「なあ、大島やらせてくれよ」

「何言ってんの、離してよ(汗)」

「いいじゃねえか減るもんじゃないんだし俺上手いぜ」

「やだ、離れて(汗)」

「ほら金、学生だから1万に負けといてよ」

「バカなの(怒)」

「いい子ぶんなよな、いつもやってんだろ」

「違う(汗)ヤッ、やだぁー」


こんなとこでこんなやつにヤラれるなんて最悪じゃん(涙)


バタン、ガタガタ・・


ガラッ!!


「誰かいるの?・・・・何してるの」

「ゲッ、ヤバ(汗)」


慌てて逃げていく男子
慌てすぎてお金を落として出ていった


「ちょっと待ちなさい、え・・・大島さん・・・・本当だったの
お金貰ってこんな事・・・」


こんな事ってなに?・・・結局みんな同じ

信じかけた私がバカだったんだ(怒)


「最後までできなかったじゃん、先生が続きしてよ」

「服をちゃんと正して早く行きなさい」

「馬鹿野郎」


教室へ戻りカバンを持って家に帰った


ちょうど金曜日だったのもあるんだけど
二日後の日曜日に倒れた麻友が入院することになり
働きに行かなければいけなくなってそのまま高校は辞めた

それから1年と少し
その先生にまさかこんなところで出会うなんて思っても見なかった



「あれからどうしてるのか
気になってたんだけどまだこんな事してるんだ」



まだこんな事って言うんだね・・・・したことないのに


もちろん辞めてすぐ普通のバイトをしてた

どれだけ掛け持ちして必死に働いても
殆どが薬代で消えていき
遺族年金も家賃と入院費を払うと残らなくて

新薬が出たとかで今よりも倍かかると言われ・・・・
残してくれていたお金も底をつき

手っ取り早くお金を手に入れるには身体を売るしか無いから・・・

でもやっぱり怖くて・・・・・



「そうだよ、せっかくのカモだったのにどうしてくれるの」



でも、お金用意しなきゃ麻友に新しい薬を試してもらえない

カモを見つけに行かなきゃ


「待ってどこへ行くの」


「離して、もう関係ないんだから先生ズラしないで」

「またさっきみたいなことするんじゃないでしょうね」

「だったら何、それとも先生が私を買ってくれるの?」


眉間にシワを寄せる先生

こんな事言うつもりじゃないのに、くそっ


「だから手を離して、もう関係ないでしょ」

「わかった」

「え?んんっ・・・・・」


いきなりキスされた・・・・
私のファーストキスなのに(泣)


「もう生徒じゃないもんね・・・私が買ってあげる」

「え?意味解ってるの?離してよ」


そのまま引っ張っていかれてるんだけど
どうして私ついて行ってるんだろう
振り切ろうと思えば出来るのに・・・・


「痛いから離して」

「うるさい!近所迷惑だから黙って」

「迷惑だったら離してよ」

「あんなおじさんより私のほうがいいでしょ」


そりゃそうだけど・・・て違うじゃん
そういう問題じゃないし(汗)


「面倒だけど私が拾ってあげる」


もうどうにでもなれ!お金さえ貰えればいいし
先生になら・・・・


お金ふっかけてやるんだからな


「ここどこ」

「私のマンション」


結構いいところに住んでるんだ・・・
教師の給料で住める?
パトロンでもいるのかな

ベッドも大きいし綺麗にしてある・・・


「はい、これ前金の10万円」

「10万・・・・」

「足らない?」

「も、元教師だからまけといてあげる」

「じゃーいいよね」


腕をぐっと引っ張られ上着を脱がされた

やっぱり怖い(汗)目を閉じていると


「シュッ!シュッ!」

「痛っ(;´-∀-)何するの」

「コケた時怪我したでしょ
放っておいて化膿したら困るから」


なんなの、中途半端に優しくしないでよ
私のこと汚いって思ってるくせに


「痛い?」

「痛くない」

「痛いって言ったくせに(笑)」

「あ、あれはいきなりだったから(;´-∀-)」

「ふふふ、オロナインも塗っておく?」

「そんなのいらないしさっさとやればいいじゃん
お金も払ったくせに良い人ぶらないで!」

「そうだね、じゃーあなたからキスして」

「うっ・・・・・」


言われたとおりキスすると


「それ本気?いつもそんなキスしてて怒られないの」

「うぐっ(汗)」

「女だからってナメないでよね」


そう言って引き寄せられ重なった唇

二度目の先生からのキスは体が溶けてしまいそうなくらい濃厚だった