朝目が覚めると隣には誰もいなかった


「夢?だったのかな」


カタン


デジャヴ?


「にゃぁぁ〜」

「けむ?」

「にゃぁぁ〜お」

「戻って来た・・・どうしたのどこか怪我してるの(汗)」


窓から入って来たけむの毛に血らしき物が付いていて
急いで調べてみる


「怪我してないの?」

「にゃぁぁ〜」

「優子!」


昨日までなかったバッグが置いてあるから急いで呼ぶ


ドッドッドッダダダダダダ

階段を駆け上がり廊下を走る音


「にゃんにゃんどうしたの?・・・あれけむし戻って来たんだ」

「そうなんだけど見てこれ」

「これは・・・・(クンクン)血」

「けむはどこも怪我してないから誰かのが付いたのかもしれない」

「まさか・・・お腹すきすぎて動物襲って食べたのか(;´-∀-)」

「けむはそんな事しないし(怒)」

「だよね・・・もしかしてさっきまで怪我した人と一緒だったのか?」

「そうだよ、きっと事件現場から逃げて来たんだよ
けむ、頑張ったね」

「にゃぁ〜」

「何でも事件にしたがるけど餌くれた人が
怪我しただけかもしれないでしょ(;´-∀-)」

「むう・・・陽菜の直感がそう言ってるの!」

「そ、そうだよねまず現場に行かなきゃ(;´-∀-)けむし案内できる?」

「ちょっと待って着替えるから」

「だめ!にゃんにゃんは危ないからここにいて」

「けむが優子の言う事聞くわけないでしょ」

「ぐっ・・・・そうだけど事件だったら大変だから」

「そうなっても優子が守ってくれるでしょ(бвб) 」

「そんな顔されても(;´-∀-)」

「遠くから見てるからお・ね・が・い」

「・・・絶対だよ」


はい、落ちた(бвб) 


みんなには少し散歩してくるとだけ言って外に出る


けむに着いて行くと古びたペンションらしきところにたどり着いた


「ここって潰れてから誰も住んでいなかったよね?」

「私達が毎年来るようになってからはだれもいなかったはず」


二階の窓ガラスが割れていてもしかしたら
けむはそこから逃げて来たのかもしれない


玄関は反対側だ


「陽菜はここで待ってて、けむしも」

「うん」



ゆっくり近づいていき周りを伺ってる優子

不意にエンジン音が聞こえ走って玄関方向へ



「けむ行こう」


私達も着いて行くと


「危ない(汗)」



車の前でに立ちはだかる優子めがけて突進していく車のボンネットに
ジャンプして飛び乗る優子


ビックリしたのかハンドルを切り木に激突
その反動で優子も下に落ちた


「優子(汗)」

「いってぇ〜・・・陽菜警察に電話」

「うん」


持っていた携帯で110番


その間優子はエアバックに挟まれた運転していた人を・・・



「おんな!?」

「もしもしおんながどうされましたか?」

「あ、すみません(汗)人をひき殺そうとした人を捕まえました
あと誰かが怪我してるかもです」

「あなたが捕まえたのですか?」

「いえ、警視庁の大島が捕まえました」

「分かりました直ちに向かいます」



5分ほどで警察がやって来て犯人を引き渡し
一緒に建物の中に入って行く優子


「あ、ダメですよ」

「(бвб) 」


紛れて入って行こうとしたら止められた


「陽菜は先に戻ってて」

「はーい」


仕方ないか(笑)


別荘に戻りみんなにあった事を説明してからけむをお風呂で洗う



「先にアイテムだけ撮影しておくので準備出来たら言って下さい」

「ありがとう」


みんな事件に興味津々だったけど時間が永遠とあるわけじゃないから
出来ることからやっていってくれてる


「固まってて取れない・・・」


うん、仕方ないよね(бвб) 


ハサミを取りに行きそこだけ切る


・・・・・大丈夫少ししか切ってないからわかんない・・・と思う
ごめんねけむ(汗)


優子はお昼になっても戻ってこない


まさか落ちた時に怪我をしていて病院とか無いよね?
そんな事を思っていたら



「はぁぁお腹すいたぁ〜」

「優子さんお帰りなさい」

「ただいまぁ」

「なになに凄い事件だったの?(*`ω´) 」

「それがさぁ」

「うんうん(*`ω´) 」

「あぶない危ない(;´-∀-)いう訳ないでしょ」

「まさか殺人事件じゃないよね(бвб) 」

「殺人とまではいかなかったんだけど、おっとこれ以上はだーめ(;´-∀-)」

「えぇぇぇ聞きたーい(бвб) 」

「そんな甘えた声を出してもダメなの!」

「いいもん優子が帰ったら現場行こうねけむ」

「にゃぁ〜」

「ニャーじゃない!だいたいけむしが原因なんだぞ(怒)」

「どういう事?」

「はぁ、聞いたことは内緒だよ(;´-∀-)」

「うん(бвб) 」


これで警視庁の刑事がちゃんと務まってるのか心配になって来た(笑)