練習場へ戻ってすぐ、才加にキスはしない!と言った
わかったと一言だけ言うとみんなに今まで通りの
ストーリーで行くと宣言
それから一分ほどして優ちゃんが戻ってきた
「失礼します
途中で抜け出して申し訳ありませんでした!」
入ってくるなり大きな声で謝ってる
一皮むけたかな(бвб)よかった
たかみな?て言う子となにか話していると思ったら急に
「ダメだよ!」
大きな声でそう言い出すから何事かと聞くと
「秋元さん、私のせいで変えないでください
少しでもいい舞台にしたいので・・・
私頑張りますから」
いいの?本番はもっと大勢の人に見られるんだよ?
「よく言ったよゆっぴー(*`ω´) 」
「良し、じゃーその場面は今はフリだけにして
本番に取っておこう」
ドヤ顔で言い出す才加
「え〜何回でもするのにー(бвб) 」
「ニャロがするとエロくなるからみんな見入っちゃって
練習にならないでしょ(笑)」
普通にしてるだけなのに
そういう目で見るからじゃん
まあ、楽しみは後でたくさん貰えばいっか
練習終わり
三人でスーパーへ
メニューを聞いても何を買えば良いのかわからないから二人の後ろからついていく
優ちゃんは麻里子にいろいろ聞きながら食材をかごに入れて言っていて・・・
なんか二人が恋人同士みたいじゃんむぅ・・・
腹いせにお菓子とかジュースとか余計なものをかごにポイポイ入れていく
結局は自分にもその火の粉は降りかかるわけで・・・
「ねえ、重い」
「ニャロが沢山買ったからでしょ」
「むぅ・・・・」
「私が持ちます(汗)」
「ゆっぴーはそれ以上持ったら背が縮んじゃうよ」
「うっ・・・・・ごめんなさい・・・・」
そう言って陽菜の荷物を持つのを止めてしまった
麻里ちゃんの意地悪(怒)
家に着いて麻里子が料理を作ってる間に
お風呂に入りながらキスのことを考える
才加の言うようにするだけだと面白くない
やっぱりそこをメインディッシュのように美味しく
盛り上がりを持っていきたいから
次の日あっちゃんと二人だけで相談して決めた
誰にも言わないしもちろん本人にも・・・・
「楽しみ(бвб)」
「ねぇ、あいつがどんな顔するかドキドキする(∵)」
「初めてするの?」
「あいつからしてくると思う?」
「思わない(笑)」
「ずっと好きだったのならあっちゃんから襲えばよかったのに」
「あいつひと目をすごく気にするし
私と自分は釣り合わないとか思ってるから
もし襲って離れて行かれるのが怖かったんだ
でもにゃんにゃんと優子の関係を見ていて勇気出た」
「えー私達なんの見本にもなってないよ」
「優子がどんどん変わっていってるのが目に見えてわかるから
あいつも変わればなって」
「二人共この舞台で化けると思う(бвб)」
「にゃんにゃんもそう思うんだ」
「あっちゃんも?」
「うん、将来この舞台をやってよかったって
あの二人は絶対に思う・・・・というか思わせてみせる」
「うん、そうだね頑張ろう(бвб)」
二人でハグ仕合い誓い合った