陽菜

海外から帰って来てから
正確には次の日から優ちゃんの様子がおかしい

挨拶しても目を合せようとしないし
毎日暇があれば覗きに来てたのに
それも無くなった

たまに視線を感じてウインドウの方を見ると
優ちゃんがいて慌てて上へ登って行くのが見える

もしかして避けられてる?なんで?

今日は陽菜がお休みだから部屋の荷物をある程度運び出し
掃除しやすいようにしといてあげた

月曜日に掃除しに来ることになってるから
夕飯は一緒に食べようとLINEを送るけど
なかなか既読が付かない・・・

まあ、仕事中だから仕方ないか

ソファーでウトウトしてたら

「わぁ、もうこんな時間じゃん」

携帯を見ると既読は付いてるけど返信は無かった

どうしたんだろ、いつもならすぐ反応するのに・・・

夕飯を食べお風呂に入り寝る準備をしていると
やっと返事が来た

(何を食べに行きますか?)

思ってた返事じゃなくて少し驚いた

優子なら、何食べたいですか?作って待ってます!
て、言うと思ってたから

ここに住みたくないのかな・・・
モヤモヤしたままじゃ嫌だから電話をかける

「こんばんは、どうしたんですか?」

「今から言う質問にちゃんと答えてね」

「あ、はい・・・」

「陽菜のマンションに来たくないの?」

「そ、そんな事は無いんですけど・・・」

「けど、なに?」

「えーとですね・・・・あのー・・・」

「歯切れ悪いなぁはっきり言いなさい!」

「す、すいません(汗)麻里ちゃんが・・・」

「麻里子に何か言われたの?」

「一緒に住むという事はそのぅえーと(汗)」

「は・や・く(怒)」

「せ、せ、セッ・・・・・クスを「ストップ!!」

「はぁはぁはぁ・・・」

もう、麻里子は(怒)

「あのね、そんないきなり押し倒したりとか
襲ったりしないよ、優ちゃんだってそうでしょ?」

「も、もちろんです!!」

「そう言うのは私達のペースでやって行けばいいんだから」

「そ、そうですよね、キスだってまだ片手で数えれるほどしか
してないんですもんね(´-∀-)」

「・・・・・・・・」

「にゃんにゃん?」

「もしかしてそんな事で陽菜を避けてたの?」

「だって、にゃんにゃんを見ると妄想が止まらなくて(汗)」

「変態・・・・」

「こ、これでも健康優良児です!」

「もしかしてこの前の鼻血って・・・・」

「うっ・・・(汗)」

はぁ、本当の裸見たらどうなるんだろう・・

少しずつ免疫付けささなきゃ

まずは一緒にお風呂からかな(бвб)