小嶋陽菜26歳

ごく普通の会社員やってます
短大を卒業してこれでも一応営業職
同じ毎日を繰り返していたある日
朝から部署が慌ただしく騒がしい



「何かあったの?」

「あ、小嶋さんおはようございます」


今話してる子は去年入社してきたまだまだ新人の指原さん


「なんか今日からエリートさんがここにやって来るらしいんです」

「エリートってなにそれ(笑)」

「小嶋と同期にして将来役員候補生だよ」

「篠田課長おはようございます」


話ながら肩を触ったり酷い時にはお尻を撫でてくるセクハラ上司
これが女性なんだから冗談で済むけど
男性だったら訴えてる


「二年毎に部署を移動してここが最後
二年後には私の上を行くんじゃないかな」

「へぇ〜課長はクビですか?」

「こらこらこんな優秀な人材をクビに出来るわけないでしょ」

「優秀ならさらに上へ行けるんじゃないですか?」

「篠田はわざとこの地位にいるの!」


篠田課長も結構優秀なんだと思う
だって三つ上なだけだし男性社会の中で
課長にまで上り詰めてるんだから


その上を行くっていったいどれだけ優秀なんだろう


「あ、来たみたいですよ♪」

「おはようございます
今日からここでお世話になります大島優子です」


意外に小さい・・・て言うか陽菜よりだいぶ小さいよね
これで同い年なの?
二年後には上司なの?


「なんか可愛いですよね」

「う、うん・・・そうだね」


確かに顔も可愛い


「ヤバ、俺ドンピシャ」
「でも、恋人が年下の上司って無いよな(汗)」


自分の無能さに気づかず相手を否定するとか無いわ

そんな事を思っていると


「大島こっち」

「篠田課長おはようございます」

「おはよう、今日から小嶋をお世話係として付けるから
雑用とかなんでもさせていいよ」

「え・・・・(бвб) 」

「同期だから気にしないでいいからね(*`ω´) 」


はぁ・・・・仕方ない上司の命令だし
将来の上司にゴマをすっとかなきゃ
無能な(自分で認知)陽菜は生きていけないからね


「小嶋陽菜ですよろしくお願いします(бвб) 」

「小嶋陽菜!?」

「は、はい・・・・」


何驚いてるんだろう?


「・・・・大島優子ですよろしく」


右手を出してきたから握手をすると


「イッ・・・・」


むぅ・・・・そんなきつく握らなくてもいいじゃん
小さい手のくせして握力強いんだから(怒)


その日から陽菜の平穏な毎日が一変した