陽菜

油断した(汗)

「新年一発目だぜ(-∀-`) 」

と張り切る優子を可愛いって思っちゃって
まさかすぐ出来ると思ってなかったから許しちゃったのがまずかった

「どうしよう・・・出来ちゃったかも」

「調べたの?」

「私遅れたことないんだけどもう三日遅れてる」

「それくらいだったらまだわかんないね
でも、もしもの時の為に・・・」

「そうだよね、やっぱまずいよね」

出すのは早いに越したことはないから
次の日校長先生に、急ですが家庭の事情で
今期で退職したいと申し出た

二月だというのもあって後任が決まるまでは
いて欲しいと言われ承諾した

「ゆっぴーにはいつ言うの?」

「ちゃんと確認してから言おうと思ってる
ぬか喜びさせちゃったらかわいそうだし」

「出来てなかった時の学校辞める言い訳は?」

「妊活?かな(笑)」

「ゆっぴー張り切るだろうね(笑)」

「覚悟しとかなきゃ(汗)」

それから10日後検査薬を買ってきて試すと・・・



ふぅ・・・・今日言わなきゃ

その日の夜

「優ちゃん話があるの(бвб)」

「なになに?子供出来たとか?なーんてねアハッ(-∀-`) 」

「・・・・・・・うん(бвб)」

「・・・・・・・・・・・・・・・・えーと・・・・
今日4月じゃないよな」

「まだ2月だよ」

「調べたの?」

「今日2回調べた(бвб)」

「まじ!?」

「うん、まじ(бвб)」

「や、や、やったー!!にゃんにゃん最高ぜ(-∀-`) 」

ギュっと抱きしめられて少しほっとした

「でもね、問題が一つあるの」

「な、なんだ?」

「優ちゃんの誕生日前に産まれちゃうかも」

「嘘だろ(汗)」

「まだ病院に行ってないからはっきりは言えないけど
陽菜の計算だと誕生日あたりが予定日で
初産は早くなる傾向にあるからやばいかなって(汗)」

「そこは我慢して何とか踏ん張れないのか?」

「我慢してできるもんじゃないから(汗)」

「だよな・・・・秋元になるのか?」

「出生届は14日以内に出せばいいから
婚姻届けと同時に出せば大丈夫だよ」

「まじか♪」

調べたから間違いないよ優ちゃん

ソファーに座る陽菜の膝の上に寝ころんだと思ったら
お腹にそっと触れ

「俺みたいに慌てて出てくんなよ
にゃんにゃんみたいにゆっくりでいいからな」

「ふふふまだわかんないよ形もないかもだし」

「いいんだ、毎日こうやって話しかけてたら
俺の声覚えるだろ
産まれてきて話しかけたら笑ってくれるかもしれないじゃん」

「そうなったらいいね」

「お、おう・・・」

すぐには無理だけどね(笑)

「男かな、女かな(-∀-`) 」

「まだまだわかんない、優ちゃんはどっちがいいの?」

「そりゃー・・・・・」

「ん?」

「女の子がいいけどパパ嫌いとか言われたら俺死ぬ・・・(泣)」

「思春期は仕方ないよね(笑)」

「男だったらサッカー一緒にしたい」

「優ちゃんに似たらスポーツ万能だね」

「にゃんにゃんに似たら・・・・・
やっぱ女の子の方がいいな(汗)」

「むぅ・・・どう言う事かな(怒)」

「ほら、美男美女の子供だから絶対可愛いって(-∀-`) 」

「自分で言うかな(笑)」

「無事に生まれてきてくれたらどっちでもいい」

「優ちゃん・・・・(бвб) 」

「ママを苦しめるんじゃないぞ
ちっさく産まれておっきく育つんだぞ!」

「あっ・・・篠田家の男子は・・・・」

「だ、大丈夫!だと思う・・・・(汗)」

「小さい方が可愛いしね(бвб) 」

「小さいって言うな(怒)」

お腹に手をあてながら

「小さくてもパパのように心の広い人間になってね」

「陽菜・・・・」

「みんなに報告しに行こう」

「俺が一番?(-∀-`) 」

「麻里ちゃんにだけ相談したけどね」

「くっ・・仕方ねえか、篠田家は麻里姉が
全権を握ってるみたいなもんだしな」

「そう言う事、秋元家もやばいからね(笑)」

「確かに、才加兄は完全に尻に敷かれてるもんな(笑)」

「そうだねぇ、男の中では優ちゃんが一番偉そう(笑)」

「当たり前!おれは日本男児だぜ(-∀-`) 」

「・・・・・考え直そうかな」

「な、なに言ってるんだ(汗)俺は強さと優しさを
両方兼ね備えてる日本男児ぜ!」

「フフ、知ってる、日本一のパパと旦那さんになってね(бвб) 」

「陽菜は世界一!ううん宇宙一の奥さんだな」

「宇宙一のママは?」

「生まれるまでは俺だけの奥さん(-∀-`) 」

「甘えた〜」

「まだ子供ぜ(-∀-`) 」

そう言って抱き付いてくる優ちゃん

「こんな時だけ子供?」

「変幻自在(-∀-`) 」

「なにそれー(笑)」

笑いあった後急に真面目な顔をして

「ありがとう陽菜、絶対幸せにするから」

そこには今まで見てきた子供の優ちゃんはどこにもいなくて
カッコよくて大人になった優子が目の前にいた



おしまい


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