「また4人の生活に戻っちゃったね(бвб) 」

「そうだね・・・・でもちゃんと生活していけるのか心配」

「こんなに早く結婚して出ていくとは思ってもなかった」

「ほんとそれ、それもひと月違いで結婚式するなんてびっくり」

「会社の人はいいけど学生時代の友達が可愛そう(笑)」

「一ヶ月も経たないうちにお祝い二回も出さなきゃいけないからね(笑)」

「陽菜達みたいに合同ですればよかったのに」

「それはムリでしょ(;´-∀-)」

「そうかな(бвб)」


「でもさいつか私達がおばあちゃんになる日が来るのかな」

「来るでしょ、来て貰わないと困る
だって孫同士に結婚してもらって
優ちゃんと親戚になりたいもん」

「そうだよね・・・ねぇ、神社にお参りに行こうか」

「神頼み?」

「もうそれしかないでしょ(笑)」


アハッて笑う優ちゃんの頬に出来た笑窪を撫でながら


「歳とっても笑窪はなくならないんだね」

「無くなったら困るよ、私のトレードマーク(笑)」

「陽菜には何もなくなっちゃった・・・・」

「何言ってるの?こんなに綺麗で可愛い人が
もうすぐ還暦を迎えようとしてるなんて誰も思わないよ」

「ちょっとまだ5年あるし(怒)
それにそう見えるのは優ちゃんの欲目(笑)」

「そんな事無い!にゃんにゃんはいつまでたっても
私の最愛の人なんだから私が綺麗と言ったら綺麗なの!」

「ふふふ、ありがと
優ちゃんもずっと可愛いままだよ(бвб) 」

「でしょ〜私もそう思う〜(-∀-`) 」

「なにそれ〜(笑)」


陽菜達は全然変わらない
ずっとあの時の・・学生の時のままだ

だからずっとずっと優ちゃんに恋をしていて
飽きられないように綺麗でいようと努力してるんだから(бвб) 




「お帰りなさい(бвб) 」

「あれ?今日は陽菜だけ?」

「うん、優ちゃんと佐江ちゃんは優輝君に呼び出されて家に行った」

「そうなの?俺聞いてないぞ」

「昨日の夜電話かかって来ていて
佐江ちゃんが今日早い日だからって外で待ち合わせて行ったよ」

「そっか・・・・・なんか二人だけって久しぶりだから照れるな(汗)」

「そう言えばいつぶりだろう・・・
ずっと誰かは居たもんね・・・もしかしたら無いんじゃない?」

「そうかもな・・・誰か居るのが当たり前だったから
いないとなんか寂しいよ」

「だよね・・・・あ、すぐご飯にするから着替えてきて」

「おう」


こうやって夫婦?水入らずなんて初めてかも


「うん、美味い♪」

「今日はね陽菜一人で作ったの」

「そうか・・・・うん・・・・メチャクチャ美味しいよ」

「ふふ、ありがとう(бвб)」


もし優ちゃんと出会ってなかったら
才加だけを愛する人生だったんだろうか・・・・


初めて抱かれた時は嫌悪感しかなかった

でも才加の誠実さと優しさに触れていくうちに
本当に愛おしくなっていって・・・

優ちゃんとは違う愛情が芽生えたから
今もずっと一緒に居れるんだと思う

そこに優ちゃんが居なかったらどうなってた?


そんなことを考えても答えなんて出ない

だって優ちゃんは陽菜の隣りにいて
ずっと一緒に生きているんだから


でも


「才加ありがとう」

「な、なんだよ改まって(汗)
もしかして・・・・・・・
今更別れるとか言わないでくれよ(汗)」

「そんな事言わないよ(笑)
感謝してもしきれないくらいなのに別れたいわけないでしょ
そうだ、何かして欲しいこととか欲しいものとかあったら言ってね」

「そんなもの無いよ
おれは十分なくらい陽菜から幸せを貰ってるからさ」

「・・・・・・・・・(涙)」

「お、おい泣かないでくれよ(汗)」


カチャッ


「にゃんにゃん聞いてー・・・・てお前何泣かせてんだよ(怒)」


「いや俺は(汗)」


優ちゃんが走って来て才加の胸ぐらを掴んだのを
佐江ちゃんが必死に止めてる


「優子落ち着け(汗)」

「違うの優ちゃん・・・・・幸せ過ぎて泣いてるだけだから」

「本当に?」

「うん・・・・それよりなにかいいことあったの?」

「あ、そうそう息子の時は才加に負けたけど
孫は私の所が先みたい(-∀-`)」


何事も無かったかのように腕を離し
陽菜に話しかけてくる優ちゃん


「それはまだわかんないよ(бвб)」

「どうして?」

「陸から子供出来たってLINEきてたから」

「え?俺聞いてない(汗)」

「あぁぁ・・・・ごめんね、言うの忘れてた(бвб)
だって御飯作ってるときに来たんだもん
忘れるよね」

「そんなぁ〜」

「アハハハにゃんにゃんらしくて好き(-∀-`)」

「エヘ(бвб)」

「おいよいよいじゃー俺達また同じ時期に
今度はおじいちゃんとおばあちゃんになるのか(汗)」

「そういう事だね(бвб)」


絶対におばあちゃんて呼ばせないぞ!
て張り切る優ちゃんを愛おしく見ていたら


「やっぱり勝てないか」

「え?なに(бвб)」

「なんでもない」


そう言って少し悲しそうに微笑む才加の肩を
佐江ちゃんがポンポンと叩いていた