「最優秀主演女優賞おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「この喜びを今、どなたに伝えたいですか」
「今そこに座っている幼馴染の二人に」
そう言って涙をこらえながら陽菜達を見る優ちゃんがだんだん滲んでいく
「幼馴染・・・・なんですか?」
「そうです、小嶋さんと篠田さんとは小さい頃からの親友なんです」
「これはすごい!
どうぞ、お二人はもう一度登壇してください」
拍手に後押しされ麻里ちゃんと舞台に上がる
「最優秀助演女優賞の篠田さんと最優秀新人賞の小嶋さんと大島さんが
幼馴染だったとは殆どの方が知らなかったのでは?」
「聞かれませんでしたからね、事務所は知ってましたけど(笑)」
「その三人がそれぞれの最優秀賞を取られたわけですが
感慨深いものがあるのではないですか?」
「そうですね・・・・小さいころに約束した事が叶って
今最高に嬉しいです」
「(篠田は悲しい)」
「今、何かおっしゃられましたか?」
「いえ、おめでとう大島さん(*`ω´) 」
「ありがとう篠田さん(笑)」
「その約束というのをお聞きしてもよろしいでしょうか」
「それは・・・・・後の二人が登ってきた時に(-∀-`)
ねぇ麻里ちゃん、にゃんにゃん(笑) 」
「登ってきた時・・・ですか?」
はい、それが三人の約束ですから(*`ω´)(бвб)(-∀-`)
おしまい