愛してる 後篇

優子


陽菜の体は今まで出会ってきた誰よりも柔くて
スベスベで・・・・・やっぱり最高だった


漏れてくる切ない声、吐息
可愛くて綺麗な顔をどんどん歪ませてるのは私


襲ってるのは私の方なのに気持ちよすぎて
陽菜がイクと私もイッた



ずっとこうしたかった

陽菜の替わりにみんなを抱いてたのかもしれない

ごめんねみんな・・・



心地い温もりと大好きな匂いに目を覚ますと
目の前には女神がいて・・・

夢じゃないんだってまた泣きそうになった


夢では何度も何度も陽菜を犯した
でも必ずと言っていいほど悪い結末が待っていて・・・

ふとそれが頭をよぎる

現実でもそうなったらどうしよう・・・
でも昨日陽菜は確かに私の事を愛してると言った
だからこうなったわけで・・・・大丈夫だよね?

うん、きっと大丈夫・・・たぶん大丈夫・・・


だんだん自信が無くなって来て
隣で気持ちよく寝ている陽菜に抱き付く


「んん・・・ゆう・・ちゃん?」

「好き、もう陽菜以外とはしないから
だから捨てないで」

「当たり前だし」


そう言って頭を優しく撫でてくれる陽菜


「優ちゃん今日は早いんでしょ」

「行きたくない」

「ふふ、ずっとこうしてる気?」

「ずっとこうしてる」

「さっしー達が待ってるよ」

「あいつらは待たせておけばいい」

「だーめ、仕事はちゃんとする!
じゃないともうしないよ」

「またしてくれるの?」


顔をあげて陽菜を見ると
ふっと微笑み


「しないの?」

「する!毎日する!なんなら今日からここに住む!」

「それは無理」


だよね・・・・いくら愛し合ってるからって
そういう関係は嫌だよね・・・


「またそういう顔する(笑)
優ちゃんは陽菜の言葉に一喜一憂されすぎ」

「だってー」

「陽菜達はまだメンバー同士だから
今はだめって事」

「・・・・じゃー卒業したら・・・」

「その時は一緒に住もう」


「よし、私今週卒業発表するから
陽菜は来週ね」

「バカなの?」

「なんで、一日でも早く一緒に住みたいもん」

「ホントに陽菜の事になると周りが見えなくなるよね(笑)」

「だってー(汗)」

「さっきからだってばっか(笑)
まあ、そこが可愛いんだけど」



結局大島さんは次の年の年末に卒業発表して
陽菜はそれから二年も在籍することになるんだけど





「優ちゃんここの振りがわかんない」

「どれどれ・・・あぁ・・そこはもう少しこうして」

「今日はもういいやお腹すいた」

「はいはい、今日は大島さん特製のオムライスでーす(-∀-`) 」

「やったー優ちゃん好き(бвб) 」

「私は愛してるよ」




これは二人の愛の巣でのお話

え、もう卒業したのかって?


陽菜の卒業コンサートは来年で
今は爆上げ公演の曲を練習中


私から言ったわけじゃないよ

私の卒業公演での打ち上げで
「陽菜まだ卒業しないから一緒に住もう」
そう言ってきたのは小嶋さんで折れたのが私の方


「陽菜の方が好きみたいじゃん」


そう言って拗ねる陽菜に何回も言うよ


私の方が愛してる!てね




おしまい

愛してる 中篇

陽菜


最近の優子はよそよそしくて嫌い
昔は陽菜を見るとにゃんにゃーんて叫びながら抱き付いて来たのに
今は、おはよう今日も可愛いね
と言う言葉だけ

「みーちゃんそれ何」

「え?なになんかついてる?」


チームKに行ってから優子に影響されたのか
全部脱いで着替えるようになったみーちゃんの背中に

「痣が出来てる」

「え・・・・どこかにぶつけたのかな(汗)」

あきらかにキスマークだとわかったけど
たかみなはまだ来てなくて気まずくなるのも嫌だったから
追及はしないでおいた


確か昨日優子の家へ遊びに行くって言ってたっけ





優子は遊び人だ

ファンの間ではこじゆうは結婚してるとか
夫婦だなんて言われてるけど現実はただの友達

二年ほど前までは同じ気持ちだって疑わなかったけど
あっちゃんが卒業発表をしてから優子は変わった

あっちゃんの家に入り浸り
二人でお風呂に入って遊んでる写真とか
一緒のベットで寝てる写真とかを
嬉しそうに見せてくれるあっちゃんの目は恋してる目で
二人は付き合いだしたんだって気づき一晩中泣き明かしたっけ

でもその関係は卒業とともに終わったみたいで
それから優子は色んな子と遊びだした

その間も陽菜の世話を妬いてくれていて
誰が見たってこじゆうだったけど
必要以上のスキンシップはしなくなったし
キスだってフリだけで陽菜がかわすのを待ってるのがわかった


可愛い子好きの優子だから遊びだと目をつむって来たけど
みーちゃんはアウト

妹のように可愛がっているみーちゃんに手を出すってどう言う事?
なんで陽菜にはそう言う事してこないの(怒)


イライラが積もり積もって言わないと気がおさまらなくなり
優子を家に誘ったらいつものようにヘラヘラついて来た

なるべく自分の感情を押し殺し聞いてみる


「陽菜の事嫌いになったの」


自分で言っててビックリした
陽菜こんな低い声が出るんだ


それから言い合いになり

最後には陽菜の事を愛してると言った
愛してるから手を出せなかった
この関係が壊れ離れていくのが怖かったんだと・・・


なーんだ、やっぱり昔と変わってなかったんだ
二人とも同じ気持ちだったんじゃん

カバンを持ち帰ろうとする優子の背中に抱き付き


「陽菜も優子が好き、
優子の事を愛してる」


少しの間があき肩を震わせ泣き出す優子を
陽菜の方に向かせギュッと抱きしめる


それから優子の手を引き寝室へ向かった



こんなにも簡単な事だったのに
どうして陽菜達は遠回りしちゃったんだろ


優子は何度も何度も愛してると囁き
陽菜を抱いた

こんにちは

みなさんゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたか

私は前半は歌姫のコンサートと
趣味の方のお手伝いですごし
後半は
どこに行くわけでもなく家の片づけをし
やっと衣替え

流石に土曜日は映画を見に行きましたが
ダラダラしたGWでした(笑)

あ、日曜日は一日趣味の方へ

その間もPCには向かって何ですがなかなか進まず・・

今日ふと浮かんできた話を三話で書き上げたので載せますね

一話短編にしようとしても三話になってしまうという(汗)

あまり内容がないかもですが暇つぶしにはなるかなー


全国的にお天気が悪いので
皆さん外出されるときは気を付けて下さいね


ではまた


ぷーな

愛してる 前篇

「優子ってさ陽菜の事を好きなんだと思ってた」

「好きだよ」

「じゃーなんで私を抱いたの?」

「みーちゃんの事も好きだから」


みーちゃんだけじゃない、あっちゃんも、まゆゆも
私はみーんなが好き

でも陽菜への好きはみんなとは違う

だからかな手を出せないでいる
ううん・・・・絶対に手を出しちゃいけない



「優ちゃん今日お部屋片付けに来て」

「もうちらっかっちゃったの」

「だってーうさみみが散らかすんだもん」

「仕方ないなぁーこの代償は高いよ」

「う〜ん・・・膝枕してあげる」

「よし、乗った!」


世間ではこじゆうはガチ、とか言われてるけど
仲がいいのはホントでも・・・
私をただの家政婦代わりとしか思ってない陽菜と
恋人になんてなれるわけがない

どっちかと言うとあつゆうかな

あっちゃんが卒業しちゃうとき
たかみなには悪いけど
家に住みついて毎日愛し合ってた

あ、愛してないから愛し合ってたはおかしいか

まあ、流石に四期から下には手を出してないけどね


番組収録が終わりタクシーで陽菜のマンションへ


「うさみみ、元気だったか」


玄関を開けるなり駆け寄ってきた二匹

陽菜がご主人様なのに
なーんていいながら頬をぷくっと膨らませ
唇を尖らせてる可愛い陽菜

あの唇にキス出来たらなぁ・・・


「よく遊んであげてるのは大島さんだからね」

「餌をあげてるのは陽菜です(怒)」

「ほら君たちのご主人様が拗ねてるよ(笑)」


犬に話しかけてるとスタスタ中へ入って行っていくから
お邪魔しますと言って靴を脱ぐ


「意外と綺麗じゃん」

「酷く散らかる前に片付けた方が楽でしょ」

「確かに(笑)」

「今日泊まっていくでしょ」


昔はよく泊まっていた
でも今は・・・・4ヶ月一度くらいしか泊まらなくなった

だって・・・・我慢できなくなってしまうから



「どうしようかな・・・着替え持ってきてないし」

「陽菜の着ればいいじゃん」

「明日別々の仕事だし帰るよ」


何か言いたげに私の方をじっと見ているから

「ん?」

言いやすいようになるべく優しく微笑む


「優子って陽菜の事嫌いになったの」


無表情で淡々とそんなことを言うから
初め何を言ってるのかわからなかった


「え〜と・・・どういう意味かな(汗)」

「そのままの意味だけど」

「嫌いになるわけないじゃん
昔も今もずっと好きだよ」


嫌いだったら掃除だけしに部屋に来たりなんてしない
陽菜のちょっとした変化に気づかないだろうし
発せられる言葉に一喜一憂なんてしない


「じゃーなんで作り笑いするの
陽菜にだけ気を使ってご機嫌取ったりするの」

「それは・・・・好きだからじゃん
陽菜の事が好きだから、好かれたいから・・・」

「じゃーなんで陽菜を抱かないの」

「へぇっ!?」

「みんなに手を出してるのは知ってた
でもまさかみーちゃんにまで手を出すなんて」

「そんな事・・・・」

「してないなんて言わせない
みーちゃんが優子の家へ行くって言った次に日の撮影で
キスマーク付けてたからすぐわかった」


見えない所につけたつもりだったのに
脱ぎすぎだよみーちゃん(汗)



「陽菜をカモフラージュにしていろんな子に手を出して・・
可愛い子なら誰でもいいんじゃん」

「違う・・・」

「違わない!陽菜には頬にしかキスしないのに
ほかの子とは口にしてたり・・・
最近なんて陽菜を避けてるでしょ」

「違う・・・・」

「だからちが!」

「仕方ないじゃん
陽菜への好きはみんなの好きと違うんだから」

「やっぱり、陽菜の事なんて・・・」

「違う、私は・・・・」


言うな優子、言ったらもう元の関係には戻れないんだぞ


「言いたい事があるならはっきり言ってよ」

「みんなとは遊びだけど陽菜とは・・・
陽菜とは遊びでそんな事したくない」

「何言ってるの」

「私は陽菜を愛してる
愛してるから簡単に手を出せなかったんだよ
もし陽菜に拒絶されてこの関係が壊れたら
・・・私は生きていけないから」


「・・・・・・・」


「アハッ、引いちゃうよね
ごめん、もう二度とここへは来ない
でも、メンバーとファンの前ではこじゆうを演じることを許して」

「許さない」


やっぱり・・・もうダメだ
私明日から大島優子を演じれるだろうか


「今までありがとう」


溢れ出ようとする涙を必死に我慢して
カバンを持ち背中を向けた

わんわん警察 H-24

朝、ハッハッと言う音とガザガサ言う音に起こされ
目を開けると愛人であるクマのぬいぐるみと
頑張ってる犬の優ちゃんがいて・・・・

やっぱり犬なんだって思わされた

まだ起きるには早いけど目が覚めちゃった
でも今邪魔したらかわいそうだと思って
そっとスマホを手に取り見ていたら
ベットが緩く沈み優ちゃんの顔が目の前に

「おはよう(бвб) 」

そう言うと鼻でスマホをのけて顔を舐めて来る


前に何で舐めるのって聞いたら
愛情表現ぜ!て言ってて朝はキスの替わりなんだって

ホントかどうか怪しいもんだけど
信じたふりをしてあげた

「はい、もうおしまい」

「クゥ〜ン・・・」

「早く起きちゃったから散歩行こっか」

「ワン!」

嬉しそうにベットから飛び降りドアの前でお座りして待ってる

「ご飯食べてちゃんと用意してからだよ(笑)」

「クゥ〜ン」

チェッて顔をしてるのは気のせいじゃないよね(笑)

「愛人さんは自分で片付けてよ」

思い出したかのようにぬいぐるみを咥え
自分のオモチャ箱に上手に放り入れてる

人間の言葉を沢山理解してる優ちゃんだから
人間になれるようになったのかな

元々そういう系統だったとか?

なんにしてもバレタラ絶対に実験台にされるから
陽菜以外の人にバレない様にしなきゃ

そう思ってたのに


そう言うのを嗅ぎ付けて来るのはいつもあの人


金曜日の夜


ピンポーン!


部屋の玄関のチャイムが鳴ったから
回覧板が回って来たのかと思って画面を確認せず鍵を開けたら

「ヤッホー(*`ω´) 」

「え、なんで(汗)どうやって入ってきたの」

「出る人がいたから入って来た」


防犯の意味ないじゃん


「あれ?いつも隣で威嚇してるゆっぴーは?」

どうしよう、今は人間になってテレビ見てるんだけど(汗)

「にゃんにゃん誰か来たの」

「・・・・・今の男性の声だよね」

「そ、そう、お父さんが来てるから今日は帰ってくれるかな」

「お父さんがにゃんにゃんて呼ぶ?それに声若かったけど」

「お父さん若作りしてるから声まで変えてるんじゃないかな」

「お父さんこんばんは友達の篠田です(*`ω´) 」


中に向かって大きな声で挨拶する麻里ちゃん


「なんだと!麻里子だと(怒)」

「・・・・今篠田としかいってないのに
・・・・・なんで名前知ってるの」

「さ、さぁ〜・・・何でだろうね
そんな事どうでもいいじゃんほら帰って」

押し出そうとしたらヒラリと交わされ
靴を脱ぎ中へ入って行ってしまった

慌てて追いかけたけど

「ゲッ(;´-∀-)」

「・・・・・・陽菜こんな趣味があったんだ
だから才加はダメだったんだね」

何か言いたげな優ちゃんだけど
麻里ちゃんの後ろで陽菜がシッ!てデスチャーしてるから
睨むだけ睨んでる

「そっか、ニャロがねぇ・・・
それにしてもその猫耳よく出来てるね」

「猫耳じゃねえ犬の耳だ!」

「そっか、犬の耳なんだやっぱりゆっぴーの影響・・・
て言うかゆっぴーが出てこないんだけど
どこにいるの」

「ゆ、優ちゃんは寝室でもう寝てるから起こさないで」

「おかしいな、篠田の声を聞いただけでケンカ売ってくるのに・・」

「ちょっと体調崩してるから(汗)」

「帰りあんなに元気で馬鹿みたいにはしゃいでたのに?」

「馬鹿とはなんだバカとは(怒)」

「どうして君が怒るのかな?
そう言えば君歳いくつ?高校生くらい?」

「今年四歳になる立派な大人だぞ!」

「・・・・よん・・・才・・」

「優ちゃんシッ!」

「あぅ・・・・・」

「・・・・・優ちゃん?この子も優ちゃん?
もしかしてこの子がゆっぴー?」

やってしまった・・・・(汗)
麻里ちゃんにばれちゃったじゃん
どうしよう、優ちゃんが売られちゃう

「なーんてね(笑)茶番劇はいいからちゃんと説明して」


うそ・・・バレてない?


「この子は親戚の子で優志って言うんだけど
今晩だけ預かって欲しいって言われて
でも犬アレルギーだから優ちゃんは
そっちの家に行ってる」

「あのゆっぴーが大人しく行くと思えないけど」

「もう、大人だし言い聞かせたらわかってくれたよ
だから秋元さんにも協力で来たんだから」

「なるほど・・・・」

「ほらもういいでしょ帰ってよ」

「こらこら篠田の用事が終わってないでしょ」

「・・・・何しに来たの」

「今日って花金でしょ」

「うん」

「なのに一人だから遊びに来た(*`ω´)」

「・・・・・・はい、さようなら(бвб)」

そのまま麻里ちゃんを押し出し

「明日のお昼なら遊んであげるから、バイバイ」


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