陽菜

優子の顔を見ていたら役に入り込んでいて
本当に照れてるみたいで凄く可愛くて
気が付いたらキスしてた

驚いた顔にキュンとして今度は唇に吸い込まれていく

演技だと思っていても優子にドンドン引き込まれていく

「アサヒさんに初めて会ったとき
この世に女神が本当にいるんだって思いました!」

あれ?セリフ違うし・・・アドリブ?

「スタイルは抜群で髪の間から見える可愛い耳
プルンとした唇、大きな瞳が凄く綺麗でした(´-∀-)」

「ありがとう・・・でも、ホメすぎ 」

「よく遊びに来ていたのもアサヒさんに会いたかったから
私の事をもっと知ってほしかったから」

「な・なせ 」

「優子ちゃんを愛おしそうに見つめて
笑ってるアサヒさんが大好きでした」

なんで優ちゃんだけ?レイジさんは?

「私のせいで先輩が死んじゃって・・・
悲しんでる姿を見るのが辛くて・・・
でも、そばに居たくて・・・
理由を付けては訪ねてきてました」

どうしよう、なんて返せばいいのかわかんない

「・・・・・・」

「私、アサヒさんが好き、アサヒさんとひとつになりたい」

演技のはずなのに、陽菜の心の奥にしみこんでくる
優子の言葉・・・

「私も七瀬が好きかもしれない? 」

「何で疑問形(笑)」

「だってわかんないんだもん(бвб)」

急に引き寄せられてキスをされる

「キスされるの嫌?」

「ううん・・・もっとしたいかも(бвб)」

「それはね、好きって事なんだよアサヒ(´-∀-)」

再び重なり合う唇、そのままソファーに押し倒されて
服の下に手が滑り込んでくる

「んっ・・・・」

やだ、本気の声が漏れちゃう(汗)

優しく揉まれながら深いキスを繰り返す

うますぎだし(汗)優子なれてるの

優子が自分で上を脱ぎ下着一枚になって
アサヒに再び覆いかぶさり服をまくり上げる

「んっ・・あっ・・・あぁっんっ///」

声我慢できないし演技もできない

もうどうなってもいいやって思ったとき

「カッート」

同時に耳元で

「にゃんにゃんごめんね」そう囁かれた

何で謝るんだろう・・・台本とだいぶ違ったから?それとも・・・

昨日家で台本を読みながらシュミレーションをしてたのに
アドリブだらけでちょっと焦ったのはホント

陽菜も脱ぐはずだったのに結局まくり上げただけ

これって取り直しかな・・・もう一度出来るかな

『二人ともよかったよ こじはるなんて迫真の演技だったから
こっちまで変な気分になっちゃったよ!わっはっはっ』

演技だと思ってくれたんだ・・・よかった(ホッ)