優子

進路も決まり勉強は少々サッカーに明け暮れ毎日

「佐江ちょっといいか・・・」

「優子どうした?」

「俺、陽菜を幸せにしてやれないかもしれねえ・・・」

「ん?急にどうしたんだ」

「俺持てないみたい・・・」

「なにを?」

「才加兄と佐江が持ってるもの・・・・」

「・・・・佐江にクイズ出してる?」

「違うよ、わかるだろ」

「身長?」

「ちがーう(怒)」

「じゃーあそこの長さ?」

「俺の方が長いし」

「なんだと、測ってくらべようじゃないか(怒)」

「望むところだ!・・・て、ちがーう(怒)」

「なんだよ、はっきり言えよ」

「俺子供出来ないみたいなんだ・・・・」

「はぁ?病院行ったのか?」

「行ってないけど・・・・
たまにゴムしてるふりして生でして
中だししてんのに全然出来ねえ・・・」

「佐江のねえちゃんになんて事するんだ!ととりあえず言っておく」

「とりあえずって・・・」

「女性にはタイミングがあるみたいだから
たまにだったらたまたまずれてたんじゃねえの?」

「いや違う・・・俺調べて計算してやってるもん」

「まだ中学生なのに出来たら大変じゃんか(汗)」

「今からなら赤ちゃん出来るの高校になってからだからいいかなって・・」

「男は18才だろ」

「結婚は出来ねえけど一緒に住んでるんだから一緒じゃん」

「あのなぁ、子供出来たら籍に入れるんだぞ
結婚してないんだったらにゃんにゃんは
未婚の母になるじゃん
苗字も秋元になるんだぞ」

そうか・・・・そこまで考えてなかったぜ(汗)

「佐江すげーじゃんどうしたんだ」

「これでも一児の父親だからな<`〜´>」

「おぉぉ偉くなったように見えるぜ(汗)」

「偉いんだよ、立派な社会人だぜ」

「・・・・・・」

「優子は焦り過ぎなんだよ」

「だってにゃんにゃんがぁー」

「年齢気にしてんのか」

「里加とか麻友とかをスゲー可愛がってんじゃん
絶対子供好きなんだよなー
自分の子どもだったらもっと母性垂れ流して可愛がりそうだろ
見て見たいと思わねえか(-∀-`) 」

「可愛いだろうけどさ、姉ちゃんだから別に何とも思わない
それよりゆきりんと麻友の可愛さよ^m^」

「ゆき姉のどこがいいんだか
パン焼いたら焦がすし、飯もべちゃべちゃだし
おかずだってわけわかんないものばっか作るんだぜ
佐江よく死なないな(笑)」

バン!!

「うわっ(汗)」

「優子それ以上言ったらいくらお姉ちゃんでも怒るよ」

「りんちゃんが怒る前に佐江が殴る(怒)」

「ちょ、なんで話聞いてんだよって・・・はる・・な・・・
どこから聞いてたんだ(汗)」

「初めから全部」

「まじか・・・ごめん・・・」

「そんな狭い所に二人で入ってないで早く出てきて」

「はい・・・」

佐江とゆきりんは自分の部屋へ
俺たちも自分の部屋へ戻った