優子

いつもと違う違和感に目を開けると・・・

陽菜に抱きしめられていて・・・すやすや眠る綺麗な横顔・・・

私昨日陽菜に・・・(汗)恥ずかしい・・・

どうしよう、変な声いっぱい出しちゃったし
やばい顔もいっぱい見られちゃった(汗)

それに・・・コクっちゃったじゃん(汗)


そう言えば陽菜のあの言葉どういう意味だろう?


付き合ってないのに浮気?篠田さんと勘違いしてる?

陽菜を抱いた仕返しに初めてを奪われちゃったの?

告白したのに返事もらえなかったし
好きって一度も言ってくれなかった(涙)

でも、この思い出だけで私生きていける、初めてが陽菜でよかった

気持ちが通じ合えてたらもっと幸せだったんだけどね・・・

部屋掃除する約束してたけど帰らなくっちゃ(涙)
もう一緒にはいられないや・・・

絶対泣いちゃうもん・・・

腕をゆっくりはずしてそっとベットから抜け出そうとしたとき

「優ちゃん!?」

体がビクンと跳ねる

「どこ行くの?トイレ?」

「うっ・・・えーと・・帰るね」

「部屋の掃除は?」

「また今度・・」

「今度なんてないよね!」

「・・・・・」

「こっち向いて!」


首を横に振る


「優ちゃん!!」 


フルフル・・・・


「怒るよ(怒)」

「だって・・・だって陽菜何も言ってくれないし・・・
陽菜にはちゃんと恋人いるでしょ!
私なんか・・・私なんか、ただの浮気相手で・・・・」

フワッと後ろから抱きしめられて

「優ちゃん、好き!」

「はる・・・な?」

「陽菜篠田さんとは別れるから!」

「でも・・・私、女だよ・・・にゃんにゃんは男の人の方が・・・」

「だって、男とするより優ちゃんとした方が気持ちいいんだもん!」

「・・・体だけ?」

「違うよ!心も気持ちいいの!
抱かれてる時も、抱いてる時も心も体も一つに溶け合ってる気がして
あんな気持ちいいの初めてだし・・・」

「でも・・・私なんかと・・・」

「篠田さんが浮気してても、また!て思えるけど
優ちゃんが浮気するのは許せない!
これって、好きって言う事でしょ!」

「じゃーこれからも一緒に居ていいの、触れてもいいの?」

「当たり前じゃん・・・あっ!?」

「なに?」

「陽菜達恋人同士じゃないよね」

「やっぱり、だめなの(泣)」

「違うよ、陽菜、好き!しか言われてないし・・・
優ちゃんあっちゃんとかにも好きって言ってるじゃん」

「うん、いつも言ってる」

「それって恋人だから?」

「違うよ(汗)あっちゃんの好きと陽菜の好きは違うよ!」

「じゃー!ほら!」

「???」

「もう・・・しかたないなー
大島優子さん、陽菜と付き合って下さい!」


そっか、そうだよね(汗)好きって言われて嬉しすぎて忘れてた(汗)

ダメだ・・・涙が出てきちゃう・・・


「むぅ・・・返事は?」

「あい・・・」

「あい、って・・・子供じゃないんだから(笑)」

「だっで・・うれじいんだもん(泣)」


冗談で言った一言から始まった関係・・・・

両想いになれて幸せだなー

篠田さんごめんなさい・・・でも、浮気はほどほどにね(笑)



おしまい