陽菜

次の日起きたら全員戻ってきていて
いつもの業務に取り掛かる

こんな中に優子一人で行かせなくて良かったぜ(汗)

あいつの事だからわけわかんないうちにOKして
絶対にやられてるな・・・

まあ・・・俺がやっちゃったんだけどさ(бвб) 

何とか最終日までこぎつけ貰ったお給料

6万円プラス帰りの交通費

きっちり6万円なのは俺達だけで
多いやつは18万とか言ってたっけ

帰りの電車の中で

「頼むからもう変なバイトすんなよな」

「ごめん・・・でも6万円!」

「でもとか無いから(怒)」

「わかった」

口を尖らせ拗ねる優子

ホント反省してるんだかどうだか・・・

好奇心旺盛な優子から目が離せないと
痛烈に実感する経験になった

「ねぇねぇ明後日彩達が来るとき私達もホテル泊まろうよ
お金できたことだしさ(-∀-`) 」

全然反省してねぇなこいつ・・・

「無駄使いしたらすぐになくなるぞ」

「その為に頑張ったんだもん
陽菜の分も出してあげようと思ってたけど
陽菜も6万円貰ったんだから一人分浮いたし
お金残るじゃん、ねぇいいでしょ
オフィシャルホテル泊まってみたいー」

「しかたねえなぁ」

「やったー(-∀-`) 」

電車の中でピョンピョン飛び跳ねる優子

・・・・くっ、恥ずかしい(汗)

他人のフリして携帯でホテルの空きを探す

夏休みだし安い所はすでにいっぱいで・・・
二日後だもんなーおせえよ(汗)

少し高いけど・・・優子の為だし6万円入ったし・・・

予約ボタンを押し携帯から目を離すと

「ニヒヒヒヒ(-∀-`) 」

「・・・・見たのか」

「さすが陽菜機械に強いよね」

「お前が疎いだけだろ」

「ぶぅーそんなとこが可愛いくせに、このこの(-∀-`) 」

肘で脇を突いて来る優子

「・・・・・・」

無視して窓の外を見ていたら

「うそ・・・・」

優子の方を見ると携帯画面を見ながら難しい顔をしてる

「どうした」

「みるきー達来れなくなったんだって」

「え?」

「彩がクラブ中に怪我したみたいで
入院するから来れなくなったって・・・
ホテル取っちゃったよね(汗)」

やっぱり見てたんだな・・・・

「行けばいい」

「え?」

「行く奴らだけで行けばいい」

「いいの?泊まってもいいの?」

「取ってしまったものは仕方ないからな」

「やったー陽菜好き(-∀-`) 」

公衆の面前で抱き付いて来るから押し返して
体を離す

「もう、照れ屋なんだから♪」

お前が気にしなさすぎるんだよ(怒)

「俺は麻里子に連絡するからお前は女子に聞いてみろ」

「はーい」

”お泊りお泊まり嬉しいな
みんなもお泊りどうですか”

変な鼻歌を歌いながらメールを打つ優子

・・・・・・・

「今のメールにして送ったんじゃないだろうな」

「そんな事するわけないじゃん」

「ふぅー・・・」

「私達は泊まるけどみんなはどうする?て送った」

「おまえなぁー・・・はぁ・・・」

また麻里子にからかわれるじゃないか(怒)

誰かこいつの能天気さをどうにかしてください(泣)