現場に着いた時には凄い人だかりが出来ていてそれをかき分け
すぐ目に入ったのは入口から遠い場所に追いやられていた陽菜の姿


「あ、こら大島(汗)」

「陽菜ぁ!!!!」


こんなガラス私の拳で・・・いやそれは無理だ
うん、ここは冷静になって車で突っ込むか?



「何をしてるんだ犯人を刺激するな(怒)」


何か言ってるけどそんな言葉聞こえない

端に突っ込むと陽菜が危険だから真ん中あたりかな
移動しないように愛のテレパシーで・・・は無理だから
ジェスチャーで伝えなければ

な~んて考えていたら移動しだした陽菜


何処へ行くんだ?


・・・・・・・な、なんだとこの野郎(怒)
陽菜に・・・私のにゃんにゃんにナイフを突きつけ
さらに後ろから抱きしめて・・・

私なんて陽菜より小さいから立ってる時は
抱きしめられないのにあいつは軽々と・・・
それだけでも許せないのに首元にナイフをあてやがって


「許さねぇ・・・・・撃ち殺してやる」

「大島落ち着け(汗)」

「拳銃よこせ!」

「ダメだ、お前には所持許可出てないだろ(汗)」

「関係ねえあいつら皆殺しにしてやりる(怒)」

「お前ら大島を押さえておけ」

「大島さん落ち着いて、うわぁみんな手伝ってくれ(汗)」

「くそう、離せ!三人がかりとか卑怯だぞ(怒)」


さすがの私もガタイのいい男に押さえつけられたら抜け出せない


「犯人が出て来たぞ」

「はるなぁぁぁぁぁ」


はぁ・・・と今ため息ついてなかったか?


「この女を傷つけたくなければ車と金を用意しろ」

「いくら必要だ」

「じゅ・・・」


十億か?陽菜はそんな安い女じゃねえ十兆円要求されたって・・・


「十万だ」


みんながずっこける音がした


「バカ野郎何言ってんだ」



もう、仲間割れか?


「100万だ10分以内に用意しろ」

「安いな100億は要求しろよな(-∀-`) 」

「お前は黙ってろ(怒)」

「わかったから他の人質は解放しろ」

「いいぜ、この女一人で十分だ」


三人が中へ入ると入れ代わりに制服を着た女性従業員らしき二人と
客であろう男性一人が出て来た


「他に人質になっている方はいませんか?」

「あの女性だけです」

「あ・・・・」

「なにか?」

「猫が居ました」

「猫?入って来たのか」

「いえ、人質になっている女性が連れて来たみたいです」


けむしも一緒だったのか・・・・
なにもなければいいんだけど(;´-∀-)