「はぁ・・・・・終わっちゃった・・・」
楽屋に戻ってメイクを落としていたら
自然と出てきた言葉
「楽しかったね(бвб) 」
「うん」
「またしようね」
「うん・・・・・・え?いや私は(汗)」
「もうこの快感からは逃れられないよ(笑)」
「そうだけど私は一般人だし・・・」
「あのね、あれだけの演技を一般人が出来ると思ってるの?
じゃー優ちゃんより下手な人たちは一般人より劣るって事なの?」
「それは・・・・この役がたまたま私にハマっただけで・・・
それに私は嫌われてるから・・・」
「え?だれに」
「それは・・・・」
「先輩俳優さんからだよね(*`ω´)」
「麻里子いつの間に入って来たの?
て言うかどういう意味?」
「どうしてそれを・・・・」
「あの頃は子役で脇役だったけど
今なら主役を張れちゃうんだよ
この舞台だって主役だったでしょ(*`ω´) 」
「そうだけど、それは麻里ちゃんの替わりだったからで・・・」
「ねえ、陽菜にわかるようにちゃんと説明して(怒)」
「アハハハごめんごめん
ゆっぴーが子役をしてた時
主役を食っちゃうほど凄い子役だったんだよ」
「うそ・・・じゃーどうして辞めたの?」
「ゆっぴーが出るなら降りる
な〜んて言う心のせまーい主役さんが
多かったからじゃない?(*`ω´) 」
「・・・・・・・」
「そんな酷い事・・・・」
「子供のゆっぴーにしたら一生懸命してるのに
自分の演技のせいで出れないって言われたら
逃げるしかなかったんだよね」
「・・・・・・・」
「じゃーさ、そう言ってたヘタレの役者たちを
私達三人でギャフンと言わせてやろうよ(бвб) 」
「無理だよ、にゃんにゃんだってまだ新人だし
私なんて一般人だし・・・
麻里ちゃんは出来るかもしれないけど・・・」
「この舞台で三人の位置が並んだとしたら?」
「だから私は!」
「さっき入って来るときに楽屋口で
ニャロのマネージャーが大勢の人に捕まってて
てんやわんやして大変そうだった」
「今その話関係ないじゃんどうせ取材でしょ」
「それが違うんだよね、あの人たちはスカウトマンさんだよ(*`ω´)
篠田だって社長に知り合いなら事務所に誘えって言われてきたんだから」
「もしかして優ちゃんを?」
「それしかないでしょ、ゆっぴーだけフリーなんだから
で、どう?篠田と一緒に・・・」
「だめ!優ちゃんは陽菜と同じ事務所に入る事が決まってるんだから!
ねえ優ちゃん」
「そんな事一言も・・・」
「嫌なの!?(怒)」
「にゃんにゃんが勝手に決めれる事じゃないでしょ(汗)」
「そうでもないのよ」
「マネージャー(бвб) 」
「大島さんさえよかったら
一度事務所へ来て貰えないかしら」
「来るよね?」
「ニャロの事務所タレント同士は恋愛禁止してるんだよね〜
その点篠田の事務所に来れば問題なし山(*`ω´) 」
「え、陽菜ちゃんと付き合ってるの?」
「そ、そんなわけないじゃないですか(;´-∀-)」
「むぅ・・・・」
「え、どうして怒ってるの(;´-∀-)」
「陽菜の事嫌いなわけ?(怒)」
「嫌いなわけないじゃん」
「子供の頃からずっと好きだったもんね(*`ω´) 」
「そうだよ!・・・・・
あ、うそうそ麻里ちゃん何言ってるの(;´-∀-)」
「陽菜のファーストキスだったのに」
「へぇ?」
「責任取ってよね(怒)」
「え、でもあれにゃんにゃんからしてきたんじゃん
それに舞台上での演技でしょ(;´-∀-)」
「・・・・・最低(怒)」
「ちょっとにゃんにゃん(汗)」
怒って楽屋を出て行ってしまった
「はぁ・・・・こうなるとは思ってたけど・・・
とりあえず社長に連絡してみるから
他の事務所へ行くのだけは待ってて」
「早く追いかけないと機嫌なかなか治らないよ(*`ω´) 」
「う、うん・・・・でも・・・」
「仕方ないよ、ゆっぴーがいない間
篠田なりに頑張ってたんだけどねぇ〜
ニャロの気持ちは揺るがなかったみたいだから」
「ごめんね」
「その代わり最初にてっぺん取るのは譲らないから」
「待っててあっという間に追いついて見せる」
「アハハハゆっぴーを共演NGにしなきゃだわ」
「後悔することになるよ(笑)」
「楽しみが増えて嬉しいね、
じゃー篠田はこの辺で退散するとしましょうか
あ、事務所もしダメだったら篠田の所へ来てよね」
「第二候補で考えとく」
「ちゃおー(*`ω´) 」
最後まで冗談を言いながら帰って行った