餌を食べ終えたけむしは満足したのか
ソファーにトン!と飛び乗り寝床を探すようにクルクル回ると
くつろぎ始めた
私と陽菜はと言うと
「やばい、優ちゃん面白い」
「そうかな?結構真面目なんだけど」
キャッキャッとよく笑う陽菜
ずっと笑顔でいればいいのに・・・・
ワインを全部飲み干し
何故か酎ハイを持ってきてこれもお気に入りなのと飲みだした
私もそれに付き合いながらどんどん話も盛り上がる
「経験人数は何人ですか?」
「一応二人ほど(;´-∀-)」
「むぅ・・・・・」
「いや、怒る意味がわかんない」
「どうせ男でしょ」
「まあ、そりゃーそうだけど・・・・」
だってノーマルなんだから・・・
酔ってるせいかすべての質問に正直に答えちゃう私
「で、どっちが上手かった」
「上手いとかあんまりわかんないけど
初めては高校生の時だったからすごく痛かったし
相手もがむしゃらにしてたって感じかな」
「それから?」
「その人とは別々の大学だったから自然消滅だったの
で社会人になってから指導してくれた先輩とそういう感じになって
付き合ってはいなかったんだけどなんとなくズルズル(汗)」
「まさか不倫・・・」
「違うよ(;´-∀-)ちゃんと独身だったし彼女もいないって言ってた」
「じゃーどうして付き合わなかったの?」
「告白を待ってた私も悪いんだけど
いつの間にか二股かけられてて
もうひとりの人と結婚しちゃったの」
それで会社をやめたんだけどね
「好きだったの?」
「どうだろう・・・・体の相性は良かったかもしれない」
初めての人よりは良かったから
「絶対陽菜のほうが上手だし(бвб)」
いきなりとんでもないことを言い出した陽菜
「そ、それは・・・・男と女では違うんじゃないかな(;´-∀-)」
「じゃ〜ためしてみる(бвб)?」
一瞬何を言ってるのか理解できなかった
「た・め・・・・・す?」
「そう、陽菜とエッチしよ」
エッチって・・・・・久しくしてないや・・・・
じゃなくて(;´-∀-)
「えっと・・・・・・陽菜だいぶ酔ってるよね
もう寝たほうが良いよ(;´-∀-)」
「酔ってなぁーい」
そう言って勢いよく立ち上がる
「危ない(;´-∀-)」
フラフラして倒れそうだから慌てて自分も立ち上がり
支えに行こうとしたら
「あっ(;´-∀-)」
自分も酔っ払っていて陽菜により掛かるようにそのままソファーに倒れた
「ふふふ・・・優ちゃん積極的(бвб)」
「ち、違うんっ・・・・・」
下にいる陽菜が首に腕を回してきて引き寄せられ・・・・・
「んっ・・・・・・チュッ・・・ツゥ・・・ハァハァ」
「ちゃんと息しないと死んじゃうよ(笑)」
「陽菜がいきなりするから(汗)」
「重い(бвб)」
「うっ・・・ごめん(;´-∀-)」
そう言えば猫が寝てたはず・・・
まさか下敷きになって潰れてるとかぁー(;´-∀-)
視線に気づき横を見ると
すごい顔で(多分)私を睨んでるけむし
よかった・・・でもよくない
陽菜が悪いのに
このままだと私の身に危険が及ぶ可能性が(汗)
「お!も!い〜(怒)」
「うぉぉごめん(;´-∀-)」
こっちの方の危険も察知
慌てて上から降りてソファーの横に立つと
寝たまま両手を私の方へ伸ばし
「んっ!」
「ん?」
「ベッドへ連れて行って」
「ひ、一人で行けるでしょ(;´-∀-)」
「また倒れて怪我をしたらどうすんの!私社長なんだからね(怒)」
バレた途端社長を振りかざしてきたよ(;´-∀-)
「わ、わかったよはい」
その手を取り起こしてあげる私も結構フラフラだ
そうだ、けむし・・・
やっと空いたよって言う顔をして
ソファーに飛び乗り
また寛ぎ出したから一つ回避
「なるべく自分で歩いてよ(;´-∀-)」
「歩いてるし」
なんとか倒れずベッドまでたどり着くと
私を掴んだまま倒れ込んだ
神様、こっちは回避できそうにありません(。-∀-)