(にゃんにゃん大変、どこを探してもけむしいないって十夢から連絡が来た)


連絡するの忘れてた(бвб)


「いるよ」

(え?どこに)

「陽菜の横」

(えぇぇ〜連絡してよ、焦ったじゃん)

「陽菜もびっくりして忘れてた」

(はぁ・・・いたのならいいや迎えに行こうか?)


また往復するつもり?


「いいよ。邪魔しないだろうから」

(邪魔なら連絡してすぐ行くから)

「・・・・・ありがと(бвб)」

(アハッじゃーね)

「バイバイ」


「相変わらずだね(*`ω´) 」

「まあね(бвб) 」


小さい頃はどちらかと言うと陽菜の方が優子に依存していた
まあ、何でもすぐ出来るようになるのは優子で
頭も運動神経もすべて良かったからなんだけど

・・・・・ん?陽菜良い所ないじゃん・・・

コホン・・・勉強の頭は無くても感が鋭かった陽菜

受験はすべてヤマが当たり優子と同じ高校へ進学
運動神経だって優子ほどは無いけど普通の人以上はあったんだから


あと、優子より勝っていたのは美への興味
だから今の仕事に行きついた


「にゃぁ〜お」

「けむはいつもの所でひなたぼっこしててね」

「にゃぁ〜」



順調に撮影が進み初日分が終了



「30分後、セッティング班と食材班に分かれて準備
買い出し班はけむしの餌もお願いします」

「いつものでいいですか」

「うん」


そう、いつもは優子もいるから当然けむしも連れてきてるから
けむしがいるのが普通


「けむ、部屋行くよ・・・けむぅ〜・・・・」

「そう言えばいつもの所にいませんね」

「散歩へ行ったのかな?」


夕飯は外でバーベキューだし心配してなかったのに
全然帰ってこないけむし


「どうしよう、けむ帰ってこないの」

(いつからいないの?)

「わかんない、撮影開始の時はちゃんといたんだよ」



片付けが終わっても戻ってこなかったけむし


(車に引かれたとか・・・)

「そんな縁起でもない事言わないでよ(怒)」

(ごめん、でもさ今頃お腹すかせて暴れてたら大変だよね)

「お昼はカバンに入ってたゼリー状のしか食べてないから
絶対お腹すいてるはずなのに・・・やっぱり何かあったのかな(汗)」


(もしかしたらどこかの家に入り込んでるのかも)


「飼い猫だってわかるよね?」

(餌貰って大人しくしてたらいいんだけど(汗))

「部屋の窓開けとかなきゃ」

(ダメだよ!戸締りはしっかりしておかないと何があるかわかんないんだから)

「男の人もいるし大丈夫だよ」

(それが危ないんじゃんか(怒))

「みんな仲間だよ?」

(男は狼なんだから信用したらダメ!)

「なにそれ〜古ーい(笑)」

(もし朝になっても戻って来なかったら連絡して
飛んでいくから)

「いつもありがと(бвб) 」

(大切な人なんだから当たり前でしょ!)


いつからだろう、妹と言わなくなったのは



「明日早いからもう寝るね」

(寝坊しないように)

「大丈夫麻里ちゃんが起こしてくれるから」

(寝顔見られたら駄目だからね)

「はいはい」

(ホントだから)

「ふわぁぁぁ・・・おやすみ」

(ちゃんと布団かぶって・・・・)プチッ


「一段と過保護になってる感じ?(*`ω´) 」

「一緒に居る時は大丈夫なんだけど離れると酷くなるかな」

「守れないからか」

「そんな事件にばっか巻き込まれないのにね」



そう思っていたのに