一年後


「CD発売おめでとう」

「アハッ(-∀-`) ありがとう♪」

「これで夢が叶った?」

「まだだよ」

「まだなの?て言うかなんで正装してるの?」

「夢を叶えるため!」

「意味わかんない」

「ついて来て」

連れてこられた場所は小さなホール

中に入ると真ん中に椅子が一脚だけ置かれていた

「そこに座って」

言われるままに座ると

「今から大島優子リサイタルを開催します(-∀-`) 」

リサイタル?陽菜だけしかいないのに?

「・・・・・もしかして優ちゃんの夢って・・・」

”にゃんにゃんの為だけのリサイタル開くね”

昔の言葉が頭に浮かぶ

「陽菜の為だけのリサイタルを開く事だったの?」

「覚えていてくれたんだね、嬉しい(-∀-`) 」

CD出せたら陽菜の為だけのリサイタルを開く
て言う約束を守るためにずっと頑張って来たんだと優ちゃんは言ってくれた

そして優ちゃんの好きだと言う曲とCDに入った優ちゃんの
独奏曲を弾いて聴かせてくれた

終わるころには陽菜の顔は涙でぐちゃぐちゃになってた

力いっぱい拍手をしていると近づいてきて
頭を撫でた後涙をぬぐってくれる

自分だって泣いてるくせに

「夢が全部叶っちゃったし約束もはたしたから
新しい約束してもいいかな?」

「どんな約束?」

「私が死ぬまで絶対に陽菜を離さない」

「優ちゃん?」

「だからこれからもずっと一緒に居て下さい」

「っう・・・・(涙)」

「返事は?」

「絶対に離さないでね、約束だよ」

「アハッ、約束!」



おしまい


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