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後輩 6

にゃんにゃんが休んで一週間

朝方からの大雨で練習が中止になったから
あっちゃんに宿題見てあげようかって電話すると

「にゃんにゃん暇そうにしてたから三人で行ってあげようよ」

そうは言っても雨がひどくて
家についた頃にはびしょ濡れになるよ(汗)

しかーし!日頃の行いが良い大島さんに
またまた神様は味方してくれた

11時まえから小降りになり
お昼ころには止んだから
あっちゃんに連絡してにゃんにゃんにもLINEを送り
ご飯を食べて出発

家を出る時既読がついてなかったけど
まだ完治してないはずだから家にいるよね?

はやる気持ちがこぐ速度を一段と高める

チャイムを鳴らそうとしたら
ちょうどお母さんが玄関から出てこられたから挨拶したら
入ってと言われ遠慮なく入ると
そこには・・・

可愛いパジャマを着た私の天使が立っていた(-∀-`)

ホテルの時や合宿でもパジャマじゃなかったから
顔がニヤけてしまいそうで必死で我慢


少し遅れてあっちゃん達も入ってきて
勝手知ったるダイニングへ・・・
一度しか上がったことないけどね(笑)


部屋着?みたいな服装で降りてきたにゃんにゃん

うん、何着ても可愛い(-∀-`)
だって同じクラブジャージでさえ
可愛く着こなしてるんだから当たり前か

買ってきたケーキをお皿に入れようとキッチンへ行くと
一人分の昼食が置いてあった

なるほどさっき起きたとこなのか(笑)
だから携帯も見てなかったんだね

でもそんな事は聞かない

ケーキを食べ終わり
みんなが宿題を開いたのを確認して
読みかけの小説を読み出すと熱い視線(笑)を感じ
目線をあげるとにゃんにゃんと目があった


「ん?どうかした」

「宿題は・・・」

「私はもう終わったよ」

「えぇぇっ」

「優子はいつも早いんだよ
夏休みの宿題は終わりかけに慌ててやるのが醍醐味だろ」

「そんな事言って去年は手伝えって
一日前に持ってきたの誰(笑)」

「たかみなだろ」

「違うわ(怒)」

「だから今年はクラブ終わってからたまに
こうやって宿題を見てあげてるんだけど
今日はクラブ休みで一日空いたから
見てあげようかって言ったら
にゃんにゃん暇そうにしてたからって言うから来てみた
迷惑だったかな(汗)」

「いいえ、陽菜も一人でするよりみんなでやる方が捗るので」


嫌がって無いようでホッとした

二時間ほどたった時お母さんが帰って来られて
ホットケーキを作ると言われたから
早いけどそこで終わりにして手伝うことに

たかみなと二人で準備してたら

「私が焼きます(бвб)」

共同作業で幸せ(-∀-`)

もちろんあっちゃんは出来上がるのを
テレビを見ながら待ってるだけ(笑)


フルーツで可愛くデコレーションをして写真を撮る女子二人

一応チビ二人も女子だけどね(笑)

みんなインスタをしてるらしく
何枚も色んな角度から撮って厳選して載せるらしい

で、四人でお皿を持ちお母さんに撮ってもらった

「それも載せるんですか?」

「そのつもりだけどダメかな」

「いえ・・・でも出来るなら顔を隠してもらえたらうれしいです」

「そうだよね、分かった(∵)」

あっちゃんに四人で撮った写真を送ってもらい
にゃんにゃん専用フォルダーに入れる

どんどん増えていく写真を毎日眺めるのが最近の日課


あっちゃんのインスタを覗くと

(友達と宿題終わりのおやつ作り)

顔にスタンプを貼り付け誰だかわからなくしていたから
安心してたのに

にゃんにゃんがいじめられてると佐江から聞いてびっくりした


私のせいじゃん・・・・
やっぱりかかわらないほうが良いのかな


後輩 5

帰りの新幹線でも隣りに座り
二人っきりの空間このチャンスを逃すてはない



「ふぁぁ〜朝早く起きすぎて眠くなってきちゃった
寝てもいいかな」

「はい(бвб)」

「肩貸してね・・・うん、ちょうどいい高さだ(-∀-`)」

強引かなとも思ったけど
快く貸してくれたから甘えることに

このドキドキ聞こえてないよね(汗)

少しすると頭に重みを感じにゃんにゃんのサラサラな髪が
私の頬に触れた

なんでこんなにいい匂いなんだろう
それに癒やされ・・・ほんとに眠くなってきて
いつの間にか寝てしまっていて新横浜のアナウンスで目が覚めた


「ごめん、大丈夫だった?」

「大丈夫です(бвб)」

「寝心地良すぎ、また肩貸してね」

「い、いつでもどうぞ(бвб)」

「アハッ言ったな、絶対だよ」

「はい」

こんな会話だけでも幸せだなって思う

後輩なんだから断れないのは分かっていてもね


一旦改札で別れ家に帰り荷物をおいて
自転車でにゃんにゃんの家を目指す


USJでじっと見ていて
何度も手にしては返してを繰り返し
結局買わずにいた可愛いストラップ
こっそり買ったからそれを渡すため


少しでも好きになって貰おうだなんて
邪な思いがいけなかったんだ

私がいきなり行って驚かせたから
階段から落ち足を捻挫してしまったにゃんにゃん


応急処置だけしたけど折れていないことを祈った
だって折れてたらクラブ来れないし
程度によったらもうほとんど会えないかもしれないじゃん(汗)



その日にゃんにゃんに似て綺麗なお母さんに
夕飯を食べていくように言われ
お招ばれして帰った


次の日の練習が終わり家に帰ってLINEを送る

もちろん怪我が心配だったから

骨折やヒビじゃなくてよかったけど
全治2週間か・・・

その間会えないじゃん・・・



そう思ったらつい迎えに行ってあげようかって
強引に話を勧めてしまった

そのせいでにゃんにゃんに嫌な思いをさせてしまうことに
なるなんて少し考えれば前までの私ならわかったことなのに

自分の気持ちを抑えられなかった結果
にゃんにゃんに辛い思いをさせてしまったんだ




練習終わり救急箱を持ってたから持ってあげようかって言うと
もちろん断られ・・・

「あ、あのう、今日の帰りは
同級生で寄り道して帰る事になったので
友達に送って貰います」

「そうなの?」

「はい、で、明日からやっぱり休む事にしたので・・・
朝、迎えに来ていただかなくても大丈夫です
今日はわざわざありがとうございました!」


今日の朝は何も言ってなかったのに
悲しそうな顔をして申し訳なさそうに謝るにゃんにゃんを見て
自分の馬鹿さ加減に反吐が出そうだ

1年生なんだから3年生の申し出を断れるわけ無いじゃんね


「そうだよね、無理やり誘ってごめんね」

「そんな事・・・」

「ゆっくり家で休んで早く治してまたクラブに出ておいで」


それだけ言うので精一杯で逃げるように部室へ入った


夜、いつものように二人が来て
いつもと違う私に何があったのかって
しつこいくらいに聞いてくるから
怪我させたことと今日断られたことを話し

暇だったら退屈だろうから遊びに行ってあげてほしい
と言ってお見舞いに何か買うようにお金を預けた


にゃんにゃんのいないクラブはつまらない・・・
もちろん練習に楽しさは必要ないかもだけど
何か足りない・・・
香りのしないコーヒー?
甘くないケーキ?
にゃんにゃんのいない人生・・・・

物足りない・・・・・












後輩 4

インターハイの日まだ集合場所に来ないにゃんにゃん

いつも早い方なのに・・・
まさか事故にでもあったとか?

「おはよう!佐江が一番最後?」

「いや、まだ小嶋さん来てない」

「へぇー珍しい何かあったのかな」

どっちから来るんだろうか
目だけ動かしてキョロキョロしてたら
右の道路の方から可愛く走ってくる姿が見えた(-∀-`)

来ないのかと思ってヒヤヒヤしてたけど
必死に走ってくる姿がまたまた可愛くてつい口を出してしまう



「はぁはぁ・・・すみません(汗)」

時計を見ると二分の遅刻・・・
怒られないようにしなきゃ(汗)


「アハッ陽菜ちゃんが走ってるのはじめてみたかも・・・
じゃないか、前にも見たね」

「た、体育の時間も走ってます」

「同級生は見たことあるかもだけど
私たちにはレアだから(-∀-`)」

「ホントだ珍しい(笑)」

佐江が乗ってくれてケラケラ笑うと
みんなも笑顔になったからすかさずビデオを渡し
話題を変えたのに

私が声をかけたせいで驚いてビデオを落としそうになり
二年生から怒られてしまった(汗)


すかさず謝ったけど腑に落ちないっていう顔をする2年生

そんな空気の中

「全員揃ったから行こうか」

才加が解消してくれて助かった



着替えてグランドに出ると

「優子!」

名前を呼ばれ声の方を見るとあっちゃんがいて
その横には・・・・にゃんにゃんが(-∀-`)

思いっきり笑顔でそっちに向かって手を振ったのに
振り返してくれたのはあっちゃんとたかみなだけで・・・

にゃんにゃんはこっちを見てるようだったけど
もしかしたら私の後ろを見てたのかもしれない・・・

でもビデオ係に任命したから
競技中は絶対に見てくれるよね?

で、かっこよくゴールして勝ったところを見せようと思ったのが悪かった

一瞬気を抜いたスキにさや姉に抜かれ0.1秒差で負けてしまった

それをあっちゃんに見透かされ・・・


ボートしてるように見えてよく見てるから怖いよまったく(汗)


で、で、で、一泊で大阪へ(-∀-`)
あっちゃんとたかみなが早速協力してくれた♪


東京駅で待ち合わせだったんだけど
ちゃんとした場所を言ってなかったから連絡しようと思ったら
携帯番号もLINEもわからなくて焦った

クラブの連絡網も
キャプテンから2年の代表1年の代表に連絡して
回すことになってるから全員の連絡先はわからない

なんとか見つけ出しLINEもゲット(-∀-`)
幸先いいよね♪


新幹線も隣でウトウトしてる姿も可愛かったし
もたれ掛かってきた時はいい匂いがして
息を思いっきり吸い込んだよね(-∀-`)

めいいっぱい遊んだ夜は
サプライズでお祝いしてくれた

何故かキスの話になって
国体優勝したらってなったのに
嫌だって言われまた地味に落ち込む自分

でもあっちゃん達の加勢もあり
強引に頬にキスを取り付けた

まあ、無効だろうけどさ・・・

朝は早起きして寝顔をずっと見てたし・・・
毎日こんな寝顔を見れたらなって・・・

こっそりスマホに写真を収めた・・・・


私ってやばいやつじゃん(汗)
やっぱストーカー(;´-∀-)?

絶対に見つかったらやばいやつだよね(汗)

後輩 3

次の日浮かれる自分を鎮め先に二人をカラオケに向かわせ
にゃんにゃんを1人で迎えに行く

まっすぐな道だから
遠くからにゃんにゃんが見えていたんだけど

お店の中を覗いているのか
私に全然気が付かないみたい


それにしても・・・

私服がまた可愛くて顔が緩んでしまう

先輩としてそんな顔をして待ち合わせの場所に行くのは
どうかと思うから顔を引き締めかっこよく決めたつもりだけど
目の前に行くと更に可愛くて緩みそうになる

にゃんにゃんはと言うと私を見ず後ろを見てるようだったから
きっと二人を探してるんだろうと思って先に行ってることを告げ
腕を取り引っ張っていく

・・・・不自然じゃなかったよね?

柔軟とか体を押してもらうことはあっても
こうやって手を繋ぐのは初めてで
私より少し大きくてやわらかい手を離したくないと思った

なのにカラオケに着くと


「あのう・・・トイレ行ってきていいですか」

なーんて言うから離すしかないじゃん(涙)

やっぱり嫌だったのかな・・・・

「はぁ・・・・・」

「何ため息ついてんの」

「べ、別に(汗)」

あっちゃんには心を見透かされそうで怖い

「高橋様」

フロントから呼ばれ部屋番を言われ先に二人を行かせ
また一人でにゃんにゃんを待って部屋へ

ひと言も話さないし顔も強張ってるように見えたから

「にゃんにゃん緊張してる?」

「あ・・・・・少し・・・」

聞いてみたらやっぱり緊張していたみたいだ
でも今日は楽しんでほしいから


「みんな先輩だもんね〜仕方ないけどさ
今日は先輩後輩抜きにして楽しもうよ(-∀-`) 」

そう言うと元気のいい返事が返って来たからつい

「いい子(-∀-`) 」

いつもの癖で頭を撫でてしまったんだけど
嫌じゃなかっただろうか・・・

なんか私の方が緊張してるじゃん(笑)


部屋に入りカラオケタイム
なかなか歌わないにゃんにゃん

そりゃー歌いにくいよね

だからいつものノリのいい歌を入れて
三人で踊ってると曲に合わせて体をゆすってたから


「にゃんにゃん知ってるんだったら踊ろ(-∀-`) 」

思い切って前に引っ張りだすと
普通に踊れてたから
知ってるんだと思って嬉しくなった

それからよくよく話を聞いて行くと
同じアイドルグループが好きらしく
私と趣味が会うじゃん(-∀-`)
て、嬉しくなった

歌ってもらうと
それはそれは甘くて可愛い歌声で
ノックアウト寸前だよ(汗)

それからの歌は殆ど一緒に歌うことになって
楽しすぎた(-∀-`)

「楽しかった、また来ようね(-∀-`)」

「はい!」


ニコニコしながら返事してくれたから
また誘ってもいいかな・・・

でもあまり特別視してもダメだし・・・

はぁ・・・先輩後輩って難しい(汗)


後輩 2



何とか小嶋さんともっと近づきたいと思う私に

初めてのチャンスが訪れたのは
才加の家から学校へ行く時

合宿での練習方法とか
去年からの改善箇所をふとしたことで思いついちゃって
善は急げ、鉄は熱いうちに打てがモットーの私は
学校の用意だけ持って才加の家へ行き
夜遅くまで話しあい朝は才加は電車だから先に出て
私は自転車で家を出た


自転車をこいでいると先を急ぐ女の子
後姿を見ただけですぐ誰かわかった

こんなチャンスは二度とやってこないだろう
そう思ったらいてもたってもいられなくて声をかけ

なんとか取り繕い
自転車の後ろに乗せる

密着する体・・・

自分がこんなにも変態だったなんて(汗)

危ないからとしっかり腕を回させ
背中に当たる柔らかい感触を思いっきり味わい
うるさい心臓の音を誤魔化すために必死でこいだ

学校についても柔軟を手伝ってもらい
小嶋さんを独占する

マネージャーなんだからいいよね?
変じゃないよね?

呼び方も小嶋さんから陽菜ちゃんに・・・

はぁ・・・可愛い名前♪


それから一気に急接近!

とまではいかなかったけど
合宿で二度目のチャンスはやってきた

でもあっちゃんやたかみなと絡むふりをして
実は小嶋さん目当てで手伝おうとしたら
一年生に迷惑をかけてしまった(;´-∀-)


邪な気持ちを持ってるからそう言う事になるんだよ優子さん
小嶋さんはみんなのマネージャーなんだから公平に・・・
自分にそう言い聞かせ

諦めていたら神様は私に味方をしてくれてるのか
二人っきりの時間を作ってくれた

ほんの数分だけどぐっと近くなったよね?
それに二人の時はあっちゃんが呼んでいて羨ましくて仕方がなかった
にゃんにゃん呼びまでしちゃったんだから(-∀-`)


引退までダメだよ!という自分と
わからなかったらいいんだから言っちゃへ!
と言う自分が心の中で喧嘩をする

でもね、他の3年生より少しでいいから特別な目で見て欲しいんだ
少しでいいから・・・



合宿の帰りみんなはカラオケに繰り出すみたいなんだけど
私は家の掃除をしないといけないから
とりあえずカラオケの中まで見送りあっちゃんたちに追いつこうとしたら
小嶋さんと話してるのが見え
心を落ち着かせてから声をかけたら
明日カラオケに行くって?

あっちゃんグッジョブ!これを逃す手はない


「えぇーいいなぁー私も混ぜてよ」

よく言った優子!

さらに終わってから私の家に来てご飯・・・・


早く帰って大掃除しなきゃ(汗)

でもその前に・・・

またまた後ろにのせ家まで送る


上がってくださいって言われたけど
早く帰らなきゃだからここはぐっと我慢してバイバイをした




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