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もう一度初恋 11

電車では40分かかるから
タクシーで帰宅



「やば、荷物いっぱいになっちゃった
せっかくパパが買ってきてくれたケーキ潰れちゃう(汗)
それにもう暗いし・・・・怖いな」

「タクシーで帰ればいいだろ」

「一人暮らしだから無駄遣いできないもん(бвб)」

「パパが出してやるからタクシーで帰りなさい!」

「もういい大人なんだから甘やかさなくてもいいわよ」

「こんな可愛い女の子が一人で歩いてたら危ないだろ!
タクシーを家の前まで呼んでやれ!」

「はいはい、あなたのお小遣いから出してあげてよ」

「わ、わかってる・・・・」


ていうやり取りがあって一万円をもらい
タクシーという訳、で
お釣りは返さない(бвб)


そして


(実家からケーキを貰ってきたんだけど
食べない?)

ケーキの写真も一緒に送る

《陽菜の好きなケーキばっかじゃん》

(パパが買ってきたから)

《私が食べてもいいの?》

(4つも食べれない)

《わかった今から行くけど飲み物ある?》

(紅茶はある)

《それじゃーケーキセットでよろしく》

(はーい)


ん?この話の流れからしたら優ちゃんがここへ来るってこと?

え・・・・・待ってどうしよう(汗)


ピンポーン!!


早いし(涙)


カチャリ


「陽菜の部屋引っ越しの日以来だ(-∀-`)」

「う・・・ん・・・そうだね」

「どうかした?」

「あのね、今日は会社から直接実家に行ったの」

「うん」

「でね、ほんとに今帰ってきたばっかりで
すぐ優ちゃんにメールしたの」


優ちゃんを玄関の中へ招き入れ
その場でかわされてる会話


うん?と一瞬考え込んだ顔をしすぐ閃いたような顔をすると


「部屋が朝のままってことだね(-∀-`)」

「それもあるけど・・・・・・」

「まさか(;´-∀-)」

「多分そのまさかはあってると思う」

「なーんて驚かないよ(笑)」

「え?」

「昔っから陽菜片付け苦手だったでしょ」

「うん・・・・」

「おばさん手伝わずに帰っちゃったから
どうするんだろうって思ってたんだ」

「暇な時やろうって思うんだけど
なかなか暇がなくて」


休みの日は暇だったら睡魔が襲ってくるんだもん


「昔は陽菜の部屋を掃除するのは私の役目だったからね(笑)」

「そうだよ、優ちゃんいなくなるから
しょっちゅうママに怒られてたんだから」

「アハッごめんよ
とりあえず上がらせてもらってもいいかな」

「どうぞ・・・・・」


閉めてあったドアを開け中を見せると


「・・・・・・・・・・・・」


いくら優ちゃんでも呆れるよね


「アハハハハハさすが陽菜
変わってなくて嬉しいよ(-∀-`)」

「むぅ(бвб)」

「とりあえず今日はケーキだけ食べて帰るか」


とりあえず今日は?

何故か優ちゃんが紅茶を入れてくれて
ケーキは全部はんぶんこ

(陽菜は全部食べたいんでしょ?)

どうして陽菜が考えてることが分かるのかな・・・・
その一言で全部味見できることになった



「早く帰ってきたり休みの時は片付けに来てあげる」

「・・・・・いいの?」

「陽菜も早く広い部屋で生活したいでしょ」

「うん(бвб)」

「とりあえず来れる時はラインするから」

「ちょっとまって」


確かあそこへ直したはず


「・・・・・・あった!
これ持ってて
陽菜いなくても入ってくれていいから」

「いいの?」

「うん、あ、これ優ちゃんの部屋の鍵返しとくね」

「それは陽菜が持ってて、鍵の交換(-∀-`) 」

「彼に渡しておかなくていいの?」

「才加?あいつはいいよ
それと私がいない時は家に上げたら駄目だからね」

「そんな事しないし」


秋元さん遊んでるって言った方がいいのかな


「結構遊び人だから気をつけて(笑)」


知ってるんだ・・・・なのになぜ別れないの?
そんなに好きなのかな・・・・・


「どうかした?」


「今日は食べすぎたみたい」


「お腹痛いの?薬ある?
持ってきてあげようか?」

「大丈夫
お風呂に入って早めに寝るから」

「その方がいいよ
じゃー私は帰るね」

「うん、おやすみ」

「おやすみ(-∀-`)」


変わらない優ちゃんに
また好きが積み上がっていった

もう一度初恋 10

(お父さんがうるさいから
たまには顔だしなさい)

「用事もないのに電車賃がもったいないよ」

(それくらい出してあげるし
夕飯はあなたの好きなもの作っておいてあげるから)

「仕方ないなー・・・・
持ち帰れるのも作っておいてね(бвб)」

(わかってるわよ、この前のタッパ持って帰ってきなさいよ)

「はーい」


という話になって金曜日の夜は実家へ帰る事に



「なんだ、もう帰って来たのか」

「むぅ・・・もう帰ってきませんよーだ」

「あなた、そんな事言ってたらこの子本当に帰ってきませんよ(怒)」

「・・・・・・ビール!」

「陽菜、冷蔵庫から出してあげて」

「えぇ〜」

「タダで食べて帰れるんだからそれくらいしなさい」

「ハーイ・・・・・」


「はいどうぞ(бвб)」

「お前も飲むか?」

「帰らなきゃいけないんだから飲みません!」

「そうか・・・・・」


寂しそうな顔をするからつい


「こんど優ちゃん連れて帰ってくるからその時は飲む」


どうしてあんな事言っちゃったんだろう・・・
来てくれるわけないよね?


「優子ちゃんは飲むのか?」

「二人とも成人過ぎてるんだから飲むでしょ」

「この前一緒に飲んだから」

「そうかそうか、うんうん・・・」


凄く嬉しそうだからうやむやに出来そうにないかも

優ちゃん来てくれるかな・・・


「仕事はどうなんだ」

「ふつう(бвб)」

「・・・・・・・・あぁ・・・・お前は今いくつだ」

「はぁ?娘の年齢もわかんないほどボケたの?」

「パパはね彼氏はいないのかって聞きたいのよ(笑)」

「今はいない」

「一人暮らしだからって連れ込んだりしたら駄目よ(笑)」

「そんな事させるために出したんじゃない(怒)」

「今は丁度いい予行演習ね(笑)」

「親に紹介できないやつなんて駄目だ!」

「だからいないって言ってるでしょ
はぁ・・・もう帰る」

「早いわねケーキもあるのよ」

「買ってきてくれたの?」

「パパがね(笑)」

「・・・・・・明日会社あるし
持ってかえって食べる」

「紅茶入れるから食べていきなさいよ」

「今はお腹いっぱいだから明日食べる」

「わかったわ私達はいらないから全部持って帰りなさい」


「え、4つもあるよ」

「優子ちゃんと食べれば?」

「あ・・・・・うんそうする」



そしてまた尋ねる理由ができた

もう一度初恋 9

「ふわぁぁぁ・・・」

「何々、寝不足?」

「うん・・・ちょっと」

「昨日秋元さんと帰って行ったでしょ」

「え?・・・・」


見られてたの(汗)


「そりゃー眠いはずだよね」

「送って貰っただけだし」

「またまたー
一緒に居た人が言ってたんだけど
秋元さん合コンには必ず参加して
毎回お持ち帰りしてるって言ってたよ」


最低・・・・優ちゃん知ってるのかな


「小嶋さんも例外じゃ無いでしょ」

「私はマンションでさよならしたから・・・」


玄関の前だけど


「まあ、小嶋さん真面目そうだし
遊べなさそうで躊躇したのかもね」

「・・・・・」


襲われそうにはなってたんだけどね


今日帰ったら鍵を返しに行くのを口実にして
会いに行こう

秋元さんの事もそれとなく教えてあげたいし


と思ってたのにそういう日に限って残業を言われ
マンションに着いたのが9時過ぎ


「はぁ・・・・お腹すいた・・・」

「あれ?陽菜」

「え・・・・優ちゃん・・・どうしたの?」

「陽菜こそこんな遅くに・・・・
まさかまた」

「ち、違うし(汗)連チャンで行くわけ無いでしょ」

「だよね・・・・お酒飲んでる風でもないし、残業?」

「うん(бвб)優ちゃんも?」

「私は実家に寄ってたからおそくなっただけ・・・・
夕飯食べたの?」

「ゼリーだけ食べた」

「ちゃんと食べなきゃ駄目だよ」

「部屋に帰ったらカップ麺食べるもん」

「はぁ・・・・・」

「なんでため息つくかな」

「料理も出来ないのに一人暮らししようとしてたの?」

「むぅ・・・・料理出来なくても一人暮らしできるんだから」

「アハッ(-∀-`)陽菜のすねた顔懐かしい」


優ちゃんが笑ってる(бвб)
やだ、涙出そう


「・・・・どうかした?」


こうやって陽菜の変化にすぐ気づいてくれるところも
変わってない
でも今日はもう無理だから


「眠いだけ!またねバイバイ」

「待って!」


行こうとしたら腕を捕まれ


「ラインかメールアドレス教えて」

「え?」


いきなり言われてびっくりした


「あ・・・・ほら、この前みたいに連絡取りたい時取れないから
字だけでも残してたら安心でしょ」

「そうだね・・・・ラインでいい?」

「うん」


また優ちゃんと繋がれたようで嬉しかったけど

一週間経ってもそれが動くことはなかった

もう一度初恋 8

「陽菜ちゃんよろしく」


どうして隣に来るかな


「俺人数合わせで来てるだけだから
優子には内緒ね」


肩を寄せてきて耳元でそうささやく秋元さん


「私も人数合わせですから」


何故かムキになって言い返す


「そうなんだ・・・
人数合わせ同士仲良くしようぜ♪」


そう言いながら肩に手をおいてくるから気持ち悪い


全員揃ったからアルコールと料理を頼み乾杯

食べるだけ食べて早く帰ろう

そう思ってた





「俺が家近いから送って行く」

「お前ずるいぞ、俺もそっち方面だから
俺が送る」


なんか騒いでる男性陣


陽菜はと言うと・・・


「小嶋さん大丈夫?」

「う・・・・ん・・・」


少し飲み過ぎたみたい
まだ電車はあるけどタクシーで帰ろう・・・・
無駄な出費だから明日から節約しなきゃ
そんな事を考えていた


ペアになった人たちはいつの間にか消えていて
後は解散


地下鉄の階段を下りていく同僚を見送り
タクシーを拾う


「〇〇まで・・・・え、ちょっと(汗)」

「俺も優子の所へ行くから乗せてって」


今から優ちゃんの部屋へ行って何するの!
とか思ったけど断る理由が見つからないし
タクシー代を出してくれるって言うから相乗り


「陽菜ちゃんてさ優子とどういう関係?」

「聞いてないんですか?」

「いくら聞いても同級生だったってしか
教えてくれないんだよね」


そっか・・・やっぱり陽菜はただの同級生だったんだね

でも眠い・・・タクシーの揺れもあると思うんだけど
一気に眠気が襲ってきて自然とまぶたが落ちてしまった


「着いたよ」


もうお金も払い終わっていたのか
そのまま降りてマンションの中へ


「おやすみなさい」


エレベーターに乗り込み陽菜の方が下の階だから
先に降りようとしたら


「危ないから送る」

「すぐそこなので大丈夫です」

「いいって、遠慮しないで」


強引に降りてきてついてくる


どうしよう・・・

ここからは陽菜部屋は見えない
でも角を曲がったら二軒目が陽菜の部屋だ


「本当にここでいいですから」

「いいじゃんお茶ぐらい出してよ♪
ほら部屋何処行こうぜ」


そう言って肩を抱いてきた


「やめてください!」

「そんな大きな声出したら近所迷惑だぜ
優子繋がりで仲良くしよう」

「やだ!」

「誰繋がりだって・・・・」


そう言って曲がった角の壁にもたれて居たのは


「優ちゃん(бвб) 」

「ゲッ・・・・」

「何してるのかなさ・や・か」

「いや・・・たまたま外で会ってさ
酔っててもし何かあったら危ないだろ
優子の友達だし送って来てあげたんだよ
なあ陽菜ちゃん(汗)」

「ふーん・・・で
陽菜はこんな遅くまでどこへ行ってたの」

「ど、どこでもいいでしょ
優ちゃんこそここで何してるの」

「おばさんがいくら電話しても出ないって
心配だから見てきて欲しいって連絡が来たんだ
電話しても出ないからここで待ってたの」


ママに言われたから待ってたのか・・・


もしかしたら心配してきてくれたのかと思っちゃったじゃん


「丁度よかった優子の所へ来たんだ行こうぜ」

「明日早いから今日は帰って」

「なんだよ、せっかく来てやったのに(怒)」

「来てなんて頼んでないし(怒)」

「チェッ飲みなおしに行くわ」


怒りながら帰って行った秋元さん


「・・・・・・」

「早く部屋へ入ったら」

「言われなくても入るし」

「おばさんにちゃんと連絡するんだよ」

「わかってる・・・・もういい?」

「ん、おやすみ」

「おやすみ・・・・」


ホントは会えてうれしかったし
助けてくれたからありがとうと言いたかった

そして肩を抱かれた姿を見られたくはなかった・・・


一気に酔いがさめ

合コンに行った後悔が押し寄せ
その日は朝方まで寝付けなかった

もう一度初恋 7

「小嶋さん、今日の合コン来れないかな
人数足りないんだよね」


片思いはしておいたとして
陽菜も一歩踏み出さなきゃだもんね


「いいよ(бвб)」

「え、いいの?」

「誘っといて驚くかな(笑)」

「だっていつもどれだけ誘っても来なかったから
付き合ってる人でもいるのかなーて思ってた」

「だったら誘わないでよ(笑)」

「そりゃそうか(笑)」


陽菜の勘違いで告白してフラれたトラウマを
ずっと引きずっていたのもあるし
なにより心の片隅に優ちゃんがいた・・・

でも優ちゃんは陽菜の事なんてなんとも思ってなかったって
思い知らされたから・・・・


「どんな人達が来るの?」

「大手企業の営業マン」

「おじさんばっかだと嫌だよ(笑)」

「大丈夫ですよ、お金あっても容姿は大事(笑)」


みんな玉の輿狙い
結婚までは行かなくても貢がせる気満々みたい


仕事が終わりみんな化粧室でメイク直し


「いつも思ってたんですけど
メイク薄いですよね」

「そうかな、一通りはつけてるよ」

「もう少しアイラインを濃くして・・・
マスカラもしっかり付けて・・・・
これでよし、後はこのリップを塗ってください」

「え〜こんなに赤いの(汗)」

「夜はそれで丁度いいんです!」


言われるまま付けたリップ


「わぁー小嶋さん綺麗
いつもそれくらいメイクすればいいのに」

「仕事には必要ないから」


きれいと言われて嫌な気はしないけど
実は朝そんなに時間ないから無理なんだよね(汗)

みんなで職場を出てイタリアン風のお店へ

男性陣はまだ来てなくて
とりあえずお見合い風に横に並んで座り
ソフトドリンクを注文して待つことに


「大企業だと定時に終わるとか出来なさそう」

「そうかな、大企業だからきっちり終われるところもあるんじゃない
今そういうの厳しいからさ」


同期はいなくて先輩が5人と後輩が1人の7人
年齢的に先輩は結婚を視野に入れてるから
どうしても収入重視になるみたい

そんな事を言いながらも
最後はやっぱり顔も大事!てなって
何度も合コンを開催してる

よく見つけてくるよね(汗)


「遅くなり申し訳ありません」


そう言いながら入ってきたスーツ姿の男性陣


「え?」

「あれきみ・・・・」

「なになに、知り合いなの?」

「知り合いっていうか・・・」

「そうそう、知り合いってほどじゃないんだ
よく家の近くのコンビニで会うんだよ」

「こんな美人さんと顔見知りとか
羨ましいぞ秋元」


秋元・・・・やっぱりこの人優ちゃんの部屋から出てきた人だ
恋人がいるのに合コンとかありえないんだけど(怒)

優ちゃん知ってるのかな


「それじゃー始めましょうか
せっかくなので交互に座りましょう」


リーダーらしき男性がテキパキ支持を出し
やっと会が始まった
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