今日から新商品の撮影

軽井沢の別荘にいつも二泊三日で行っている


「十夢ちゃんと起きてよ」

「んん・・・・」

「陽菜みたいに二度寝したらダメだからね(-∀-`) 」

「陽菜みたいは余計だし(怒)」

「この前二度寝したせいで事件に巻き込まれたのは誰だっけ?」

「・・・けむじゃないかな(бвб) 」

「アハハそう言う事にしておく」


いつもは優子も休みを取ってついて来てくれるんだけど
十夢がいるから一人に出来ないって
でも心配だから別荘までは送るよって言ってくれて今に至る


「そう言えばけむお見送りしてくれなかった」

「いつも連れて行って貰えてるのに
今回はお留守番だから拗ねてるんじゃない?」

「そっかぁーけむごめんねぇ〜(бвб) 」

「にゃぁぁ」

「・・・・・・優子鳴き声上手・・・」

「にゃんにゃんでしょ(;´-∀-)」

「後ろから聞こえて来たよ・・・ね(汗)」


後部座席を覗いてみてもけむの姿は見つからない


「けむ・・・けむ・・・・」


返事がない


「幻聴かな(汗)」

「二人そろって?」

「何かの音が鳴き声に聞こえたのかもしれない」

「まあ・・・いたら連れて帰るよ(-∀-`) 」

「餌持ってきてないもんね(汗)」



現場に着くとスタッフたち来ていて機材やケースを降ろしていた



「おはよう、今すぐ開けるね」

「それにしても毎回見入っちゃうよね」

「仕方ないでしょ、ママの趣味なんだから」

「そのおかげで経費が削減されてるからいっか(*`ω´) 」


教会みたいな作りでベルまである
さすがに十字架は無いけどね
勿論中は普通の作り・・・と言いたいけど
ステンドグラスがあって入ってすぐのフロアはお城みたで
正面に大きめの階段があって子供の頃は優子とお姫様ごっこしたっけ(бвб) 


「陽菜の荷物部屋に入れとくね」

「うん、あ、けむしいた?」

「座席の下も探したけどいなかったからやっぱり何かの音だったのかな?」


一時間ほど休憩・・・とはいかず掃除を手伝ってくれて
機材のセッティングも手伝ってから優子は東京へ戻って行った


「先に早めのお昼にしようか」

「だーねピザとチキン買ってきたから温める(*`ω´) 」


調味料の入った袋・・・荷物と一緒に部屋へ持って行っちゃったのかな

寝室へ上がり探していると


「にゃぁ」

「・・・・・」

「にゃぁぁぁぁお」



耳を澄ませるとスーツケースの中から聞こえてくるような気がして
恐る恐る開くと・・・


「けむ(汗)」

「にゃぁぁぉ」

「にゃおじゃないでしょ、いつ入ったの(汗)」

そう聞いても答えが返ってくるわけでもなく・・・


夕飯の買い出しに猫缶も頼まないといけなくなった