今、部室でお弁当を食べてる

始めの頃は二人だけだったのに
ヲタとウナギが陽菜を送り迎えしてくれて
優子が帰って来てからお昼は五人で食べるようになっていた

あ、最近では六人か・・・・

「おめえら明日11時に駅集合な」

「やだ!」

「何でだよ(怒)」

「土曜日なのにゆっくり寝たいもん」

「11時だぞ、何時まで寝るつもりなんだよ」

「お昼までベットの上でコロコロしてたいの!」

「優子さん、どこ行くんですか?」

「みんなにお昼奢ってやろうと思ってな(´-∀-)」

「え?優子さんがですか?」

「なんだよ、なんか文句あんのか!」

「いえ、めっそうもございません
喜んで行かせていただきます」

「と、言う事だからみんな遅れんなよ」

「はーい(ΘωΘ)/ 」

「ガチャピンは来なくていいんだよ」

「なんで、さっきおめえらって言ったじゃん
私だってここにいるんだからおめえらに入るでしょ」

「ラッパッパでもねえのにいつの間にか部室で飯食いやがって
誰だよ連れて来たの」

「陽菜だけど(бвб)
それに陽菜行くって言ってないし 」

「・・・・・・・チッ」

「えーなんでよー奢ってくれるって言ってんだから行こうよー」

「みーちゃんは行きたいの?」

「行きたい行きたい!」

「仕方ないなー・・・分かった行ってあげる」

「お、じゃー今日ウチくるか?
その方が寝坊せずに済むだろ(´-∀-)」

「その方が寝坊しそうなんだけど・・・・・」




たまには役に立つじゃねえかガチャピン

特別枠でラッパッパに入れてやるか

夜はうちに泊まったが手を出さなかった

まあ、キスはしたけどな

サドと別れる時、耳打ちをして考えていたことを話した

みんなには時間が替わったと連絡し
私と陽菜は遅刻したことにして先に行かせる

もちろん別の所へだ、あいつらはファミレスぐらいでいいだろ?

私達は時間通り11時に駅に行き
先に行てるとサドから陽菜にメールをさせて
陽菜だけ組に連れて行く
サドには先回りさせ出迎えさせる

どうだ、いい作戦だろ?

「なんで時間通り行ったのにみんな先に行くかな(怒)」

「だよな、つめてえよな(笑)」

「何で笑ってるぅ」

「え、怒ってるぜ(汗)」

「・・・・・・」

怪しい目で見られてる・・・

普段ボーとしてるくせにこう言う事には鋭いから
気を付けないと(汗)

「ここだ」

「え?ここ?お店じゃないじゃん」

「まあ、入ろうぜ美味しい飯が出て来るからさ?」

「怪しいな・・・なんか企んでるでしょ」

「サド・・・・サドー(汗)」

門の横の扉が開き

「優子さん遅かったですね」

「ほら、来てるだろ・・・・」

「どうぞ、料理出来てますよ」

「そ、そうか朝飯食ってねえから腹減っててよ
早く食いてー、行こうぜ陽菜」

眉間にシワを寄せながらもサドがいるからなのか
中へ入る陽菜

「いらっしゃいませ
どうぞこちらへ」

よしよしいい感じだ(´-∀-)


もちろん今のは店員さんじゃ無くてサドのお袋さん

若いやつらには絶対に部屋から出てくんなって言ってある
家の中に入ってしまえばこっちのもんだからな

「こちらの部屋です、どうぞごゆっくりしていって下さい」

頭を下げ歩いて行く

障子を開け先に陽菜を中へ

「え?何これ・・・どう言う事」

そこには、退院して来たオヤジと優希、優香
サドの親父が座っていた

「お嬢さんそこにお座りなさい」

「は、陽菜帰る(汗)」

「おっと、せっかくなんだから飯食おうぜ
サドのお袋さんの作る料理、マジうめえんだぞ」

「陽菜をだましたの?」

「わりぃ、でもこうでもしないと来てくれなかっただろ」

「そうだけど、最悪(怒)」

「まあ、お嬢さん立ち話もなんだから座りなさい
麻里子もその端へ」

「はい」

渋々座る陽菜

「で、そのお嬢さんがお前の運命の人なのか?」

「ああ、子供が出来なくても私が愛するたった一人の女だ」

「試したのか?」

「あ、・・・いや、前は失敗しちまって」

「・・・・・・・」

「もう一度試してえから薬出してくれ」

「ちょっと何言ってんの陽菜と「うるせえ今は黙って飯食え(怒)」

怒った陽菜はそれから一切話さなくなって
オヤジ質問にはサドが答えてると言う・・・・

で、今は組にある客間に二人きり

「なあ、怒んなよ」

「・・・・・・・(怒)」

「悪かったって」

「・・・・・・(怒)」

「でも、飯美味かっただろ?」

「・・・・・・・」

お、少しましになって来たか?

「サドのお袋さん年いってんのに綺麗だろ?
あ、陽菜の方が美人でかわいいけどな(´-∀-)」

「当たり前だし・・・(бвб) 」

「なれればここの暮らしもいいもんだぜ」

「暮らしたことないくせに」

「い、一週間ほどあるぜ(汗)」

「陽菜洋風がいいんだけど」

「それだったら畳をフローリングに替えて
クローゼット作って陽菜の住みやすいように替えるからさ・・・」

「都心遠いし」

「一声ですぐ車出してくれるぜ」

「陽菜喧嘩嫌いだし」

「大島組は殴り込みはしねえ」

「優子が他の人抱くのヤダもん・・・」

「くぅ〜・・・可愛い事言ってくれるじゃねえか(´-∀-)
でも、すまねえ、子供出来るまではそれは聞いてやれねえ・・・」

「陽菜が好き?」

「当たり前」

「陽菜が一番?」

「もちろん」

「その人が陽菜より綺麗で胸もおっきくて
モチモチの肌でも?」

「あ、当たり前だろ
私は陽菜の体だけじゃなく・・・体も大いにあるけど
中身も好きなんだよ
例えボンキュッボン(´-∀-)の外人が現れても
スベスベもちもちの柔肌(´-∀-)の持ち主が現れても
私が好きなのは小嶋陽菜だけなんだよ」

「そんなニヤニヤした顔で言われても信じられないし」

「こ、これが私の顔なの!」

「少しでも陽菜より奥さんと子供の方が好きになったらその時は
隠さずに言ってね、その約束が出来ないなら一緒にいれない」

「わかった!そんな事はあり得ないけどな」

「いいよ(бвб) 」

「やった!良し今日は初夜だ!」

「はぁ?何言ってんのさんざんしてるじゃん」

「大島家の跡目として迎える初夜だよ」

「ばっかじゃないの(笑)」

「薬貰ってくるから待ってろ」

「ちょっ、まだお昼だよ初夜って夜って書くでしょバカなの?」

「うるせえこんなうれしいのに我慢できるわけないだろ
サド!サド!」

「何呼んでんの(汗)」

「なんでしょうか」

「離れに布団敷いといてくれ」

「わかりました」

「あり得ない、
今からしますってみんなに言ってるみたいなもんじゃン(怒)」

「するんだからいいんだよ(´-∀-)」

ヤダヤダって帰ろうとする陽菜を離れに連れて行く

「ここが私達二人が住む所だ
卒業までに改装させとくから
陽菜が住みやすいように注文したらいいから」

平屋だけど二部屋あってトイレもお風呂もある
気に入ったのか


うろうろしだして、お風呂は足伸ばしたいし
暖房も付けたいよね、あ、テレビもあればいいなー

なーんてすっかりその気の陽菜に
少しホッとして顔が緩んだ