スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

あなたに出会えて 番外編 4 優子の想い後編

「優陽が産まれて3か月位たった夜中

泣く優陽におっぱいをあげていると携帯が震えた

誰だろうこんな夜中に・・・画面にはたかみなの文字

すぐに出ると「もしもし優子?」

「たかみな、どうしたの?」

「今そっち夜中だよな、ごめんな」

「いいよ、丁度起きてたから・・・ていうか、泣いてるの?」

「うう・・・あつが、敦子がー 」

「あっちゃんがどうしたの?怪我でもしたの 」

「・・・麻里子様と付き合うことになったってメールが来た 」

えっ? あっちゃんはたかみなが好きで、麻里ちゃんは
珠理奈を可愛がっていたのに・・・?

「それで、たかみなはどうしたいの?」

「高橋はまだAKBにいるから恋愛禁止やし、何も言えなくて・・・
良かったねって送り返した・・・(涙) 」

「本当にそれでいいの?」

「うん・・・仕方ないから・・・」

「じゃーなんで泣いて電話してきたのさ」

「優子にしかこんなこと言えないし・・・今のメンバーの前では
涙は見せれないから・・・ごめんな(泣) 」

「まだ間に合うよ、取り返しちゃいなよ 」

「もう遅いよ・・・二人は一緒に住みだしたみたいだし・・・」

「そっかー、卒業した二人なら自由だし、昔から麻里ちゃんは
あっちゃんにちょっかい出してたもんね 」

「ううぅぅ・・・・」

「たかみなにもいい人現れるよ 」

「敦子がよかったよー!(泣)」

「もう一人近くにいるじゃん(-∀-`) 」

「いないよー・・・・同期であと残ってるのはみーちゃんだけだし・・」

「ほらーいるじゃん 今たかみなが何とか頑張れてるのは誰のおかげ? 」

「・・・・みーちゃんのおかげ・・・・」

「そうでしょ、これからはみーちゃんを見てあげなよ
私達がいた頃から、ずーとみ〜ちゃんが支えてくれてたんだよ 」

「優子ありがとう・・・でもこのことはパルには言わないでほしい」

「分かってるよ、じゃー頑張ってね」

「優子もそっちで頑張れよ!」

お互いエールの交換をして電話を切るころには優陽も寝ていて
そのまま私も寝ちゃったからコロッと忘れてた

麻里ちゃん達が帰ったら陽菜に教えてあげよーと

あなたに出会えて 番外編 4 優子の想い前編

こじぱと一緒に卒業して数か月後

二人で海を渡りアメリカで式を挙げ籍を入れた

さすがアメリカ!女の子同士でも受け入れてくれて本当の夫婦のなった

孤独な私の為にこじぱは子供を産みたいと言ってくれたけど

二人の血のつながった子供が欲しかったから
こじぱの弟にお願いして私が産むことにした

何年もかかるだろうと、覚悟していたのにたった一度の体外受精で
子供を授かる事が出来て二人で泣き明かした夜

女優を目指す私は妊娠中に沢山の舞台やミュージカルを
片っ端から見て回り英語も勉強して人脈も少しずつ作った

こじぱは定期的に日本に帰りモデルの仕事をしてくれているから
その収入とAKB時代にためた貯金を少しずつ切り崩しながら
生活している、贅沢さえしなければ十分やっていけるんだけど・・・

こじぱにばっかり負担がかかってるようで少し心苦しい・・・

そんな思いも全部包み込んでくれる海よりも深いこじぱの心

「優ちゃんは何も考えなくていいんだよ
二人の大事な宝物を宿してくれてるんだから」

「でも・・・私ばっかり好きな事してるみたいで・・・こじぱは嫌じゃないの?」

「陽菜はモデルの仕事好きだし、
家族にも会いたいから日本に行ってるだけだよ
優ちゃんは将来、大女優になって陽菜達を養ってくれるんでしょ? 」

「うん、頑張るから見捨てないでね ・・・」

「もう・・・またそんな事考えてたんだ、見捨てるわけないし 」

何年たってもこじぱには頭が上がらない


優陽が生まれる時凄い難産で、陣痛が始まってから丸一日かかったのに
ずっと手を握っていてくれて腰をさすってくれたり
頭を撫でて励ましてくれたり

産まれた時は綺麗な顔がぐちゃぐちゃになるくらい泣いていて
「ありがとう!」を、何回聞いたかわからない


優陽が産まれてから呼び方を変えた

こじぱ!から陽菜!に変えたのは親になって少し大人に近づきたかったから
自分なりのけじめかな

陽菜は変わらず優ちゃん!て呼んでくれる

実はひそかに陽菜の優ちゃん呼びが大好きで呼ばれるたびに
いまだにドキドキしちゃうんだ

あの甘い声で優ちゃんて・・・・デレるしかないよね

母親になっても甘えたい時はあるから(毎日だけど )

たまらなくなった時はにゃんにゃん呼びになっちゃうの 

前から呼びたかったんだけどメンバーの前では
恥ずかしくて呼べなかったって言ったら、仕方ないなー
なんて言いながら甘えさせてくれるんだ

だってにゃんにゃんは私の育ての親だもんね

でも、これから、陽菜と優陽は私が守って行くからね

愛してるよ陽菜!幸せになろうね!

あなたに出会えて 番外編 3

公演当日の朝空港へ二人を迎えに

優陽を抱かえながら手を振る

「麻里子!あっちゃん!」

「にゃろー・にゃんにゃん!」

「元気だった?」

「元気だったよー・・・て、その子誰?ベビーシッターでもしてるの ?」

「優陽、こんにちはして」

「んちは」

頭をペコリとさげる

「・・・まさかねぇ(汗)」  「・・・そうだよねぇ(汗)」

「ゆっぴーもにゃろも女だったよね・・・?」

「あたり前じゃんお風呂も一緒に入ってたでしょ(笑) 」

「性転換でもした?それでも生まれないか・・・ 」

「でもこの笑窪優子にそっくりだし目元はにゃんにゃんに似てるよね 」

「だって二人の子供だもん(бвб) 」

「「ええぇぇっ!!」」

「ど、どうやったの?」

「とりあえず車に乗って煩すぎて恥ずかしいから(汗) 」

優陽をチャイルドシートに座らせて家に向かいながら
二人に説明をした

「そうか!その手があったか、にゃろかしこいじゃん 」

「だって優ちゃんに家族を作ってあげたかったし
陽菜が産みたかったんだけどそしたら優ちゃんの血が入んないし・・・
どうしても優ちゃんが産むしかなくて・・・」

「ゆっぴー凄いよ!全然知らなかった
日本には一切情報が来てないよ、よくバレなかったね」

「凄く慎重にしたし、知ってるのは陽菜の家族だけ、
ママたちもこっちに逢いに来るからばれない」

「日本だとさ、面白おかしく書かれて潰されるのに
さすがアメリカだよね!」

「こっちでは結構普通だからね」

「篠田達もさアメリカに住もうか!?」

「麻里子?」

「日本に帰ったらさもう一度ちゃんとプロポーズするから考えといて」

「わー麻里ちゃんいきなりの告白」

「こっちだと何も気にする事くし、堂々と手をつないで歩けるし」

「そうだよ、街中でキスしてたって誰も気にしないんだから 」

「にゃんにゃん達してるんだ 」

「だって陽菜が抑えられなくなるからつい・・・ 」

「だいたーん 」

「可愛い優ちゃんが悪いんだもん 」

「子供のママなのに?」

「子供が二人いるみたいで可愛いんだ 」

「旦那は大変だね 」

「そうだよ、こっちでも男女くべつなくプリティーなんて抱きつかれてるし
キスは挨拶だからすぐされてるし・・・陽菜気が気じゃないんだから 」

「ゆっぴーこっちでは小ささが目立って可愛いから仕方ないよ」

「そうなの、陽菜みたいな人は沢山いるけど
優ちゃんみたいに小さくてグラマーはなかなかいないから大変」

「こっちでも人気出るんじゃないの?」

「そうだといいんだけど・・・」

あなたに出会えて 番外編 2

初日まであと一週間!日本からメールが届いた

麻里ちゃん?

(ゆっぴー新聞に載ったらしいじゃん!篠田と敦子見に行くからチケット取って!)

えぇ!麻里ちゃんとあっちゃんこっちへ来るの?

優陽どうしよう・・・今、優ちゃんに言ったら動揺しないかな・・・

でも相談しないと、レッスンが終わり帰って来た優ちゃんに

「あのね、麻里ちゃんとあっちゃんが初日見に来たいって・・・
どうしたらいいかな (汗)」

「まじか・・ あの二人ならバレてもいいや、二人は付き合ってるしね」

「・・・・えぇぇ!?いつから? 」

「陽菜知らなかったの?私達がこっちに来て1年くらいかなー
丁度優陽が生まれたころだと思う、たかみなが泣いて電話してきたから 」

「全然知らなかった・・・てか、教えてよ(怒) 」

「ごめんごめん、夜中の授乳してる時で陽菜寝てたし
そのまま言うの忘れてた 」

「ひどーい(怒) でも、たかみなかわいそう・・・
あっちゃんの事好きだったのにね」

「仕方ないよ、たかみなはまだAKBにいて恋愛禁止だからね
卒業した二人が引っ付くのは止められないし」

「そうだよね、たかみな真面目だしヘたれだから
告白できないままだったんだろうね・・・」

「そう言ってた!でも、あっちゃんの幸せが自分の幸せだから
二人を見守るんだって言ってたよ」

「たかみならしいでもさ、いつまでいるつもりなんだろう?」

「んー私達が揃って辞めちゃったし、なかなか辞めさせて貰えないみたい(汗)」

「悪いことしちゃったね(汗) 」

「でも、個人の仕事を優先にさせてもらってるみたいだし楽しんでるみたいだよ」

「それならいいんだけど・・・、二人うちに泊めてあげた方がいいよね」

「ゲストルームあるしベッドも一つでいいし、陽菜も話したい事
沢山あるでしょ?」

「優ちゃんは大丈夫?疲れない?」

「早めに寝させてもらうし気を遣う相手じゃないから」

「楽しみ♪ 陽菜日本に帰っても誰とも会う暇がなかったから嬉しい 」

「ごめんね、優陽がいるせいでゆっくりしてこれないもんね・・・ 」

「何で優ちゃんが謝るの・・・ 二人の子供でしょ! 」

「そうだけど・・・」

「陽菜達、夫婦なんだよ!二人で育てるのあたり前だし 」

「にゃんにゃんありがとう♪ 」

甘えてくる時はにゃんにゃん呼びになるんだよねー(笑)

ママになっても甘えたさんは変わらない優ちゃん

大好きだよ優ちゃん♪

あなたに出会えて 番外編 1 (こじゆう)

卒業してから3年、陽菜と優ちゃんは今、アメリカに住んでる

陽菜はモデルの仕事を続けていて月に2回は日本に帰ってる

優ちゃんは国際派女優になるために勉強中

いろんなミュージカルを見に行ったり舞台を見に行ったり

英語だってペラペラだし!陽菜は聞き取れるようになったけど
言いたいことは半分も言えない・・・

いいもん、優ちゃんがそばに居るから

ご飯を作っていると

「はるなーゆうひがそっちに行ったよー!」

「わかったー」

火を止めて待っていると

「はぁーな」  

「どうしたの?」

「ゆうたん、めってしゅる・・」

「優陽が何かしたんじゃないの?」

「ちてない・・・」

「一緒にごめんねしに行こうか!」

「うん・・・」

「優ちゃんどうしたの?」

「私が掃除してるのに、おもちゃを次から次へと出すから
ダメだよ、って言ったら拗ねちゃって(汗)」

「それは、優陽が悪いね、ごめんねしようか」

「ゆうたん、めんね」

「いいよ、誰かさんに似たから仕方ないよね(笑)」

「それって、陽菜の事かな?」

「もちろん!」

「優ちゃんお昼ご飯ナーシ!」

「なーち!」

「えぇーそれはないよ〜、陽菜、優陽〜」

「許してあげようか?」 

「あい!」

「やったー!もうできてるの?」

「もう少しだよ、優陽、優ちゃんと遊んでてね」

「あい」



私達はすぐアメリカに渡って正式に式を挙げ籍を入れた、さすがアメリカ!
参列者は陽菜の家族だけだったけど・・・

優ちゃんは天涯孤独だったから家族を作ってあげたかった

陽菜が産んであげたかったんだけど優ちゃんには兄弟いないから・・・

陽菜には弟が居たからその精子をもらい体外受精をしたら
奇跡的に一度で子供を授かり優陽が生まれた

優ちゃんの血も陽菜の血も流れている正真正銘の二人の子供!

日本に居るみんなは知らない、もちろんメンバーも
知ってるのは陽菜の家族だけ!

優ちゃん曰く、もっと実力をつけて誰にも何も言われないくらい
有名になってから発表したいんだって(笑)

陽菜が守ってあげるのにね!

この前受けたオーデションに合格した優ちゃん今猛練習中

小さい公演だけど日本人が選ばれるのは珍しいみたいで
小さいけど新聞にも載ったんだから!


陽菜は読めないけどね(笑)

成功するといいなー!

初日は優陽と見に行くんだー!楽しみ(^^♪





前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2024年05月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
アーカイブ
カテゴリー