんて陽菜もまだまだって事だよね」

ワインを飲みながら独り言をつぶやく寂しい女


優子はこれを見てどう思うのだろうか・・・
他の人は?

ううん、他の人の意見なんてどうでもいい
優子の気持ちが聞きたい本当の優子の気持ちを・・・

嫌われてるのに?

そう仕向けたのは陽菜

この世の中でバカで不器用な陽菜が一番嫌いだ

Y 夢 11

「ちょっと優子、どういう事か説明しろよ」



陽菜のベッドで目覚めた時隣には誰もいなくて
机の紙の上に鍵が置いてあり

”鍵は持っておいて”

ポストには入れておくなって事だよね?
あれ?でもここオートロックだから
勝手に鍵が閉まるんじゃー・・・

疑問は残ったけど言われた通り鍵を持ち
服を着てそのまま部屋を出た

「もうお昼じゃん(汗)」

とりあえず佐江にメールすると家に来いと言われ
部屋に入った途端に叫ばれたのがさっきの言葉

「陽菜とは幼馴染なんだ」

「マジか!スーパーモデルだぞうらやましいなこのやろう」

肩を突かれよろける

「ぐぅぅ・・・」

「ご飯まだなの?」

「あ、うん・・・起きたとこだから」

「小嶋さんに作ってもらわなかったの?」

「起きたらもういなかったから・・・・」

「・・・・・なんかわけありか?」

「そんなこと・・・・・・ない・・・」

「心友に隠し事するのか」

「ごめん・・・・相手が相手だけにこれだけは誰にも言えない」

「そっか・・・・まあいつでも聞くからあんまり悩むなよ」

「ありがとう・・・ほんとごめん」

「良いって、風呂も入ってないんだろ」

「あ、うん」

「ご飯作っとくから入っといで」

「うぅぅ・・・さえ〜好きだぞ」

「優子に好かれてもなー(笑)」

「光栄に思えよ(-∀-`) 」

「ヘイヘイ」

お風呂から上がるといい匂いがしてすぐ食べ始める

「仕事大丈夫なの?フリーになったんでしょ」

「あ、うん・・・・まだ三カ月だからなかなかね
今は貯金崩して何とかしのいでる状態(笑)」

「笑い事じゃないだろ、もっといろんなものを撮ればいいのに
背景とかスクープとか」

「グラビアを撮りたいんだ」

「何でこだわってるの?」

「なんでだろう、カメラマンになりたいって思ったきっかけだからかな」

「もしかして小嶋さんか?」

「うーん・・・まあそう言う事」

「確か優子の兄貴と付き合ってたんじゃなかったっけ?」

「うん・・・二人も幼馴染だからね」

「そっかー優子の周り豪華だな(笑)」

「あんまり関係ないけどさ」

「頼んで撮らせてもらえばいいじゃん」

「公私混同は良くない!」

「そんなとこは真面目だよね、
普段は変態親父なのにさ(笑)」

「佐江に言われたくないよ(怒)」

「佐江は王子様キャラだから」

「自分だけいいキャラにしてずるい(笑)」

「アハハハ、で、いつから仕事?」

「えーと・・・・中ごろに一つと
後半に一つアハッ(-∀-`) 」

「おいよいよい、それ仕事って言わないよ(汗)」

「他の日はバイトするから」

「何の?」

「飲食店」

「はぁ?カメラのバイトじゃないのかよ」

「だって賄い出るから助かるんだもん」

「はぁ・・・・まあ、腕はいいんだからコツコツガンバ!」

「お、おう」

そう言えば去年陽菜とした仕事のお金
来月入って来るんだっけ?いくらくれるんだろう

多くて2・3万かなー・・・・

来月発売かー・・・・



私の写真も使われるみたいで嬉しかった・・でも

あんな奴にもプライドがあったみたいで
私の写真が使われる事に腹を立て
その事が原因ですぐ首になったんだけどね

どれが使われてるのか教えて貰えなかったから
出るの楽しみにしてたんだ(´-∀-)

「今日どうする、泊まる?」

「今日は帰る、お母さんが心配するから」

「そっか、おばさんを安心させるためにも
早く安定させろよ」

「わかってるよ」

女で一つで私を育ててくれたお母さん・・・

わかってる、分かってるけど・・・
これだけは譲れないんだ

陽菜の写真集を撮るまでは・・・

例え嫌われていたとしても
腕とネームバリューさえあれば撮らせて貰えるはずだから

その為には有名にならなきゃ

写真持ってもっと売り込みに行かないと・・・

やっぱりお兄ちゃんを撮らせてもらおうかな(-∀-`)

H 夢 10

一度抱いてしまえば気が済むと思ってたのに違った・・・

喘ぐ声、誰にも汚されていなかった綺麗な体
我慢して耐える顔、イクときのいやらしい顔

なのに子供みたいなあどけない寝顔・・・

一人になると思い浮かぶのは優子の事ばかりだった

雑誌の特集の話がきた時こちらからカメラマンを指名した

本当は優子を指名したかったけどまだ助手のカメラマンを
指名するのは変だから仕方なく・・・

飛行機はビジネスとエコノミーで別々だったけど
ホテルは同じだから・・・

撮影も順調でその日の撮りは予定よりも1時間ほど早く終った
もちろん陽菜が頑張ったから
今までにない位真剣に・・・

(気持ち悪い)

あきらかに陽菜をそう言う目で見て撮っている奴に
いい写真が撮れるはずがない

案の定終わると誘ってきたし・・・
みんなと行くのなら行ってあげてもいいかなって思ってたのに

差し障りない返事をしていったん部屋に戻り片付けが終わるのを待ち
優子の部屋から見える場所に立ち誘うように動き回る

優子はきっと陽菜を見つけるはずだから

視界の端に優子をとらえると自然と頬が緩む
優子のフィルターにはどんな陽菜が写ってるんだろう・・・

少しするとカメラを覗きシャッターを必死にきる優子を
とらえる事に成功し部屋へ連れて行く

もちろん抱くために

怯える顔がたまんない、陽菜ってSだったっけ?

ううん、こんなに執着するのは優子にだけだから

夕食はルームサービスを頼み
何度も何度も優子を抱いた

体中に痣を沢山付けて・・・

これで明日はビキニで泳げないし
間違ってもあいつらの前では水着になれないでしょ?


次の日のお昼の便で日本へ

三日後送られてきた写真の中から編集長と選ぶ

「うーん困ったわね(汗)」

やっぱり腕も二流だった

「この二枚は使えるとして・・・
後はスタジオで撮りなおしましょうか(汗)」

「あの人の助手で女の子いるでしょ」

「・・・あぁ、あの小さい子?」

「あの子いいカメラ持ってましたよ
隠れて私を撮ってましたからね」

「取りあえず聞いて、見てみるわ」

それから2日後撮りなおさなくていいかもと
連絡が来て空いた時間に覗きに行った

「見てこの写真、あの子大島さんて言うんだけど凄いわよ
全部この子の写真を使いたいけどそうもいかないから困ってるの」

「分けて載せればいいんじゃないですか
こっちはすべて夕暮れ時だし」

「そうね、そうするわ・・・・・・」

「なんですか?」

「陽菜ちゃんてこういう表情もするのね」

「え?」

「なんて言うか自然で・・・恋人が撮ってるみたいな感じ?」

「たまたまですよ」

「そうね女の子だしきっと感じるものがあったのね」

「・・・・・」



そして今
あれから年を越しやっと訪れた陽菜の休みを
台無しにしてくれた優子にお仕置き中

寝ながら喘ぎイク優子をゆっくり観察しながらの二度目
目を覚まし騒ぐ優子をまたせめて眠らせる


あの雑誌は来月発売される

優子は撮影が終わってから数日であそこを辞め
今はフリーでなんとか生計を立ててるみたいだけど
あれが出ればきっと・・・・

まだ陽菜が麻里子を好きだと思ってるブラコン優子

麻里子はとっくに他の女優と付き合ってるのに・・・


陽菜には優子だけ、優子には?

陽菜の事を忘れられないくらい体に刻んであげるね
こんな事でしか愛を示せない陽菜を許して

愛してる優子、離したくないのに・・・



Y 夢 9

運命とは皮肉なものでもう会いたくないと思っていると
そう言う仕事が来る

「大島、来週の水曜日から雑誌の撮影でグアムへ行くから
パスポート用意しとけよ」

「誰の撮影ですか?」

「聞いて驚くな、あの小嶋陽菜だぞ♪」

うそでしょ・・・・

「泊りだし海外だし上手く行ったらやれるかもな(笑)」

最低だ・・・男はみんなこうなの?

「お前もいい男居たら遊んでもいいぞアバンチュールだ♪」

遊ぶわけないじゃん・・・
二年以上も助手をしていて本性を見破れなかった
私ってまだまだだな・・・・




グアムに到着しもう一人の助手の男の子と機材を運んでセットしていると

「おはよう(бвб)」

「お、おはようございます♪」

「おはようございます・・・」

「今日はよろしくね(бвб)」

「こちらこそよろしくお願いします♪」

男はみんなこの嘘の笑顔にやられるんだろうか・・・

こんなの本当の陽菜の笑顔じゃないのに・・・

「あ、小嶋さんおはようございます
どうされたんですかまだ早いですよ」

「散歩がてら撮影現場を見に来たの」

「さすが小嶋さんプロですねー」

見え透いたおべんちゃらに吐き気がする・・・

この人のもとにいたら夢はかなわないだろう・・・

でも辞めることはまだ出来ないもう少し我慢しないと・・・

撮影はスムーズに進み予定してた時間より早く終わった

「小嶋さん今日食事一緒にどうですか」

「みんなと?」

「いえ、おしゃれな店見つけたので二人でどうかなと?」

「ごめんなさい今日は先約があって」

「そ、そうでしたか、では日本に帰ってからお誘いしても・・・・」

「予定が合えばですね」


機材を片付けながら会話に耳を傾ける
先約か・・・・私には関係ない事だけどね



部屋に戻りまだ明るいからひと泳ぎしようと
水着に着替えバルコニーから目の前の海を見ると
砂浜をはだしで歩く天使がいた

ラッシュガードを羽織りカメラを持ち部屋を飛び出す

「あっ・・・」

あまりにも焦り過ぎて鍵を中に置いたまま出てきてしまった・・・

そんな事は後でいい今は早く行って写真を取らなきゃ帰っちゃう(汗)

少し離れたところからシャッターを何百回ときる
日が落ちてきて夕陽が背景を彩
その景色に魅入られるように我を忘れて撮っていた

どんどん近づいてくる天使に気づきもしないで・・・・

「え?」

「捕まえた」

「小嶋さん?」

「無断で撮っちゃダメでしょ」

「こ、これは・・・・」

「来て」

腕を引っ張られ連れてこられた部屋

「あのう・・・・」

そこは私の部屋の倍以上はある広さの部屋で
真ん中にはキングサイズのベットが・・・・

「勝手にとった罰、そこで裸になって」

「なんでそんなことしないといけないんですか
上司に言いつければいいじゃないですか(汗)」

「写真全部消してもいいの?」

「そ、それは・・・・くっ」

仕方なく水着を脱ぎ裸になる

「あれから誰かと寝た?」

「そんな事なんであなたに言わないといけないんですか(怒)」

「優子は陽菜の物だからだよ」

「私は誰のものでもない!私は私の物だ!」

「違うよ、昔っから陽菜だけのものだった」

「ちがっ・・・」

「優子は陽菜の事好きでしょ?」

「それは昔の話です」

「じゃーなんで写真撮ったの」

「それは・・・・」

「ベッドに寝て足を広げて」

「っ・・・いやだ!」

「優子に断る権利はないんだよ」

「なんで・・・なんで小嶋さんは私に意地悪するの
私小嶋さんになんかした?
気にくわないことがあるなら言ってよ謝るから」

「言う義務はないし言うつもりもない」

「もう、なんなの(涙)」

あの日の夜だけでもう二度とそう言う事にはならないと思っていたのに

その日の夜また陽菜に抱かれた

あの日と違っていたのは陽菜に触れられキスされたとき
あの日の快感を体が覚えていて私の体が陽菜を求めた事だった

例え嫌われていたとしても心が陽菜を求めている事に気づき
これからどうして行っていいのかわからず
誰にも相談できない私は同じ場所でぐるぐる回っているだけだった

H 夢 8

陽菜の指で体を震わせイク優子

綺麗で穢れが無いように見えるこの体を
どんな男が抱き優子をどんなふうによがらせたんだろうか

陽菜が手に入れたかった優子の心も体も手に入れた奴がいるなんて
考えただけで反吐が出そうだった

嫌がる優子を無理やり犯し指を入れた時
涙を流し痛がる優子を見て初めてだったんだと知った

なんて馬鹿なんだろう・・・
優子はあの時のままの優子だったのに

陽菜の事をにゃんにゃんと呼び大好きと言い続けてくれた
優子だったのに・・・

もう遅い、汚れた陽菜が優子を汚してしまったんだから・・・

初めての絶頂を迎え意識を手放した優子の体を
やさしく丁寧に拭きベッドに運びその隣にもぐりこむ

「ゆう・・・・ちゃん・・・ごめんね」

どうやって詫びたらいいかわからず
少ない給料で大変だという言葉を思い出し
封筒にお金を入れカバンに入れる
少しでも優子の役に立ちたかったから・・・

キッチンで水を飲みベッドへ戻って目を閉じるけど
昔の事を思い出し全然寝れなかった



『私ねカメラマンになりたいの』

16歳の誕生日の時私達に夢を語ってくれた

『どういうカメラマン?』

『グラビアとか写真集を撮りたい』

『世界とか回らなくていいの?』

『えーとね・・・恥ずかしいんだけど・・・
夢はねトップモデルになったにゃんにゃん専属カメラマンになる事』

ハニカミながらそんな事をさらっと言う優子

『陽菜がトップモデルになれなかったらどうするの?』

『絶対なれるよ!私が保証する(-∀-`) 』

『優ちゃんに保証されても(笑)』

『だって私の大好きなにゃんにゃんだもん』

『理由になってないし(笑)』

優子の中にずっと私がいたんだって言う事が凄く嬉しかった

そして優子は高校を卒業し大学へは行かず
あの時言った通りにカメラマンの助手をしながら
腕を磨いている

そのカメラマンとできていると言う噂が耳に入ってきて
それを信じた陽菜、好きって言ったくせに・・・
やっぱり男がいいんじゃん!と・・・・

でも優子は処女だった
陽菜を裏切ってはいなかった
先に裏切ったのは陽菜だったのに・・・・

そんな事を考えているとベッドが少し軋み視線を感じたから
優子が目を覚ましたんだとすぐにわかった

少し様子を見て優子の出方を待ったけど
動きそうにないから陽菜から動く

恥ずかしそうに笑う優子に引け目を感じ
思ってもいない言葉が次から次へと口をつく

ショックを隠し切れない優子の目に涙が浮かぶ

見るのが辛くて背を向けると

「さようなら小嶋さん」

そう呟き部屋を出て行った

こみあげてくる涙

玄関が閉まる音を聞いてから声を出して
涙が枯れるまで泣き続けた
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