「ありがとうございました!」

「・・・・ふぅー一息つこうか」

「はい」

三連休明けで予約がいっぱいだったけど
何とかその合間を縫って休憩

次の来店予約まで20分ある

「そう言えばお土産は?」

「あ、今持ってきます」

ロッカーへ取りに行き

「はいみんなでどうぞ(-∀-`) 」

「・・・・・チョコとかありきたりじゃないですか」

「仕事で言ったんだから仕方ないじゃん(汗)」

「そう言えば一緒に来たという事は昨日泊ったの?」

「はい!で来月から一緒に暮すことになりました(-∀-`) 」

「ちょっ、展開早すぎじゃない?
もしかして向こうでやっちゃった?」

「え?行く前にしましたけど」

「・・・・えええぇぇぇぇ!!」

「優子ちゃんがぁー(泣)」

「で、どっちが上?下?」

「え?えーと初めては座って向かい合って私からしたんですけど
失敗しちゃって小嶋さんからちゃんっとしてもらいました
うっ、なんか照れる(-∀-`) 」

「ゆっぴーから行くなんて・・・それも向かい合わせで?
初めてなのに難しくなかったの?」

「え?向かい合わせ以外どうやってするんですか?
それがする前に目を閉じちゃって行き着いた先が鼻だったんですよ
めっちゃめちゃ恥ずかしかったなー(汗)」

「目を閉じて鼻に行きついた・・・・・
ゆっぴーもしかして接吻の事を言ってるのかな」

「うわぁー接吻だってーそれもはや死語ですよ(笑)」

「・・・・・はいみんなもうすぐお客様いらっしゃるから
仕事に戻って」

「はーい・・・・」

「あれ、みんな何で不機嫌なの?
ねえ、さっしーどうしたの?」

「指原でもわかる事なのにー
興奮を返してください(怒)」

「えっ、才加?」

「優子はそれでいいから」

「わけわかんないんだけど」

「ゆっぴー,、恋人同士が一緒に暮すって事は
いつかはキスの先に行きつくって事なんだよ
ゆっぴーに出来る?」

「キスのさ・・・き・・・・?」

顔が一気に赤くなるのがわかった

「わかんない事があったら教えてあげるから
いつでも聞きに来ていいからね(*`ω´)」

「うっ・・・(汗)」

そうか、考えもしなかった
毎日キスできると浮かれ
毎日寝顔を見れると喜んでいた自分

一緒のベットに毎日寝るという事は
いつかは小嶋さんと・・・

服の上からでもわかるあの豊満なバストとボディを
生で見て触れれる時が来るのか・・・(-∀-`)

「優子ちゃん鼻血がぁー」

「ゆっぴー(汗)」



「・・・・・・・優ちゃん・・・・」

大好きな人の声が聞こえ目を開けると
見慣れない天井と大好きな人の顔が見えた

「にゃんにゃん・・・・?」

え?なんで小嶋さんがいるの
カットしに来たとか?
ちょっと待って、私寝てる?

「鼻血出して倒れたんだって
上には横にさせとくスペースが無いからって
ここに秋元さんが運んできたの」

「ここって・・・」

「陽菜の事務所のソファー」

「あっ、ごめんなさい(汗)」

飛び起きようとしたら

「だめ、貧血だろうって麻里子が言ってたから
もう少し休んでたほうがいいよ」

そう言って頭を撫でてくれる小嶋さん

そう言えば・・・麻里ちゃんの言葉を思い出し
また体が熱くなった

「顔赤いけど熱出て来たのかな」

そう言うと顔が近づいてきておでことおでこがぁー・・・

「こ、小嶋さん(汗)」

慌てて肩を押し返す

「優ちゃん?」

「もう大丈夫なので仕事に戻ります
迷惑かけてすいませんでした」

そう言うと振り返りもせず事務所を飛び出した

どうしよう・・・意識しすぎて小嶋さんの顔を凝視できない(汗)

あぁぁーどうしたらいいんだよー(泣)